昼も夜も忙しく過ごしている人が、もっとも自分らしくいられる時間。限られた時間だからこそ、好きなことや大切なことに向き合えるし、普段出会えない人と交流が生まれたり、ライフスタイルが豊かになります。そんな「朝活」を自然と楽しんでいる人たちをフォーカスした<B:MING by BEAMS>の新連載がスタートしました。第二回は、モデルとして雑誌や広告、カタログで活躍中の春日潤也さんに密着して、朝のヨガにこだわる理由を聞いてみました。

Photo_Ayumi Yamamoto
Edit&Text_Masayuki Ozawa

動画を真似て始めてみたら、いつの間にか習慣に

Q:まずは春日さんにとって、朝はどんな時間ですか?

「今までは食生活なんて考えたこともなかったし、不摂生でめちゃくちゃな生活していたんですよ。でも昨年、ついにお酒を飲みすぎて身体を壊して、奥さんにもこっぴどく叱られて(笑)堕落した生活を正すために朝早く起きることにしたんです。子どもが起きるのが7時。それまでが有意義に使える自分の時間だと思って、それから約1年間、ずっと4時に起きています」


Q:朝にヨガを始めたきっかけを教えてください。


「最初は何をしてよいかもわからなかったから、とりあえずYouTubeで趣味の釣りやスケートの動画を何の気なしに観ていたんです。そしたらある時、おすすめにヨガの動画が出てきて。ちょうど奥さんもホットヨガをしていたこともあり「これなら自分でもできそうな気がする」って感じで始めてみました。そしたら、思っていたより気持ちよくて、自然と続けるようになったんです。子どもたちが起きないようにイヤホンして聴きながら真似をして。ティーチャーは、しばらく動画の中の知らない人でしたね」

自然と気づいた心と身体のちょっとした変化を、修正する時間

Q:また、それによって生活全体に変化がありましたか?

「朝活を始めてからは、基本的に子どもと一緒にお布団に入るようになりました。22時に寝て、4時にiPhoneのアラームが鳴ります。もちろん仕事で帰りが夜遅くなることも多いし、たまに夜遊びして朝方に帰ってくることもあるけど、その時はヨガしてから寝ています。ヨガの時間は、だいたい1時間ちょっと。最初に5分くらいゆっくりと呼吸をして、40〜50分くらいヨガして、最後の10〜15分くらいまた座って。その時に「整った」と感じる瞬間が、めちゃくちゃ気持ちいいんですよ。もうね、これやんないと逆に気持ち悪いようになっちゃって。それこそ仕事で海外に行っている時でさえ、ホテルの部屋でスペースを見つけては、バスタオルを広げてやっちゃいますね」


Q:朝活のモチベーションをどう維持していますか?


「その時間で自分と向き合うことができる喜びがモチベーションにつながっています。ヨガを始めたことで、心と身体のちょっとした変化に自然と気づくようになりました。前日にあった出来事によって「この部分がちょっとおかしいな」とかなって「じゃあ、今日はここを重点的にほぐそう」ってメニューを考えたり。僕の仕事はその日によってやることも会う人も違うので、ストレスの感じ方が毎日違う。そんな自分をフラットな状態に整え、その日をスタートさせるために毎朝のヨガが大切なんです。あとは知り合いの紹介で、ヨガの専門学校に通ったことが大きかったと思います。そこで週に1回、1日8時間ヨガに向き合ったことで集中力がついたし、学ぶことも多かった。動作も大切ですが、もっとメンタル的な部分、ヨガの哲学を習うことで「気づき」も増えましたね。みなさんヨガって、身体を動かすポーズばかりをイメージされると思うのですが、それ以外にも呼吸だったり、瞑想だったり、いろいろと順番があるんです。そういう基礎的なことも一通り勉強したことによって、広がりが生まれる。取り組み方も変わりました」

当たり前のことが一番だとか、大切なことを気づかせてくれる 

Q:ヨガはいつまで続けていると思いますか?

「日本初のプロスケーターといわれ、もう60歳を超えているアキ秋山さんが今も現役で滑っている姿は、僕にとって目標であり、理想かもしれません。たとえポンコツでもいい。上手いとか下手とかは関係なくて、そんな年代までスケートやサーフィンやトレイルランニングをアクティブにできる身体を維持するためにヨガって必要だなって思うんです。さっきお話しした通り、僕の生活って堕落しようとしたらいくらでもできるし、身体にも精神的にもガタがくる年齢ですから。ヨガは思考的にも自分が楽になれるし、すべての生活につながっているんです」

Q:昨年から、実家の島根と二重生活をされていますが、そのことと朝活に関係はありますか?

「今は東京と島根を半々の割合で生活しています。理由はただ子育てを島根でしたいと思ったからです。当たり前の幸せって、毎日続くと幸せに感じられなくなるじゃないですか。それと一緒で、僕の実家には目の前にすごくいい自然があるのに、それを感じている人の方が少ないどころか、ちょっとうざいくらいに思っている人もいる。無い物ねだりだと思うけど、それに気づけたのもヨガを始めたから。「あ、早いうちに帰ろう」って。当たり前のことが一番だったりとか、ヨガと向き合う時間が大事なことを気づかせてくれるんです」

春日 潤也
JUNYA KASUGA


1982年生まれ。島根県出身。レプロエンタテインメント所属。東京と島根を半々で生活中。ヨガだけでなくスケートやトレイルランニングなど様々なアクティビティを楽しむ。フルマラソンの完走歴は8回。ベストタイムは3時間27分38秒。
Instagram:@junya_kasuga

春日 潤也
JUNYA KASUGA


1982年生まれ。島根県出身。レプロエンタテインメント所属。東京と島根を半々で生活中。ヨガだけでなくスケートやトレイルランニングなど様々なアクティビティを楽しむ。フルマラソンの完走歴は8回。ベストタイムは3時間27分38秒。
Instagram:@junya_kasuga

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