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2017.03.19

<cantate(カンタータ)>は、フランス語で”オーケストラ伴奏つきの声楽曲”を意味する。この<cantate>は、新しいブランドを展開したいという思いで様々な人に「いいブランドないかな?」と聞いていた時に、全く別方面の知人2人から奇しくも出てきたブランドだ。聞くとドメスティックで、ドレス顔の洋服、クオリティがすごく良いとのこと。ブランドのPRをayameの西野さんがしているということで、早速西野さんに電話してデザイナーさんとつないでもらった。 「実は16年秋冬の展示会が終了してまして…自宅兼アトリエになるのですが、こちらでしたら全ての洋服がご覧いただけます」とのことで3月のまだ肌寒い時、<BEAMS F>ディレクターの西口と二人で指定の場所に向かった。最寄り駅から徒歩10分のマンションの一室、狭いながらも部屋には<LOUIS POULSEN>のライトや、トルソー、<JOHN LOBB>のウィリアム、<Aesop>のアメニティがミニマルにセンス良く置かれている。そこで2時間みっちりデザイナー自身の口からアイテムに対する一つ一つを説明してもらった。有名ドメスティックブランドの生産を行っていただけあって、日本でのものづくりに関してとても詳しい。何より職人さんと直接やり取りをしているので、洋服のパターンや縫製、作り方はもちろん生地や糸のことまでとても造詣が深い。そして「自分は日本の<HERMES>と呼ばれるようなブランドを作りたい」とまっすぐな目線で気持ちをぶつけてきてくれた。このカバーオールは経糸にカリフォルニア産コットン、緯糸に硫化染めのグレーの糸を合わせた平織りのデニム。独特の毛羽立ち感が面白い。何より作りに関して驚いた。ステッチを極限まで細かくしているのはもちろん、なんと袖はアイロンでクセ取りをしているというのだ。テーラードジャケットを作る際に使われる技法をカバーオールで作ってしまうなんて。どうりでドレス顔なカバーオールなわけ。

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