触れないとわからない服 完結編

上川路 俊輔 2018.05.05

やはり続きを書いてしまいました。。。(笑)

こちらのブログは前・後編に続くものになっています。もしご興味持って頂けましたら過去のブログもご覧ください。


触れないとわからない服 前編

http://www.beams.co.jp/blog/syl/23914/


触れないとわからない服 後編

http://www.beams.co.jp/blog/syl/24009/


過去2回では、タオルの生地とはどういったものがあるのか?THING FABRICSとはどういったブランドか、どうやって作られた生地なのか等をご説明させて頂きましたが、本日はもう少し手前の素材そのもの、綿の話です。


このブランドでは洋服用のオリジナル生地とタオル用の4種類の生地、計5種類の生地を使用しています。

その中で、洋服に使われるメイン素材はアメリカはカルフォルニア洲にあるサンンホーキンバレーという地区で取れる<サンホーキン綿>というものを使用しています。

普段、イメージされる事があまりないかと思いますが、綿は、植物です。(当たり前なんですが(笑))品種による差は勿論、育てる土、気温・湿度、育て方等で綿の繊維の特徴も変わっていきます。サンホーキン綿は枯葉剤を使用せず、完熟した綿を手摘みで収穫しています。

このように育てられ、収穫されたサンホーキン綿の繊維は均一で長く毛羽が出にくい事で知られています。また吸収力が高いのでタオルに非常に向いていると言えます。




(参考までに綿花の写真です。綿花とはいっても実際は花では無く、花が咲き実になり、その身がはじけた後に残った皮の様なものなんです。)


更に言うと、サンホーキン綿とはこの地域で取れる綿のブランドの様なもので、品種としてはアプランド綿といういう品種です。もともとはメキシコ等の中米地域の野生の物をアメリカで品種改良した品種です。繊維の品質が良く多くの国で栽培されています。その中でカルフォルニアで作られるサンホーキン綿は上記したような栽培方法で最も高品質とされています。高品質というのは繊維一本の長さが長いという事です。通常の長綿が28㎜以上で(もっと短い物はたくさんあります)超長綿と呼ばれる高品質な綿は35㎜以上の長さです。サンホーキン綿は勿論超長綿です。

超長綿のブランドは世界中に有るのですが(ギザコットンとか海島綿とか)ここまで説明しますと終われなくなりますので割愛しますね(笑)


つまり、「世界中で栽培されているアプランド綿をカルフォルニアの豊かな土壌で薬品使用を減らし手をかけて育て収穫した高品質な超長綿」がサンホーキン綿です。


話が逸れますが、カリフォルニアはオーガニックの概念が生まれた土地とも言われる場所です。ヒッピー達がラブアンドピースの精神から環境に配慮した生活を始めた事からこの概念が生まれ、シェ・パニーズというレストランがこの流れに加速を付けました。このレストランは今では世界中に影響を与え、東京にもこういった系譜の先の「ファーム・トゥ・テーブル(地産地消が一番近い表現だと思います)」という概念のお店が増えています。最近この辺りのレストランが気になっていくつか訪れていたので個人的にもカリフォルニアのサンホーキン綿は気分に合う素材でした。こじつけですが(笑)

(ヒッピームーブメントからの時代の流れはファッションにも非常に影響しているんです。ビルケンとか・・ビートニクが・・と終わらなくなるのでいつか文章を書くのがが上手くなったら知識を整理して纏めてみたいです)


と、話を戻しますがTHING FABRICSの洋服に使われている綿はこういう綿です。

そしてタオル製品は質感に合わせてまた別な綿を採用しています。デザイナーのマニアックともいえる拘りが感じられますね。


肌触りの良い服をお探しの方、柔らかな見た目の服をお探しの方、上質な素材を味わってみたい方、カリフォルニアの食文化に興味のある方(笑)は是非一度お試しください。



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THING FABRICSの説明を3回もしてしまいましたがまだ言い足りてはいません(笑)

ただ他にもご紹介したいものは沢山ございますので今後はまた違うものご紹介させて頂きますね。


皆様は明日が連休最終日でしょうか?ゆっくりご自宅で身体を休めるのも素敵ですが気分転換にお買い物は如何でしょう?

上質なタオルのTシャツを買って、早速着てお家でのんびりなんてきっと最高ですよ?



ご来店、お待ちしております。




上川路