もともと洋の東西を問わず歴史が好きでして、最近改めて足利尊氏が気になっております。
観応の擾乱に関する書籍等も読みましたし、子供の頃にも視聴した大河ドラマ『太平記』を視なおしたりもしました。
数多くの歴史研究者を虜とする稀代の英雄ですが、その理由の一つが、容易には捉えようの無い複雑かつ強烈な人間性にある様ですね。
室町幕府の初代将軍くらいにしか、歴史の授業では教わりませんが、知れば知るほど、大河ドラマの脚本ではややこしくて表現仕切れない、支離滅裂なキャラクターだなと驚かされます。それでいて、戦には物凄く強いとくるので、とんでもない人物です。
ちょうど最近アニメ化されて話題となっている漫画『逃げ上手の若君』でも、主人公の北条時行の宿敵となる存在が足利尊氏ですね。
大河ドラマの歴史考証などを行う先生方からも、高く評価され、注目を集めている作品らしく、最近は小学生の子供と一緒にアニメを視たりしています。
歴史とアニメや漫画が好きな方にはお勧めですよ。
こんにちは、石原です。
さて本題は、北条時行が起こした中先代の乱から550年後くらいに、英国で生産されたギャバジン生地。それに思いを馳せて、日本で織られた生地を用いて仕立てられたコートのお話です。

CONCETTO ウールコットン バルカラーコート
カラー:ネイビー
サイズ:S、M、L
価格:¥187,000(税込)
商品番号:21-19-0145-343
懇意にさせて頂いているお客様からのお問合せを受けて、久しぶりに筆を取ることとなりました。
昨年からご案内を始めた日本のアウターブランド<CONCETTO>は、国内でも有数のコートファクトリー製、と言う事は世界的にも有数と言って過言では無いかも知れませんね。
生地は愛知県は尾州で織られた国産のウール×コットンのギャバジン。
1800年代に英国で開発された、バーバリーギャバジンへのオマージュとも言える生地だそうで、ヴィンテージ愛好者でもある、ブランドディレクターの好きが投影されていますね。
実際に触れるとウールの靭やかな上品さと、コットンの堅牢な風合いの両方が感じられると思います。
軽くはありませんが、とてもしっかりとしていて、長く愛用できる生地だなと、直に確信出来ると思います。
身長168cmで、普段は大体44サイズのジャケットを着用する私が、ジャケットの上からSサイズを羽織ってみました。
袖丈はクラシカルなコートなので長くて構わないのですが、若干長いかな?という塩梅です。
袖丈を詰める事も可能ですが、袖口にタブが付いていて、ボタンの留め位置を変える事で絞る事が出来るので、このくらいならそれで充分そうだなと感じられます。
横から見ると、Aラインのシルエットがよく分かりますね。
着丈はSサイズで約102cm。
私の場合、ちょうど膝丈くらいです。体格にもよりますが、コートを着回す上で、最も扱いやすいバランスかなと思います。
バッグシルエットも。
こちらの画像だと、あまりプリーツが目立ちませんね。
つまり、普通にしている分にはプリーツの可動を必要としない程、余裕のある身幅だと言う事が分かります。
ちょっと寄ってみました。
英国陸軍は騎兵隊の外套がルーツのコートなので、この肩甲骨まで入る深いプリーツは、乗馬する際の動きやすさを考慮したディテールとの事。
乗馬はしませんが、こうした本物のディテールを敢えて踏襲する辺りに、ヴィンテージ好きのらしさが窺えます。
着用すると、ちょうどウエスマン辺りに配置されていると分かるプリーツのタブ。
着席時に邪魔にならない配慮らしいのですが、騎乗する人達の為のアウターなら当然ですね。
実用がディテールとなった好例だなと感じられます。
袖口のタブはこんな感じで、絞ると良い具合に雰囲気が増すと思います。
このブログがきっとお役に立てばと願うばかりです。
それでは、
見る前に跳べの心意気で、
ご来店お待ち申し上げております。
石原
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