ALDEN SHOE COMPANYの工場を訪問

ALDEN SHOE COMPANYの工場を訪問

1884年、アメリカ・マサチューセッツ州に設立された「ALDEN SHOE COMPANY」。シェルコードヴァンに代表される上質な素材を使用したアメリカントラディッショナルシューズを頑なに作り続けている、アメリカを代表する高級紳士靴の生産メーカーとして知られています。世に名だたる名作を送り出し、世界中のファンに愛され続ける<ALDEN(オールデン)>。その心臓部とも言える工場を訪問し、その生産工程を見せていただきました。

住宅地から少し離れ、鬱蒼と生い茂る緑を抜けると、そこに<ALDEN>社の工場があります。自然豊かな環境、心が解放される程の広大な敷地。それこそが、永きに渡り繁栄し続ける所以なのでしょうか。また、毎朝社長自らが国旗掲揚を行う日課にも歴史の重みを感じます。

工場内も案内してくれました。製造工程に使用されるラストをこれだけ多く抱えるのは、さすが<ALDEN>。見るもの全てに驚きと感嘆です。資材も膨大で、向こう9ヶ月の生産分をストックしています(これはほんの一部)。

モデルによって使い分ける金型を使用し、職人が目分量ながらも無駄のない様にレザーをカット。カッティングされたレザーは、ソーイングセクションへ。ベルトコンベアを使用した、一連の流れ作業は<ALDEN>社ならではの光景です。

続いてラスティングセクション。ラスティングマシーンを使用し、ヒール、トゥ、サイドとアッパーを釣り込んでいきます。 アッパーの吊り込みが完了すると、ボトミングセクションへと工程が進んでいきます。アッパーにウェルトを縫い付けた後、粘着性のあるコルクを平たく伸ばしながらインソール底部を隙間なく埋め、その上にスチールシャンクを敷きます。コルクは、履き込むごとに人の足型に馴染む役割を担い、シャンクは人間でいう背骨となり、インソールの沈みを軽減させます。オールデンでは、その背骨的役割を果たすシャンクを木型によって使い分けるこだわり様。
その後アウトソールの取り付けを経て、フィニッシィングへと移ります。 フィニッシィングセクションでは、ドレッシングを塗布し、バフィング、ハンドペーストフィニッシュを施され完成に至ります。

最後に<ALDEN>ならではのお話を一つ。代表的なモデルでもあるタッセルモカシンや、ペニーローファーなどに見られるスキンステッチは、熟練の職人が目分にてハンドソーイングを行います。縫い幅を一定に保ち作り続ける技術に、プロフェッショナルとしての神髄を見る事が出来ました。

また今回、貴重にも<ALDEN>社 社長 ARTHUR TARLOW氏にインタビューを行いました。併せてご覧下さい。

*2010年7月31日から「BEAMS PLUS原宿」にて開催される「ALDEN TRUNK SHOW」。当イベントに連動して、スペシャルサイトを開設しました。過去の人気モデルに対して投票をいただき、1番リクエストの多いモデルをBEAMS35周年記念モデルとして復刻販売いたします。もちろん、抽選でプレゼントも!つぶやきサービスサイト「Twitter」を利用したキャンペーンですので、みなさま奮ってご参加ください。