TRIPSTER 野村訓市氏にインタビュー

BEAMS(以下、B):<BAND OF OUTSIDERS(バンドオブアウトサイダーズ)>のショップ・イン・ショップを手掛けた経緯をお聞かせください。
野村(以下 N):仲の良い友達が、デザイナーのスコットと仕事をしていて、そろそろ日本でも一緒に何かしら手伝ってくれる様な人を探さないとって時に、是非スコットに会ってくれないかと頼まれたのがきっかけです。
自分も<BAND OF OUTSIDERS>のシャツを持ってましたし、こだわる感覚が面白いなと思っていたので、会ってみたんです。
スコットは、自分達もPRはやりたいけど、いわゆるファッションブランドとか流行のブランドであるつもりはないし、元々映画製作会社にいて、服作りも独学で始めた事だし、カルチャーを含めた結果として洋服を作っていると。背景&カルチャーを理解してくれて、一緒に面白い事を仕掛けていける仲間が欲しいって話をしていたので、話が合うなと。
B:<BAND OF OUTSIDERS>の魅力は?
N:シンプルだけど、凄くこだわっていて、話を聞いて尚更こだわりを感じました。
飾りを付けずにかっこ良さを表現するのって、一番難しいんじゃないかなって思います。装飾のモノを足していって派手にするのは洋服じゃなくても簡単ですけど、シンプルだけど他所と違う様にするのが一番難しいかな。
スコットの作る洋服も、あるモノを上手く組み合わせて使って、刺繍をするでもなく他とは違うって見えるのが魅力ですね。
B:以前スコットにインタビューした際に言ってましたが、彼は結果として東海岸よりの商品展開にはなっているけれど、活動の場所は西海岸で、外から東海岸の動きを見ている方が、第三者の視点を持ち備えたモノ作り&アプローチが出来ると。野村さん自身も、マルチな活動をされていますが、インスピレーションの受け方は如何ですか?
N:そんなインスピレーションなんて、大それたことはないですけど。でも、外から見るってのは凄く良いと思います。中にいると見えなくなる事もありますし、内輪の言葉になってしまいますから。外にいた方が物事を客観的に冷静に見れますしね。
B:デザイナーのスコットは、野村さんから見てどういった印象ですか?
N:多動症でね(笑)アイデアが凄いある人で、話すと面白いんですけど。色んな事に興味があって話が飛ぶんですよ。人と話してても、面白いと思ったらメモっていきなり考えだしたりね。色んなアイデアが出て、落とし所には困るんですけど、お互い会話が出来ているんで面白いです。彼が思う事をやるだけでは、僕らの意味もないし、双方が相談出来る良い関係ですよ。
B:最近気になるコト・モノはありますか?
N:んー色々なコトに興味あるんでね・・・景気を含めたファッション事情?ですかね。
景気が悪いからファストファッション的なモノが売れるのは良いと思います。無理して高いモノを買う必要もない。でも何のこだわりも持たないのはつまらないんですよ。安い服でもこだわろうと思えばこだわれるはずで、型がこうだから俺はこっちなんだ!っていうのがこだわり。高いからって、そっちを買う必要はないと思います。どうせ買うなら、これが良いっていうこだわりは必要だと思うし、世の中すぐ右向け右になりがちだからね・・・それが一番気になるコトですかね。
B:今後の展望は?
N:楽しく働ければ(笑)今景気が悪いからモノが売れないけど、絶対誰もがモノを買わないとはならない。モノが良ければ人はそれを買うし、仕事も良い働きをすればなくならないし。今後も以前と変わらず、興味のあるコトだけやっていけたら良いなって思います。いつも聞かれますが、特に大それた計画がある訳でもないし、ただ楽しくやってれば面白そうな仕事を振って貰えたりとか・・・それで楽しくやってれば良いのかな。




