ハイ&ロウ

Satoshi Tsuruta 2018.05.23


こんにちは、Tsurutaです。

ここ最近のブログで何度か、今シーズンの店内ディスプレイコーディネートをご紹介してきましたが、その中で「レギュラー古着感」という表現で僕が書いたものがあります。Martine Roseを筆頭に「チープなセコハン感覚の発色や素材加工を得意とするデザイナー」が2018年に台頭し始めている、という話です。ご記憶の方もいらっしゃいますでしょうか?この場合の「レギュラー」とは「ヴィンテージと呼ぶには至らない、まだ比較的浅い年月しか経過していないもの」という意味です。

この「レギュラー」と「ヴィンテージ」の境目は、人によって(時代によって、国によって)マチマチです。

ジーンズに関しては「リーバイスで言うところのビッグEとスモールeの間が境目」という感覚を個人的には持っておりますが…さて?

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ここでイベントのお知らせです。




(以下BEAMSオフィシャルサイトより引用)

ヴィンテージやアンティークからインスピレーションを得て、90年代にまつわるバンドのオフィシャルTシャツを中心に製作するブランド<Insonnia Projects(インソニア プロジェクツ)>。

この度、エクスクルーシブのNIRVANA復刻オフィシャルTシャツを発売するほか、デザイナー志鎌英明氏の私物アーカイブ(Tシャツ、ポスター、ポストカード、カセット、ビデオ、楽譜等)を額装して展示・販売します。 また、商品ご購入者にはシリアルナンバー入りのZINEを50名様限定で差し上げます。

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ここ数年の間に、古着屋の店頭で1990年代のバンドT(オルタナ/グランジ及びUK含む)がビックリするくらいの高値で売られているのを目にするようになりました。

当時(1990年代)に学生時代を過ごしたリアルタイムの世代としては、とにかく驚きのハイプライス。その頃もバンドTの価格が高騰したことはありましたが、それらは主に1970年代までのもので、代表的なところでストーンズ、レッド ツェッペリン、ピンク フロイドなどのレジェンド、他にヘヴィメタル、初期パンクものなど…。

リアルタイムで活動していた90年代バンドのTシャツは当然、現行品=レギュラーだったので、まぁよっぽどレアなものでない限りは普通に毛が生えた程度の値段で取引されていたかと思います。これはバンドT以外の古着全般にも言えることでした。ちなみにカート・コバーンはレギュラー古着の着こなしの達人でした。チープで小汚ない服がなぜ、あんなにカッコよく見えるのか、という。

そして2018年。NIRVANAの大出世作「NEVERMIND」がリリースされたのは今から27年前、来年(2019年)はカート・コバーンの死から25年というメモリアルイヤー。時代の流れるスピードの速さに驚くばかりです…。そりゃ、自分も歳も取りますね、という。

こうなってくると1990年代のバンドTも、もはや「ヴィンテージ」と呼べるほど「古く希少性の高いもの」になってくるわけです。とりわけ、フロントマンが衝撃の死を遂げ、すでに解散済みの伝説的バンドのものとなると尚更のこと。




本イベントでは志鎌氏が蒐集してきた過去の希少なコレクターズアイテムを惜しげもなく放出いたします。ファン垂涎モノ、レアなお宝アイテムを額装されたアートピースとして販売いたします。もちろん全て一点もの。


また、本イベント用に別注したTシャツを会期初日から発売します。






このブランドが作るバンドT、クオリティが物凄いんです。リプロダクトの新品とは思えないほどリアルなダメージ加工。巷に溢れる復刻品とは段違いのハイファイなローファイ感(笑)。一点一点、職人の仕事が光ります。「そうそう!バンドTって色が褪せるとこうなるよね~、ラバープリントがひび割れてくるとこんな感じだよね~」という、驚愕の再現度。生地がヨレた大きめのサイズ感もバンドTの必須項目。もし新品から着込んでいくとしたら、たぶん100回以上は「洗って干して」を繰り返さないとこの仕上がりには持っていけません。
また、今回の別注品はすべてバックプリント入り。この辺りも泣かせます。

マニアならずとも必見の当イベントは5/25(金)スタートです。


ハイとロウがグチャッと混ざった空間をご用意して、皆様のご来店をお待ちしております。




Tsuruta