LOVE

東北の復興支援、障害者・LGBTの支援活動など、
様々な社会問題に積極的に関わるBEAMS。
彼らを突き動かす情熱とは? 活動に込めた想いとは?
BEAMSならではの視点で取り組んできた
社会支援活動をご紹介します。

多様な個性が認められる世の中を実現したい。

多様な個性が認められる世の中を

実現したい。

事の始まりは、女優の東ちづるさんが、ある1枚のスカーフを身につけてテレビに出演されたことでした。当時、フェルメリストビームスで販売していた綿のスカーフなのですが、それは「工房集」のアーティストの作品がプリントされたテキスタイルを使ったものでした。それをご覧になった「工房集」の関係者の方から東さん宛にお電話があり、その後東さんからご連絡をいただいた私は、最初は東さんに引きずられるような形で「工房集」の製作現場を訪れました。

「工房集」は埼玉県川口市にある福祉施設で、所属するメンバーの「表現活動」を仕事につなげるアトリエです。メンバーは皆、障がいを持った方々で、他の施設では受け入れが難しいと言われた方や、症状の重い方も、積極的に受け入れてこられた施設です。メンバーが表現活動に専念できるよう整えられた環境で、例えそれまで創作活動を経験したことのない方でも、メンバー同士の表現に刺激を受け、自然に個性的な表現が生まれるといいます。ここで開花する才能は周囲を驚かせ、その芸術価値は世界からも高く評価され、計り知れない影響をもたらしています。

私も、まさにそうでした。初めて工房集を訪れた時、その作品の強さに心を打たれました。

すぐに行動を開始し、社内の企画担当者に現場を見てもらい、作品をテキスタイルに起用した洋服や雑貨の製作、販売につなげました。

ここで改めて申し上げますが、私には「支援するため」という意識はなく、生地屋さんで、オリジナリティのある生地を探すのとまったく同じ意識で取り組んでいます。まだ世に出ていないものをいち早く、発信したい。その素晴らしさをお客様にお伝えしたい、それだけなのです。

そして、願わくばこの素晴らしい作品たちがBEAMSだけでなく、他社でも取り上げられたり、さらに言えば生地屋さんが普通に取り扱ってくださること、スタンダードになること。それが一番だと思っています。

素晴らしいものは素晴らしい。もし、何らかの偏見が理由で見逃されることがあるのであれば、それはとても勿体ないこと。

こういった偏見を無くす活動をBEAMSは推進しています。「まぜこぜの世界」を提唱する「Get in touch!」の活動に共感し、「世界自閉症啓発デー(Warm Blue Day)」や「TOKYO RAINBOW PRIDE」のスタッフTシャツの提供を通して、自閉症やLGBTに関する正しい理解や受け入れが進むよう後押ししています。また、ダイバーシティの観点では、渋谷区と結んだS-SAP(ソーシャル・アクション・パートナーシップ)協定のもと、LGBT※や福祉、働き方改革などに関する取組みを進行中です。そして2017年には、多様な個性を応援する気持ちを込めて、レインボーカラーのBEAMSロゴを発表しました。

私は、様々なブランドのバイイングを経て、ディレクションを経験してきました。ものの良し悪しを判断するためには、先入観をなくし、何事もフラットな眼で見ることが必要です。そんな性が、フラットな世の中を待ち望んでいるのかもしれませんね。

  • ※LGBT:Lesbian、Gay、Bisexual、Transgenderの頭文字をとった単語で、セクシャル・マイノリティ(性的少数者)の総称の一つ。

採用メッセージ

社長室 室長

窪 浩志

堂々とマネのできる人がいいですね。マネしている中から自然と「自分らしさ」が出てきます。最初から奇抜なことをする人は後々定まらず、迷ってしまう。「マネ」はとても勇気のいることですが、素直に影響されることがBEAMSで成長していく秘訣かもしれません。

NEXT PROJECT

KENDAMA TOHOKU

「KENDAMA TOHOKU」プロジェクト

~産業復興支援について

「KENDAMA TOHOKU」

プロジェクト

~産業復興支援について

「KENDAMA TOHOKU」プロジェクトは、けん玉を通して東日本大震災の被災地 東北を支援する、ヤフー復興支援室とビームス創造研究所の共同プロジェクトです。支援にも様々な形がありますが、このプロジェクトでは「生活の基盤となる産業復興の支援が大切」と考えて取り組んでいます。また、私たちが得意とする「発信する」ことを通して、その動きが波及していくことまでを視野に入れています。

ことの始めは2012年、ヤフー復興支援室の長谷川琢也氏と東北被災地を視察したことです。各所を回っていると、伝統的な技術を駆使した素晴らしいものづくりをしている工場や工房が多いことに改めて気づきました。そこで、ものづくりを通して復興のお手伝いができないかと考えるようになりました。

その中に、日本一の生産地である、けん玉もありました。視察中、長谷川さんは、けん玉を持ってきていたのですが、石巻に行ってみると、なんと若者がけん玉をやっていたんです。当時、アメリカのスケーターの間でもブームになっていたこともあり、けん玉を軸としたプロジェクトを企画することになりました。

国内外のデザイナーにデザインしていただいたけん玉やけん玉ホルダー、トートバッグなどをいくつかの工房にお願いして、製作していただきました。今も新たにデザイナーやデザイン事務所に依頼して、商品を販売し続けています。

ただし、けん玉グッズは「黙っていても売れるもの」ではありません。そこで、「けん玉自体を盛り上げるために」いくつかの試みを行いました。

例えば、2014年8月28日には、ギネス世界記録™に挑戦・達成しました。BEAMSスタッフが一堂に会する社内運動会で、「とめけん」というけん玉の技を同時に成功させた最大人数568人としてギネス世界記録™に認定されました。当日の代々木体育館には、メディアの取材も入り、失敗できないという極度の緊張はありましたが、無事達成できホッとしました。様々なメディアでニュースになり、一定の成果はあったかなと思っています。

2015年には、人気HIP HOPグループのRIP SLYMEの楽曲「ピース」に乗せ、けん玉を使って体を動かす「けん玉体操」を日本けん玉協会と一緒に作り、PVも製作して、ネット上に公開しました。気軽にけん玉を手に取ってくださるきっかけになればと考えています。

また、これも引き続き行っていることですが、店頭や様々なイベントの場で、けん玉のワークショップを開催しています。プロのけん玉プレイヤーが参加してくれることもあり、毎回盛り上がりを見せます。草の根的に、根付かせていこうという試みのひとつです。

工房が持つものづくりの技術。BEAMSが培ってきた企画力。お互いが得意とするところを持ち寄って、一緒に盛り上げていくことこそがコラボレーションの本来の特長であり、単に別注商品を作って終わり、ではないんですよね。

「KENDAMA TOHOKU」スタート以降、地方自治体や地域の産業との仕事も増えて、佐賀県のプロジェクトチーム「FACTORY SAGA」とのコラボレーションや、有田焼の器のプロデュ―スなども行いました。地域に根ざした産業にBEAMSのアイデアを加えることで、地方創生にも貢献できるかもしれない。今後も、会津の「起き上がりこぼし」を題材にしたけん玉を製作していただいたりと、まだまだ続けていきます。支援というのもおこがましいですが、支援において大切なのは「続ける」ということだと思います。この活動を通して生まれた縁、それを繋げたり、自然に繋がったりすることが、一過性ではなく長期的な、本当の意味での支援に繋がると考えています。

採用メッセージ

ビームス創造研究所 所長

南馬越 一義

BEAMSは、閃きを形にする思い切りの良さと柔らかさを備えた会社です。
やりたいことを自由にできる環境が整っているので、やりたいようにやってください!