胃腸が弱い私は、朝ごはんがいちばん好きだ。
朝のお腹がからっぽのときが、いちばんごはんがおいしく感じる。
娘が4歳になった。
夜たくさん眠ってくれるおかげで、私も夜はよく眠れる。
前よりも手がかからなくなってきて、おいしい朝ごはんを作りたいと思うようになった。
毎日ではないけれど。
バターが溶けるにおいがする。
至福。
だけど、偏食の4歳ちゃんは相変わらず新しいものは食べない。
朝からカスタードクリームサンドを作ってみた。
頑張って作る時は、決まって食べてくれないもんだ。
カスタードクリームは、結局私が食べた。
食べてくれない悲しさを、包んでくれるようなやさしい甘さ。
あー幸せ。
カロリーオーバーな気もする。
まあいっか。
今日も食べなかったなー娘ちゃん。
食べなかったけれど、今日も絶好調そうだった。
母はそれで良いや。
ごはんを作るのがとても楽しい。
豪華じゃなくても。
茶色ばかりの食卓でも。
キッチンに立っている時が、私の好きな時間。
キッチンから、今日も一日をはじめる。