ShINC. MAGAZINE × TAKAMURADAISUKE「半LOVE 」

ShINC. MAGAZINE × TAKAMURADAISUKE「半LOVE 」

Information

新人発掘をテーマに1989年に創刊され、その斬新な切り口が話題になった伝説の写真雑誌“Sh・I・N・C”が、五味彬を中心に写真家の作る写真雑誌“ShINC. MAGAZINE”として2012年に復活しました。ShINC. MAGAZINE×TAKAMURADAISUKE「半LOVE」と題した本展では、大和田良が編集人を引き継いだ3号目の表紙から巻頭を担うTAKAMURADAISUKEが、2007年より制作し続けているラブ・ホテルを撮影した作品「半LOVE」を中心に展示、販売します。

またこれまでに刊行された”Sh・I・N・C”と”ShINC. MAGAZINE”も併せてご紹介致します。どうぞご期待下さい。

「『ShINC. MAGAZINE Vol3 では表紙から巻頭にかけて、今回エキジビションを行うTAKAMURADAISUKEを紹介しました。雑誌という形態で作品を見せることには、まだこの作家を知らない多くの方にも知ってもらえるという点で良い部分があります。しかしながらそこで見せることができる写真は印刷によって刷られたものです。私が考えるShINC.の行うべきことは、様々な角度から写真を観察し、またそれを読者に返していくことだと思っています。その点で、実際のプリントによる「写真」を見てもらうこともまた、雑誌を行っていく上で大変重要なことだと考えるのです。そこで今回私が企画したのがB GALLERY におけるTAKAMURADAISUKE の個展でありました。彼の作品は一見派手に見えながら、実は大変繊細な色使いと階調が備わっています。その本来の色がプリントで再現されたものには、印刷とはまた違った見応えを感じられることではないかと期待しています。ShINC. MAGAZINE としては、彼の作品を通して写真の魅力に触れて頂ける機会になれば幸いです。』 ―大和田良

『最初に向かったのは千葉県の房総半島だったと思う。陸から突き出た半島のさらにその“さきっぽ”。最初の何かに無謀に晒されるところ。最後の何かがたどり着くところ。様々な何かが吹き留まるところ。車を走らせると向かうのはいつも“さきっぽ”ばかり。尖端、半島=peninsula、ペニス。ぼくが“ラブ・ホテル”を最初に意識して撮ったのは、2007 年に下北半島を目指し北上していた途中、青森県八戸でのことだ。そのあっけらかんとした外観をよく覚えている。そこにはだいたい“ラブ・ホテル”がある。そこには作為された意図以上の何かが、或いは無作為の何かが全くのマテリアルな世界として存在している。いつからかその“何か”を写真にしたいと思うようになった。今までいろんな“さきっぽ”に行ったが、そこにはもう既に“何か”が存在していて、ぼくにとってはそれらに出逢えるかが全てだ。そして気がつけば、今ここには“ラブ・ホテル”の写真ばかりがある。』― TAKAMURADAISUKE

※会場BGM:湯浅学(音楽評論家 / 湯浅湾)選曲による『半LOVE』のための Back Ground Music を会場でおかけします。

大和田良(おおわだりょう)/写真家

1978年仙台市生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学院メディアアート専攻修了。2005年スイスエリゼ美術館による「ReGeneration.50 Photographers of Tomorrow」に選出され、以降国内外で作品を発表している。2011年日本写真協会新人賞受賞。著書に『prism』(青幻舎)、『ノーツ オン フォトグラフィー』(リブロアルテ)、『FORM』(深水社)、『伝わる、写真。』(マイナビ)など。

www.ryoohwada.com

TAKAMURADAISUKE

1977年札幌市生まれ。2002年、東京工芸大学芸術学部写真学科細江英公研究室卒業後、イイノ南青山スタジオ入社し、2005年に独立。2012年、NANOOK所属。受賞歴として、第1回リトルモア新人賞グランプリ受賞(2003年)、毎日新聞広告デザイン賞準グランプリ受賞、第1回FOIL AWARD入賞(2004年)、第1回リトルモアBCCKS写真集公募展入賞(2008年)、APA AWARD入賞(2013年)がある。

nanook-gift.com