Protect Our Oceans
海の豊かさを守るために。
江ノ島の片瀬西浜海岸にほど近い場所にある「ビームス 辻堂」。江ノ島の海でサーフィンを楽しんでから出勤するスタッフもいるこの店舗では、日頃から地域コミュニティへの貢献や交流を意識した活動が行われています。今年も「ビームス 辻堂」では海の豊かさを守るためのイベントをスタッフ中心に開催。コミュニティジャーナルでは、10月25日(土)に片瀬西浜海岸で行われたビーチクリーンイベントの模様をご紹介します。
人と人を繋ぐサステナブルなイベントを開催しました人と人を繋ぐサステナブルなイベントを開催しました

イベントの主催者であり、自らも湘南の海を愛する「ビームス 辻堂」のショップマネージャー・草野。「辻堂の街のスローな雰囲気や人々の魅力に触れ、街を守る活動がしたい」と考えたことが、イベント開催のきっかけになったと語ります。「何かできないか」と考えていたとき、出勤途中で地域の清掃団体グリーンバードの人々がゴミ拾いをしているのを見かけ、代表の佐藤さんに声をかけたことが転機に。佐藤さんの人柄に惹かれ、「一緒に何か取り組みたい」という思いに至ったそう。今回のイベントは、グリーンバード辻堂チーム、江の島の網元・殿網(とのあみ)の漁師さん、湘南に暮らす人々など、人と人との繋がりを基盤として実現したもので、“湘南の海を守りたい”という気持ちが参加者たちを一つにしました。
Profile

- グリーンバード辻堂チームリーダー・佐藤慶太さん
- green bird(グリーンバード)は、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに、まちのゴミ拾いに取り組むボランティア団体。2002年から原宿・表参道ではじまり、今ではアメリカやヨーロッパなど、海外でも活動しています。トレードマークは、緑のビブス。街をキレイにしながら人との繋がりを大切にしています。
Instagram:@greenbird_tsujido
サーファーたちが集う江ノ島の片瀬西浜海岸でイベントスタート!サーファーたちが集う江ノ島の片瀬西浜海岸でイベントスタート!

9:45〜 マイクロプラスチックとは?
当日はあいにくの雨模様となりましたが、朝9時にはサーファーたちが集まる江ノ島の片瀬西浜海岸に集合。今回のメインイベントである『マイクロプラスチック拾い』に取り組む前に、まずはグリーンバードのリーダー・佐藤さんがマイクロプラスチックについて丁寧に説明してくれました 。
マイクロプラスチックとは、直径5ミリ以下のプラスチック片で、不法投棄されたプラスチックゴミが紫外線に晒され微細化したもの。魚がエサと一緒にプラスチックを摂取し、それが人間の体内に取り込まれ蓄積されることで、人体に悪影響を及ぼすと言われています。深刻な海洋問題について学んだ後は早速ビブスを着けてビーチクリーンスタートです!

10:30〜 海岸を歩きながらプラスチックを拾う
ザルを使えばプラスチックの破片を探すのも意外と簡単。当日は雨で砂浜が湿っていたため、急遽ビニルプールを用意してザルで取った砂を落としながら、小さなプラスチック片を収集しました。マイクロ可する前のプラスチックを拾うのも大事な目的の一つ。集めたプラスチックはビンに詰めて、どれくらい取れたのかみんなでチェックします。
一見きれいに見える海岸でも、砂の下には多くのプラスチックやポイ捨てされたタバコなどのゴミがあることを知り、驚く参加者たち。
集まったプラスチック片を見て、「改めて環境について考えるきっかけになった」という声も。普段は気付けない、海の現状を知る機会になりました。







11:30〜 大人も子供も楽しめるアクティビティを用意
ビーチクリーンの後は、江の島の網元・殿網の漁師さん協力のもと、伝統漁法である『地引網』に挑戦 。大人も子供も一列に並んで、掛け声に合わせて必死に網を引きます。網を引き上げると大小様々な魚がかかっていて、海の生き物を身近に感じる機会に。
『地引網』の後は、テントの下でランチタイム。お肉や焼きそばを堪能しながら会話を楽しみます。参加者の皆さまには、名前と湘南エリアの好きな場所を書いた名札をつけてもらい、それが会話の起点となって、お客様同士の交流が生まれていました。イベント後には世代の異なる参加者同士が連絡先を交換する様子も見られ、人と人の繋がりができたことも大きな成果の一つです。
Profile

- 地引網 殿網(とのあみ)代表・秋田 光聖さん
- 片瀬西浜で地引網を操業して150年。地引網と手ぶらで楽しめるバーベキューを提案。
住所:〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸3丁目26−15
電話番号:0466-50-2333
営業日:平日・土・日・祝祭日を問わず通年営業
営業時間:6:00 〜 CLOSE 14:00(完全撤収)
ホームページ:https://tonoami.co.jp/

13:00〜 Tシャツのリメイクワークショップ
「サステナブルな活動とビームスらしいファッション要素を組み合わせたい」という草野の想いから、以前ビームスの他の店舗で行われた『バッグのリメイクワークショップ』を開催。内容は、参加者が私物のTシャツをその場でバッグにリメイクするというもの。使う道具はペンとハサミのみ。着なくなったTシャツの袖を切り落とし、裾部分に切り込みを入れて結ぶだけ。およそ15分ほどでオリジナルバッグが完成します。「こんな簡単にできるんだね」と、リメイクの手軽さと面白さを感じていただき、夏はTシャツに短パンスタイルが多い湘南の方々に大好評のワークショップでした。






地域へのリスペクトを忘れない、“顔の見える”イベント設計地域へのリスペクトを忘れない、“顔の見える”イベント設計
今回のイベントで草野が特にこだわったのは、「地域にリスペクトを持つ」ことと、参加者同士の繋がりを生む設計です。「お客様にファンになってもらうためには、まずビームスが地域に寄り添うことが重要だと思うんです」と語る草野。「湘南といえば海であり、海に関心を持つ人々が多いことから、ビームスらしいやり方で海に触れていきたいと考え、グリーンバードの佐藤さんに相談しながらイベントを企画しました」。参加者だけでなく湘南に住む人にも喜んでもらうため、地域の方々と話す機会を設け、率直な意見を募集。その結果、広域からの参加者応募をやめ、顔の見える範囲に留めてコミュニケーションの取りやすいやり方を採用したそう。また、地引網で獲れた魚を無駄にしないよう、地域の人気惣菜屋さんや馴染みの居酒屋さんに事前に声をかけるなど、地域に根ざした運営を徹底しました。

ビーチクリーンに参加した、湘南の海を愛する人たち。
草野は今後の展望として、「ビームスとしてできることに固執せず、湘南を愛する他の企業やブランドとの連携も視野に入れて、頑張りすぎずに続けていきたい」と語ってくれました。スタッフ、地域のみなさま、そして「ビームス 辻堂」に来てくださるお客様 。関わる人すべてに「よろこび」が広がっていくことを目指してー。「ビームス 辻堂」の活動はこれからも続いていきます。

Staff Comments
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from BEAMS TSUJIDO
REAL VOICE
鈴木修史 / ビームス 辻堂

- 服の製造過程で出る汚水や、製造後のゴミ問題など、アパレル業界には環境に対しての問題が山積みの状態。だからこそ、まずは自分の身の回りからサステナブルな活動を呼びかけることが非常に重要だと感じました。
草野 格 / ビームス 辻堂

- 使わないけれど捨てられないものを、利用可能なものへと変化させることで、資源の有効活用に繋がります。小さなお子さまがTシャツをリメイクしている姿を見て、幼い頃からこうした経験を重ねることで、サステナブルへの気づきや価値観の形成に繋がっていくのではないかと感じました。
福田 綾乃 / ビーミングライフストアbyビームス テラスモール湘南

- サーフィンが趣味でほぼ毎日海に行っています。毎日お世話になっているからと、最近はサーフィンをする前にビーチクリーンを行うのが日課に。『一度、こういう活動に参加したら、もっとやろうと思えたり、ゴミを捨てなくなる』とグリーンバードの佐藤さんも仰っていました。そんな心持ちの人が少しでも増えれば、もっと海を好きな人も増えてくれるだろうと思います。
神矢 直人 / ビーミングライフストアbyビームス テラスモール湘南

- 着古したTシャツも、ちょっとしたアイデアや手を加えることで、まだまだ使えるし、むしろ愛着が湧く。皆さんがその気づきの瞬間を楽しんでいる姿が印象的でした。環境問題を堅い話ではなく、日々の暮らしやファッションと繋げて考えられる空気があり、とても良い時間だったと思います。
金子 葵 / ビームス 辻堂・サスティナブル推進部

- マイクロプラスチックという深刻なテーマ でありながら、それを拾うお子様たちの表情がすごく楽しそうだったことが印象的でした 。環境問題についてあまり重く考えすぎずに、まずは体験を通じて『知ってもらう』ということの重要性を改めて感じました。






