SALE品のご案内~オーストリアの藍染め生地~

片桐 2016.12.24

年の瀬を控え、そろそろセールの気配が何となく感じられるようになってきました。

BEAMSでも「店内一部SALE」として、今冬の一部商品が既に値引きになっています。

fennica(フェニカ)でも同様に今冬商品の一部の他に、前シーズン以前の商品もかなりの値引き価格で店頭に並んでいます。

今回は、その中でもあまり目にする事のない、ヨーロッパ、オーストリアのインディゴ(藍染め)生地に注目してみようと思います。



好評に付き、完売しました(2017.01.09)。

   


Blaudruckerei KOO

Biaudruckereiはドイツ語で、直訳すると「ブループリントショップ」、または「藍染工房」といった所でしょうか。工房の名がKOO(コー)、 Steinberg(ステインベルク)という、オーストリアの首都ウィーンから南東に下った街にあります。藍染はインドが発祥で、オーストリアにも時を経て伝わり、近隣のチェコやポーランドにも派生し同様の藍染が今でも残っているそうです。しかし現在、オーストリアでは昔ながらの藍染が出来る工房は、このKOOを含む僅か数件しか残っていないとのこと。fennicaでこの生地を取り扱う事になった経緯は、同じくオーストリアのShoesブランド、ROSAMOSAがこのKOOの藍染の布や革を使用したコレクションを発表した際に、fennicaのディレクターであるテリー・エリス、北村恵子が興味を持ち実際にKOO工房へ訪れたのが始まりです。

現在、fennica(フェニカ)では計5柄の取り扱いがあります(画像:下4柄と更に下の1柄)




一見すると日本やアジアのものにも見えますが、ヨーロッパのシャツやブラウス、ワンピースといったワークウェアにも使われてきたような生地、といえばイメージが伝わるでしょうか。生地の裏表に柄が施されたリバーシブル仕様です。



製作過程は機械を使うものの、その実、手作業による所も多いのです。順を追って見ていきましょう。まずはローラー状のブロックプリント用の版にワックスを塗り、布に当て、回しながら版押ししていきます。ここで白い、染まらない柄の部分を作ります。



柄によっては手作業で版押ししていくことも。





こうして出来たものをピンチで一つ一つ留めて、



藍甕(あいがめ)に浸すわけです。



画像では静謐な、趣のある光景にも見えますが、水分を含んで重くなった生地を持ち上げて運んだり、冷たい水で何度も洗ったりと大変な労力と手間をかけて作られています。しかし、こういった過程を経て丁寧に作られた生地は華やかとはいえなくとも、言い知れぬ美しさを感じさせます。

作業の様子は動画でもご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=QxWxd0qKHCs

新品の内は洗う度に水は真っ青になるし、色移りもあります。それでも根気よく使って洗って使って洗って、を繰り返す内に風合いが増していくものです。急がずゆっくり長く付き合って変化を楽しむ、そんな布です。切ったままで吊るしたり、テーブルクロスにしたり、腕に自身のある方は是非お洋服にも挑戦してみてください。


さて、気になるお値段ですが、1mごとの価格です。

mで¥6,500+税→¥650+税 とかなりのお得感があります。 ←完売しました。

(品番:6698-0141-305)

※ロール状に巻かれた生地をカットして販売する為、返品・交換は不可です。


もちろん、定価からいきなりこの価格になった訳ではありませんが、それにしてもお得です。何度も言いますが。

今後の入荷は全く未定ですので在庫に限りがございます。この機会にこの美しい布たちを手に入れてみませんか?

              


   Katagiri