〈CLASS〉にまつわるエトセトラ

田村 通隆 2024.10.08




International Gallery BEAMSの田村です。


こんにちは。

最後までお付き合いください。宜しくお願いいたします。


内緒にしてた訳じゃないですが、24AWから〈CLASS〉のバイイングにお店の代表者として行ってます。


他のブランドにも行ってますが、どのブランドも行く前からワクワク。

改めて服屋楽しんでます!

勿論ちゃんと精進もしてますからご安心ください。

今回は完納した〈CLASS〉から私田村のオススメをご紹介いたします。

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今期の〈CLASS〉は、

テーマ:本歌取り

サンプリング、カバーに近い感覚で、ブランドとしてはコピーになるだけとずっと抵抗があった意図的な引用に敢えて挑戦したそうです。


〈CLASS〉はデザイナーの堀切 道之氏自身からテーマ、コンセプトから始まり全アイテムを1つづつ丁寧に説明して貰うんですが、終始ド頭からラストまで痺れっぱなし!

まるで素晴らしいアルバムを聴いたように。


そんな痺れっぱなしの中から先ずは先行シングルなこちらを。






長年服屋してるアラフィフな私世代が無関心でいられなかった、あのブランドのコレクションラインで当時見た解体再構築なニットからの引用。


靴下をチョキチョキし繋げたニットに、80's〜アーリー90'sに日本を席巻してたし今も続くあのPARISブランドと、LONDONのブランド感が前後で表現されてるってそりゃ痺れるしリアルバイでした!







肘で靴下のサイン。サインの出し方も引用。

ホールガーメントながら平面的にさせない立体感を出すリンキングされてます。

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お次は、途中の転調が更に傑作度を上げるナンバーを。





〈CLASS〉のお家芸柄と勝手に思ってるハウンドトゥースとグレンチェック。

個人的にも大好きなこの2つの柄が左右でクレイジーパターンなんてそりゃバイイング決まり!


シルエットは80sなテーパード。

このシルエットは2000年代後期〜10年代初頭に、イスタンブール出身のあのブランドやUK好きでテーラードが得意なドメスティックブランドも引用してたなぁと思い出した田村の昔話し。




アウトシームにクラシックを軽く破壊するフリンジ。

それ抜きでも丈の長さやシングル? ダブル? どっちが良いですかね〜なんてお客様と悩みながら決めるのが楽しい服屋冥利なシルエット。

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お次は、3ピースバンドらしいタイトでソリッドな3分間rock 'n' rollナンバーを。






ピーターミリュエ氏の白T重ね着にブルージーンズと革靴という普遍なスタイリングからの引用。勿論あのブランドからもですよ。


じっくり見ると袖と襟だけ重なっていてボディーは1枚。
引き算スタイリングに移っている現在ジャケットからのチラ見せにどうぞ。

地味だがずっと評価される曲的なバイイングの自信作!
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ラストは正真正銘のキラーチューン!






少し前に展覧会があった倉俣史朗氏の言葉から引用し、服としても使えるオブジェクト。


素材はなんとステンレス!!

光を当てるとプリズム効果で屈折。

ワッシャー加工されたと現代のステンレス素材に対し、これまたお家芸の蓮の生地が。

因みにこの蓮の生地は、ミャンマーのインレー湖で採れる蓮の茎から糸にし織って生地にしたモノだそうです。


大昔からの存在する蓮の生地と現代に作られているステンレスの融合。


これぞ〈CLASS〉の真骨頂!と勝手に心で叫んだと同時に手に取ってバイイングしてました!!

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熱量多めとなりましたが、皆様のご来店をお待ちしております。


田村

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