<SEEALL>FOUNDATION MEMORY

島田 玉奈 2019.09.10

ショウウインドウはすっかり秋色。

もう秋のお買い物はされましたか?


さて、今日は2019年秋冬デビューの注目ブランド<SEEALL(シーオール)>のご紹介です。

イタリアで<MAISON FLANEUR(メゾン フラネール)>を立ち上げ、

デザイナーとクリエイティブディレクターを兼任していた瀬川誠人さんが

2019年に帰国し、よりコンセプチュアルなディレクションを目指して

立ち上げたブランドです。




瀬川さんが世界中で出会った職人の技術の伝承と共に、

ご自身のインスピレーションの源ともいえる音楽やアートをはじめとした

あらゆるサブカルチャーから着想したユニバーサルなもの作りを追及しています。

今日はそのなかでも、私のお気に入りの一着をご紹介します。




ディレクターの安藤が着ているのは一見ニットコートのようですが、

実は手織りの織機で織られたラマウールの織り物のコートです。




ラマとはアルパカよりも1.5倍ほどの大きさで、古くからアルゼンチンの人々は

ラマを荷物の運搬してくれる家畜として生活を共にしていました。


ラマの毛は保温性・保湿性や耐久性を兼ね備えた素材としても用いられ、

家畜であるラマの毛を刈り、各家庭にあった手織り機で衣服としてもアルゼンチンの人々に
重宝されています。



こちらのコートもラマの染色していない天然の毛色をそのまま使い、

手織りならではのイレギュラーな表情が特徴です。

電動の織機では表現できない手作業の温もりと表情が印象的。


織り柄は1920年代から30年代にかけて、ドイツのでモダニズムに大きな影響を与えた

バウハウスのテキスタイルデザイナーの作品からインスパイアされたもの。


美しいテキスタイルや、リラックスしたシルエットだけでなく、

ひとつひとつに、素晴らしいストーリーがある普遍的な工藝に触れるようです。


羽織るだけでファッションを超えた、豊かなプロダクトデザインとしての素晴らしさや、

飽きの来ない美しさを<SEEALL>からは感じることが出来ます。




また瀬川さんがデザインから生産まで一貫して行われているので、

コストパフォーマンスとしても大変優れており、

希少な素材を、身近に感じされる価格で手に入れることが出来るのも

魅力の一つです。



愛情をもって作られたもの。

消費ではなく、大切に所有すること。

自分自身の心が美しいと感じるもの。


是非、SHOPでONLINEでご覧ください。