ブリッラオリジナルの細かいこだわり

無藤 和彦 2018.09.28

こんにちは無藤です。

だんだん気候も涼しくなってきて、秋冬物が着れる季節になってきました。ある日店舗に行ったときに、お客様とスタッフの会話が聞こえてきました。ブリッラのオリジナルスーツをご試着されているお客様が、「このボタン、何で出来てるの?」とのご質問にスタッフは即答できませんでした。これはもしかしたら、ブリッラのオリジナルスーツは付属部品にも強いこだわりを持って作っている事が、スタッフ達に浸透していないのかと思い、お客様方にお伝えするとともに、スタッフも再度確認をしてほしいです。


ブリッラのオリジナルスーツ&ジャケットに使われているボタンは、「水牛のホーン釦」です。これは、洋服をお好きな方ならご存知だと思いますが、ボタンの中の最高峰のものです。そして、ボタンを見ていただくとボタン留めの穴がものすごく小さいのがお分かり頂けると思います。これは、ナポリなどのサルトリアで使われているボタンをモチーフに作ったのですが、穴が小さいためボタン留め用のミシンが使えず「手縫いでないと取り付けられない」工場泣かせのボタンなんです。


さらに、ボタンホールについては、全て「手縫い仕上げ」です。せっかく最高峰のボタンを使った製品のボタンホールがミシン縫いでは服好きのお客様方をうならせることは出来ません。手縫いのボタンホールは、「先メス」といって、先にボタンホールの穴をあけた箇所を手縫いで仕上げていく技術ですが、ボタンホールが柔らかくほっそりと仕上がり、高級感が全然違います。これもまた、ミシン縫いより何倍も時間のかかる仕上げです。


最後にAMFステッチ、このステッチはミシンを使いますが、もの凄い低速でゆっくりと使わなければミシン糸が切れてしまう繊細なミシンなのですが、この様にゆっくりとステッチを打って行くことで、手縫いで入れたステッチのように、多少ばらついた、良い意味での不均等的な雰囲気を出す事が出来ます。いかがでしょうか、ブリッラのオリジナルスーツは、服地が高級というだけではなく、細かい部分にもこだわりを持って作っている事がお判りいただけたでしょうか。最後に、リングジャケット様、ブリッラオリジナルの仕立ての良い製品づくりに多大なご協力いただき感謝しております。