STYLE NOT FASHION 114

大岡 靖治 2017.09.09

こんばんは大岡です。


久々に『靴』に焦点をあてました。


今後自分自身が選び、履いてきた『靴』について、当ブログで紹介して参ります。


沢山持ち合わせている中、1足目に選んだ靴は

こちら


『CROCKETT&JONES』

モデル名は『CHAIRMAN』です。






最初で最後の1足になるかも知れない…

『CROCKETT&JONES』の靴です


現在はカタログに載っていませんので、

廃盤だと思います。




こちらの『靴』は約20年は履いてます。


ドレスシューズの中では、コンスタントに出番がある『CHAIRMAN』履き続けた結果、この様な状態になりました。


『雨にも負けず…』『カビにも負けず』と言った感じで愛用して参りました。




こちらの『靴』は以前ブログで取り上げた一足。新品では出せない、靴本来の美しい状態だと思います。


所有者の人柄が伝わって来るように感じます。




『CHAIRMAN』のトゥシェィプはセミ・スクウェア・トゥでした。



経年変化による、原型とは異なる見えかたになりました。


特に足幅は自分自身の体重を支えている箇所である為、足形の癖が出やすい箇所になります。


例え原型を留めていなくても、自分自身が快適に履ければいいと思います。



クリーナーは特に使用しておりませんのでひび割れが数ヶ所見られます。


使用年数と履きかたを考えれば、このくらいは、アッパーも傷んできます。


久々に磨き、新品では出せない、まだらな光かたをし、履きこんだ感じも全面に出て来ました。




こちらの『靴』もクリーナーを使用せず、クリームの重ね塗りを繰り返した状態です。


写真で見た『チャールズ皇太子愛用の靴』や『ジョージ・クレバリーの工房』で見た靴もこの様な状態の靴がありました。





私の靴も、クレバリーの工房で見た靴のように、クリームを重ねて塗り込む状態を繰り返してきた為、この様な状態になりました。




アッパーを綺麗な状態を望む方、割れなどを気にする方には、数回に一回はクリームで汚れを落としてから磨くことをお勧めします。




この様なクリーナーを使用せず、クリームの重ね塗りを繰り返す手法も『靴の履きかた・磨きかたの一つ』として捉えております。





着用時に右足ヒール・カップに革がめくれあがった事がありました。

革のめくれあがりを、自分で接着剤を使用し補修した靴です。


画像では分かりづらいかも知れません。

そのくらい、裂けた箇所が目立たなくなりました。


補修後…俄然愛着が湧いてきました。




こちらもステッチが裂けましたが内側から革をあて、ステッチを入れ直しました。


お客様も愛着が沸いていることでしょう。





オールソールは一度行いました。


まだ数年は履ける状態です。




気に入った物を長く使う。


私自身『安い靴を買うほど裕福ではない』ので、あと数年は大事に履いて参ります。


それではまた。