Bill Withers

Shinnosuke Okada 2022.06.13

70年代の金字塔、Bill Withersというソウル界のレジェンドシンガーをご存知でしょうか。


ソウルといえば、マーヴィン・ゲイやマイケル・ジャクソン、アレサ・フランクリンの放つ、

艶のある歌声が代名詞のジャンルだと思っていました。


しかしビル・ウィザーズによって私の認識は大きく塗り替えられました。

決して飾り気や華々しさのある歌声ではないでのですが、なんだか聞いてしまいます。


ビル・ウィザーズは33歳でレコードデビューを果たした、割と遅咲きのミュージシャンです。

17歳でアメリカ海軍に入隊し、約10年間仕官したのちに音楽業界を夢見てLAに移住します。

移り住んでからもフルタイムで航空機の内装業で働きながら、デモテープをレコード会社に送るという生活を送っていました。


彼の境遇と純朴な歌声とが相まって、ワーキングクラスのスターとして人気になります。

デビュー曲「Ain't No Sunshine」「Just the Two of Us」などは有名なので、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。


現代のミュージシャンたちからもカヴァーされていることからも、彼の影響力の高さを感じさせれられます。



Bill Withersといえば一緒によく語られるのが、70年代に起こったニューソウルムーブメントです。

簡単にまとめると、これまでのソウルミュージックにジャズやゴスペル、ロックの要素をミックスする楽曲をアーティストたちが作り始めたことを指します。

以前70年代のジャズといえばフュージョンだ!というブログを書きました。

70年代はジャンルの壁を越えて音楽が成熟する時代と言えるでしょう。

このムーブメントを代表するアーティストといえばスティービー・ワンダーやカーティス・メイフィールドらが挙げられます。


これまでのソウルは土臭い雰囲気をまとった音楽でしたが、この新たなソウルは現代ポップスの礎となったものの一つなので、

我々になじみ深く、初めて聞くという方にも聞きやすいと思います。



お店にレコードがあるのですが、スタッフ人気が非常に高く、よく再生されています。

お店に足を運んで、店頭で聴いてみてください。


Bill Withers is one of the symbolic characters in the soul movement that bloomed in the '70s. He has a unique voice, modest and beautiful at the same time. None of the soul singers had such a voice. Bill Withers represent progressive soul music. Before the '70s, soul music was earthy feelings. The musicians after the MOTOWN, such as Marvin Gaye,Curtis Mayfield, and Bill Withers invented the progressive approach. They fuesd the soul and various music genres. Same phenomenon occured in the jazz field, which is called fusion. This way the '70s was innovative era of music.