Artek “Stool 60”のある暮らし-StyleⅠ-

2024.07.11

<Artek>の名作「スツール 60」を<fennica>が今提案したい組み合わせで。

先日<fennica>バイヤー 渡辺よりご紹介した、“Artek Stool 60 Leather & Wild Birch”の発売がいよいよ明日からとなりました。

<Artek>と<fennica>は、プロダクトの取り扱いはもちろん、2006年<Artek>ヘルシンキ本店にて『BEAMS EYE-Japanese Design and Crafts』の開催、<Johanna Gullichsen>のテキスタイルや久留米絣を特別にあしらった「スツール 60」の協働など、これまでに様々な取り組みをしてまいりました。


今回改めてフォーカスを当てた「スツール 60」は、アルヴァ・アアルトによって<Artek>設立前の1933年にデザインされ、昨年で90周年を迎えた世界中で愛される名作。


「スツール 60」のために開発されたL字型の無垢材の脚「L-レッグ」は複雑な接合部分を必要とせず、<Artek>の機能美が詰まったシンプルなデザインです。

また、自然素材によって経年変化が進み、「パティナ」と呼ばれる傷や色の表情の移り変わりが楽しめることも魅力ですね。

<fennica>では、この「スツール 60」の魅力を楽しむ提案として、1950年代に製造されていた「スツール 60」からインスピレーションを得て、Artek Stool 60 Leather & Wild Birch”を製作しました。


レザーは<Artek>のプロダクトの多くに用いられる、デンマーク<Sørensen>社の“Prestige”。経年とともに味わいを増す変化を楽しめるだけでなく、汚れや水、油分に強い表面保護加工が施されています。

全12色。ニュートラルカラーやブラウントーン、ダークカラーやアクセントカラーと、豊かな色調のパレットが素敵です。


“Wild Birch”は<Artek>と<Formafantasma>の協働で考案された新たな木材選定基準。“Wild Birch”を採用した「スツール 60」は、2023年最後の90周年モデルとして発売以後、<Artek>のスタンダードとしてラインナップに加わりました。

気候変動と工業化により、木材に節や昆虫の痕跡など自然ならではの特徴が多く見られるように変化する現代。その唯一無二の個性を認め、製品に使用する木材選定の幅を少し広げる取り組みです。

<Artek>Stool 60 Leather & Wild Birch
カラー:White,Cream,Anthrazite,Blabk,Beige,Nougat,Cognac,Coffee,D.Brown,Red,Wine Red,D.Green
価格:¥49,500(税込)
商品番号:56-92-0048-869



リリースに先立ち、スタイルサンプルとして2名のBEAMSスタッフの自宅で撮影した実例をご覧いただきましょう。

今回は、BEAMSならではのMIXスタイルを体現する、ジェネラルスタイルクリエイター 和田健二郎の自宅で撮影したスタイルサンプルを。

“Dark Green - 40676”


座面にクッションを入れずにレザー張りした「スツール 60」は、板座と同じようにサイドテーブルとしても楽しめますね。


後方には、イングヴ・エクストロームデザインのチェア「ラミノ」、<Artek>のゼブラクッションや「パーテーション 100」がレイアウトされています。


「スツール 60」の深いグリーンと“Wild Birch”が、色を増したパーテーションやレザーのシート、無垢の床材と調和しますね。


“Cognac - 40680”


こちらは、軽く持ち運びやすい「スツール 60」をキッチンで補助的に使うシーンをイメージして。大正末期の水屋箪笥やセヌフォ族のスツールなど、異なる味わいを持つ木の色目が並ぶと、インテリアに奥行きが生まれます。


その名の通り、コニャックのような赤みのあるブラウンは、存在感がありながらも溶け込む絶妙な色調。


それぞれが色を増す姿もまた楽しみなところです。


Wine Red - 40675


こちらもソファ前のサイドテーブルとしてレイアウト。後方にはパーシヴァル・レイファーが手掛けたレザーソファ、手前にカメルーン バミレケ族のスツールと、重厚感のあるダークトーンに深い赤が良い塩梅です。


ブラジルのミッドセンチュリーデザインやアフリカのフォーククラフトと並ぶフィンランドデザイン。様々な文化をクロスオーバーし、独特な趣きを与えます。


“Dark Green - 40676 / Wine Red - 40675 / Cognac - 40680”


最後に3色の「スツール 60」をスタッキング。落ち着いたグリーン、レッド、ブラウンは、スタッフ和田の選ぶ調度品の色彩と馴染みますね。

周りに並ぶヴィンテージのような、味わいある表情に育てていく過程もお楽しみいただきたいです。


次回はスタイルの異なるスタッフの自宅で撮影したスタイルサンプルをご紹介いたしますのでお見逃しなく。



販売開始:
7/12(金)18:00〜

レセプションパーティー:
7/12(金)18:00〜20:00
トークショー:
7/12(金)19:00〜

開催店舗:
[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
TEL:03-5368-7304
※エントランスフリー


販売開始:
7/13(土)11:00〜

販売店舗:
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階
TEL:078-335-2720
[オンラインサイト]BEAMS 公式 Online Shop




Mori



※「スツール 60」以外は全てスタッフ私物です。

ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。