昼も夜も忙しく過ごしている人が、もっとも自分らしくいられる時間。 限られた時間だからこそ、好きなことや大切なことに向き合えるし、 普段出会えない人と交流が生まれたり、ライフスタイルが豊かになります。 そんな「朝活」を自然と楽しんでいる人たちをフォーカスした<ビーミング by ビームス>の新連載がスタートしました。 第一回は、愛犬と一緒に車を走らせ、誰もいない海へ向かい、 サーフィンを楽しむフリープランナーの種市暁さんに密着しました。

Photo_Ayumi Yamamoto/Edit&Text_Masayuki Ozawa

誰もいない海に漕ぎ出す瞬間は、最高に気持ちがいいんです。 

Q:サーフィンの魅力について、教えて下さい。

「サーフィンでつながった友人関係が、今も仕事につながっています。本当に、裸で海に入っているようなものなので、着ているものや身につけているものがないから、仕事で出会う時よりも構えるところがないんです。お金があっても上手くなれるスポーツでもないところが、心を開きやすいというか。面白いですよね。あとは夜明け前から海に入れたら、人も少ないから練習もできる。歳をとると、色々と体力も落ちてきますし、朝、出発するまでは正直きついですけど、日の出のサーフィンって最高です。夕方もそうですが、太陽を特等席で見れるのはサーファーの特権というか。誰もいない海へ漕ぎ出す瞬間は、最高に気持ち良いですね」


Q:その中で、スタイルに変化はありましたか?


「昔は休みが少なかったから、一回のサーフィンに執着していました。やはり同じ波は二度と来ないし、いい波に出会える回数も限られているので。波は自然のものだから、自分の休日に合わせてくれないし。でも今はフリーになって、正直時間が作りやすくなったので、波がいい時は、4日連続で行くこともあります。だからこそ、サクッと入ってサクッと帰って、仕事をするみたいな、コンパクトに楽しめるようになりました。」

朝が体内時計を正常にしてくれるし、そのスイッチを犬が押してくれる

Q:サーフィンが朝であることを意識したのは、いつ頃ですか?

「当たり前のことですが、時間が腐る程あった若い頃は意識していませんでした。でも忙しくなって時間の足りなさを感じ始めて、早起きして朝もやの中で活動することの心地よさを実感するようになりました。きっと、身体的にもメンタル的にもよいですよね。そういう意味で朝のサーフィンは、人間の体内時計を正常に戻してくれる薬みたいなものかもしれない。あと、都心に住んでいると、海との距離は意識しないと自然と遠くなってしまう。さっきも言いましたが、やはり朝だからたどり着ける場所というか。それは道路も海も空いているのが大きいと思います。あとはコイツ(愛犬のとうふくん)がね、やっぱり朝起こすので。1人ならもうちょい寝ようかなって思うところを「ちょっと連れてけよ散歩に」みたいなモードになるので、犬が朝活のスイッチを押してくれる存在かも。」


Q:朝活動することに、健康との結びつきはありますか?


「20代や30代の頃は、毎日お菓子食べて、炭酸飲んで酒飲んで、不摂生しまくっても健康だったけど、今はそうじゃない。食べ物もそうだけど、ナチュラルなことをナチュラルに欲するようになるというか。オーガニックって、つい流行っぽい言葉に集約されて、意識が高い人のものってイメージだけど、そういうことに対して、無理せずに向き合えるようになったというか。でも、それが自然の流れだと思えるようになったのは、サーフィンのおかげで仕事のある日も休日も早起きしていたのが大きいかもしれませんね。しかも朝、口にいれるものはなんでも不思議と美味しんですよ、野菜も水も、空気もね」

気を遣っていそうで無頓着だし、無造作だけどおしゃれしている

Q:ファッションのルールはありますか?

「言葉にすると小恥ずかしいですが、ファッション業界に身を置いている以上、サーフィンする時も自分なりのファッションのルールは持っています。僕、海に行くときにもドレスシャツを羽織っていくことが多いのですが、それはサーファーでもあるハウスDJのハーヴィーのスタイルに影響を受けました。彼が普通のサーフショーツにドレスシャツをさりげなく羽織っているのがかっこいいなと思って。あとはハワイに行くと、襟付きの服を着ていると便利なことが多い経験が染み付いていますね。今日着ているのは、<ビーミング by ビームス>でもコラボレーションしている<クラウディ クラウディ>。僕もカタログのモデルで出演させて頂いたり、交流の深いブランド。自分が自然体でいられる着心地やシルエットやカラーリングが、ここにはあります。ドレスシャツもそうですが、気を遣っていなさそうで遣っている。またその逆の気を遣っていそうで遣っていない。そのバランス感が一番リラックスできるんです。特に朝は、その感覚が強いかもしれませんね。」

種市 暁
AKIRA TANEICHI


1972年生まれ。フリープランナーとして様々な企業のコンサルタント、ディレクションをしつつ、有名俳優のスタイリング、自身もモデルとして活躍するなどジャンルを問わず活躍中。
Instagram:@taneichiakira

種市 暁
AKIRA TANEICHI


1972年生まれ。フリープランナーとして様々な企業のコンサルタント、ディレクションをしつつ、有名俳優のスタイリング、自身もモデルとして活躍するなどジャンルを問わず活躍中。
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