NICHOLAS DALEY 一問一答

2017.10.25

こんにちは、安武です。



先日来日し、一緒に食事したり取材を受けてもらったりしたNICHOLAS DALEYのデザイナー、ニコラス・デイリー。

来日直後にInternational Gallery BEAMSで勉強会を行ったので、その様子を一問一答形式でブログに書きましたよ。




International Gallery BEAMS(以下IG)17FWのテーマは?


NICHOLAS DALEY(以下N・D):17FWのテーマは”ブラックウォッチ”だよ。

僕のお母さんはスコットランド人。スコットランドにある生地ミュージアムから発展させたコレクションなんだ。

ロンドンの過去のアーティストがタータンチェックを多用していることから、

タータンでも抑えめの色を使用して、大人っぽくしている。

英国軍が依頼している工場で作られた生地なんかも使用しているよ。





IG:タータンチェックは、英国人にとってどういった思い入れのもの?


N・D:タータンチェックというのは、歴史がある柄。スコットランドとイギリスが戦っている時に、イギリス人が着ることを禁止されていたという歴史があるんだ。だから、イギリス人が着るのは反抗精神の表れかもしれないね。

伝統と反骨、相反するイメージがあって、イギリス人にとってはとても思い入れ深いんだ。




IG:今回のコレクションで気に入っているアイテムは?


N・D:すごく歴史のある柄のブラックウォッチを使ったマフラーが気に入っているよ。

太い糸を使っているけど、柔らかくてソフト。

あと今日被っているニットベレーも気に入っているよ。

あと、毎シーズンIGの為のエクスクルーシブアイテムを作っていて、個人的にそういったアイテムをコレクションの中に付け足していければなあと思っているんだ。

僕の彼女がIGエクスクルーシブアイテムを気に入っていたから、ウィメンズサイズで作ってあげたんだ(笑)


話は変わるけど、18FWシーズン、ジョージコックスとのコラボレーションシューズ。80年代からあるスニーカーをベースに作成したよ。これもオススメ。




IG:取り扱いが増えているが、工場の背景は変わったか?


N・D:オーダーが増えたことで、同じ工場で作るのが困難になっているケースがあるが、英国の工場というのは貫いている。また工場のオーナーの考えや姿勢がマッチした工場で作ろうと思っている。




IG:取り扱い店舗が増えたが、ビームスがピックアップする内容は他とどう違うか?


N・D:取り扱い店舗によって、かなり違う。ロンドンのドーバーとIGは近いものを感じる。ベルフェスト(英)はまるっきり違って、お客様がアイルランド人メインなので、違うものをオーダーしているよ。

前回勉強会をしたときに女性のお客様がパンツを試着したことを聞いて、そうゆう可能性を知れたのが新鮮だった。

ドーバーストリートマーケット(銀座)はキルトやジャケットをオーダー。スタンドカラージャケットはほとんどの取り扱い店舗がオーダーしてくれたね。

全てを見渡しても、やっぱりIGのオーダーはベストだと思っている。自分のコレクションを理解したバイイングをしてもらっているよ。




あっという間に時間は過ぎていき、夜10時から予約していたお好み焼き屋で食べ始めました。

ニコラス、疲れているだろうけど全く嫌な顔せずに真摯な対応をいつもしてくれます。

日本人らしい気の使い方が出来る英国人なんです。


そんな彼が作る、本格派の洋服。

是非店頭で手にとって見て欲しいなあ。



安武