ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です

特設カウンターでのBarbourと私
たまにはこんなおふざけで。
しかも手持ちで羽織ってないし。
22日よりこのブランドのモアバリエーションが銀座店3階にて開催中です。

少し前に同ブランドは語ってしまったのであっさりした内容になりますが。
ワックスをかけ直した事は無いですが、良い感じに色が抜けた後にリワックスした雰囲気は良さそうですよね。多分自分ではやる気力は無さそうですが、、申し訳ございません。自宅の風呂場や洗面台なんぞ使おうものなら離婚危機になりそうですよね。
でも10年前位にイギリスで始まったツイードランってイベントが始まった時は、いつか東京でも開催されるのを夢見てツイードジャケットとオイルドジャケットを揃えてしまったんですよね、実は。

そして5年後位についに東京でも同イベントが開催されるのには熱くなりました。でも悲しいオチは東京駅あたりで開催されたので、私の自宅から42キロも離れてるので参加するのに自転車を乗っていくには厳しくて。電車に自転車担いで乗るのも流石に怒られそうで。中央線は混み過ぎなんすよ。雨の中でツイードの上にオイルドジャケットを着て優雅にチャリ走行したかったんですがね。
東京のお洒落ピープル達も勢揃いしてたのでコスプレ大会としては最高の舞台ですよね。残念ですが今年も昭和記念公園周りを1人寂しくツイードランしてようと思います。雨の中走ってたらオイル混じりの水滴がパンツに大量にかかってホワイトのパンツがシミだらけでダメになるという大失態をおかしてしまうオチも有りましたが。皆様もお気を付けて下さい。

要するにクロージングというジャンルでの洋服の在り方は、必要に差し迫られた実用需要ではなく、精神の解放としてお洒落を楽しむ趣向性の時代を迎えたといってもいいと思います。
そしてもはや洋服のネタは出尽くした感のある中で、今後は個人の誰から買うのかが重要という流れは間違いないはずです。ビームスであればバイヤーの誰々が渾身の別注とか。動画で直接ユーザーに伝えるオーベルジュのようなブランドとか。
Barbourなんかはそう言った意味では正にセレクトショップが別注で希少価値を高めてストーリー性も含めて趣向的に購買意欲をくすぐるブランドの良い例だと思います。
本日は初日で雨の中でも素敵な紳士の方々が見にいらして頂きましたが、話を聞くと皆さんオイルドシェルでの苦労話を沢山して頂きました。車に乗ったらニオイで家族からの大クレームとかクローゼットでの大惨事とか。失敗談でかなり盛り上がる感じでしたね。
まあ結果として新しい洗い加工タイプとか2レイヤーのポリコットン生地の需要が望まれている事は確かでした。
サスティナブル的な姿勢とかで再加工販売とか生地のオイルの塗り直しで末永く愛用していくのは大賛成。ただオイルド生地は都会の生活圏ではハードルが高いのは事実かも知れませんね。それでもこのブランドが持つアイデンティティーやロマンは色褪せない物なので趣向品として楽しむべし。
でも本当に洋服屋としては大好きなブランドなので勝手に私ならって思う企画提案妄想しちゃいました。
シティライフに最適で着用シーズンが長くみんな大好きキャバルリーツイル生地とかアメリカンにロクヨンクロス生地別注とか、少し豪華にゴートスエードでもサスティナブルなウルトラスエードでも。日本が誇るヘビーテックツイードをのせるのもお手入れ楽ちんでいいですよね。インターナショナルのモデルにソフトフランネル生地とかも絶対良い。定番モデルに今年も反響大のダッフルコート生地でお馴染みパイルカットヘリンボーン生地をのせちゃうとかも最高。諸先輩方の異論反論はあるかもですが、手前味噌な妄想ですからご勘弁を。それよりも何より前述の生地でのBarbour別注企画が実現したら絶対に欲しい。とにかくこのブランドでやるのが意味があるし、それだけでおかわり確定です。
因みに大分遠い参考となりますが、昨年原宿で開催したグレンフェルのオーダー会でパイルカットヘリンボーンでしかもオレンジカラーでお願いしちゃったのがこちらです。

まさかのコート生地でブルゾンモデルのケントでオーダー。原宿の私の恩人であり大師匠様の高橋の神アドバイスで秒で決めました。真冬までも耐えうるベビーウェイト生地。ダッフルさながらの防寒性もバッチリながらハーフ丈なので電車や車移動の多い日常使いに最適。このブルゾン型ってのが気張らずに使い勝手最高です。ダッフルコート程に裾が邪魔にならずオンスタイルのアウターとしてもオフカジュアルスタイルにも使えます。裾がリブじゃないのでジャケットの裾が出てもレイヤード感があってなんなら今っぽい雰囲気。まさかのHオレンジをチョイスって、、師匠、最高の上がりだと思います。いつか師匠のお店が出来たら週1で買い物に通っちゃいます。ワインでも持参して。
こんな感じのハーフコートというかブルゾンというかの丁度良いアウターとしてBarbourの特にビデイルモデルなんかは今の世のお洒落紳士達の最高の相棒なんですよね。そこに今の生活スタイルに適した最先端やらストーリー性のある生地をのせていくのは非常に面白くも利便性も高いのでは。お洒落紳士のみなさん、オーバースペックのダウンパーカーやらロング丈の極厚ウールコートには勿論通ってはいるものの、シティライフでは少々使いづらいって懲りていらっしゃるんですよね。
みんなBarbourのトラディショナルな普遍的デザインも大好き。ストーリ性も大好き。でもオイルドの次を求めてるんですよね、きっと。
そんな皆さまの渇望を埋めてくれるのはきっとビームススタッフだと思いますね。勿論元祖たるオイルドシェルは絶対に服好きたるもの通るべき道だと思いますが。
表題は60年代末にイギリスで幕を開けたプログレッシブロックの元祖かつ巨人として君臨し続けるKのデビュー作の1曲。叙情的な美しさと狂気が渾然一体となった衝撃的な傑作アルバムは今も色褪せないですね。ジャケットの顔の絵も衝撃過ぎて。
そしてこのグループはどのアルバムも同じメンバーで作られず、絶えずメンバーを変えながら進化し続ける正にプログレッシブを体現する集合体。その時でしかない刹那的な美しさと進化をやめない自己への緊張感。この人達のアルバムを丸々聴く時はながら聴きなんてもってのほか、なんなら正座して真正面から向き合わないといけません。
何十年もの歴史を辿りながら進化していくこのイギリスアウターブランドはプログレッシブという表現がぴったりかなと。
少なくとも私にはオイルが抜けて使い古されたビデイルジャケットには半世紀前に作られた傑作アルバムの様に叙情的な美しさと時が経っても色褪せない普遍性を感じて止みませんね。
それでは銀座でお会いしましょう
新井
定期投稿は水曜土曜となります。