メイド・イン・ジャパンだから生まれたこだわりと遊び心を詰め込んだ名作たち

毎シーズン、<BEAMS LIGHTS>で人気を集める別注ダウンアウター。その魅力を直接デザイナーに聞いて紹介する本企画。今回は、デザイナー角谷 知章(かどや のりゆき)さんが提案する<Manual Alphabet(マニュアルアルファベット)>、<RE.MATE(リ マイト)>とダウンシュラフメーカーの<NANGA(ナンガ)>によるコラボダウンをピックアップします。

──角谷さんがNANGAのダウンを選ばれた理由を教えてください

「自分が服を作る際、質のいいアイテムを安定して供給したいと考えています。NANGAさんが作る寝袋は、優れた軽さと温かさを誇り、デザインもカッコいい。機能とファッション性のバランスが抜群なんです。私が関わる両ブランドでは、生地の縫製とダウンの吹き込みはNANGAさんにお願いして、それ以外のパターンや生地作りはブランドの方で手がけています。ブランドのオリジナリティを出すために、緻密な話し合いを重ねながらひとつのアイテムを突き詰めていけます。このように、パートナーシップを取りやすく、アイテムのクオリティを担保できるので、日本製にはこだわりたいですね」

──<Manual Alphabet>にとってダウンアウターはどのようなアイテムですか?

「もともとシャツメーカーであり、重衣料は扱っていませんでした。私が関わらせていただくようになって、冬でも動く商品を作れたらと考えていたんです。その際、ブランドとして今までと違うコンテンツになるようなものとして、冬アウターのひとつの象徴であるダウンアウターに決めました。それまで1万円前後のシャツを作っていたブランドが、5〜6万円のダウンアウターを出して通用するか賭けでしたが、ビームスさんをはじめ、多くのショップで取り扱っていただけました。これにより、ブランドの持つ価値観を広め、またシャツだけではなくトータルでコーディネートできるブランドになることができました。ダウンは<Manual Alphabet>の世界を拡張してくれた大切なアイテムです」

──今回の別注アイテムの魅力を教えてください

「初年からデザインは変わらず、サイズ感や色を変えてアップデートしています。おかげさまで4年目を迎えます。今回のポイントは、お客様の声を反映したステッチのアレンジですね。夜に黒のダウンを着て自転車やバイクに乗るのが危ないというお話をビームスのバイヤーさん経由でうかがって、反射糸を採用しました。一般的には反射材のプリントやテープをつけますが、このシンプルで都会的なデザインにマッチしないので、なんとか探し当てて取り入れました(笑)。例えば自転車に乗ったときに目立つ位置や可動する位置、トップのバイザーや袖、肘の部分に反射糸を縫うことで夜間の視認性を高めています。強度も限られているのでかなり試行錯誤しましたが、我々デザイナーの意見を忠実に実現してくれる日本製の強みが功を奏しました。NANGAさんのダウンなので、もちろん軽くて心地よい着感、温かさは言わずもがなです」

MANUAL ALPHABET × NANGA

ダウンジャケット
価格:¥68,800+税/カラー:ブラック、グレー/ サイズ:S、M、L

──次に<RE.MATE>にとって、ダウンアウターはどんな位置づけでしょうか

「<RE.MATE>は、新しい仲間、パートナーを表現している名前で、さまざまなブランドやデザイナー、生産背景の工場とコラボしてブランドの奥行きや可能性を追求しているブランドです。マーケティング的な部分も含めて、次に着たい服、私が作りたい服を形にしていて。打率を狙っているのではなく賭けがふんだんに含まれているプロジェクトなんです。ダウンアウターは、構造上作り方やデザインにいくらか制限がある分、その中でやりたいことをどれだけ反映できるか挑戦することが楽しい。自分の今の気分や思いを凝縮したものだと思っています」

──今回の別注アイテムの魅力を教えてください

「ダウンを全体的にパンパンに入れていて、二の腕まわりもボリュームたっぷり。今っぽいクラシックダウンの雰囲気を盛り込んでいます。また、このようにトレンド感を意識しながらも、随所に私が考える遊び心を入れていて。取り外し可能なアームのポケットや前立ての丸い面ファスナー、ウエストを絞るストラップの先のシュリンク加工などギミックを施しています。

ストラップでウエストのシェイプを変えられるので、着こなしの幅を広げられます。パンツのトレンドはワイドからフレアシルエットになってきて、トップスとのボリュームのバランスが難しい。けど、ワイドには絞らないボックスシルエットが、フレアには絞ったシルエットが合う。この少しのアレンジができるだけで毎日着られるんです。また、メンズにとってダウンは、機能美を大切にしていますよね。収納力や防水性があるなどギアとしての機能性と、今でいうクラシック感やルーズ感といったファッションとしてのデザイン性がマッチしていることがポイント。日本製であるナンガさんはそれを実現してくれます」

RE.MATE × NANGA

ダウンジャケット
価格:¥64,000+税/カラー:ブラック、オリーブ/ サイズ:M、L

まだある<BEAMS LIGHTS>のオススメアウターは… 地球に優しい「グリーンダウン」アウター!

「グリーンダウン」とは、ショップなどで回収した古いダウンをきれいに洗浄し、新しいアイテムに再利用するリサイクルダウンのこと。もちろん温かさも抜群です。

BREATHATEC バルマカーンコート

インナーダウンがついたバルマカーンコートは別々に使える3WAY。表地にコットンキャバジンを採用したエレガントなムードを持っており、スーツとの相性もよし。
¥40,000+税

ハッピーパーカー

あえてダウンの量を減らし、インナーダウンより少し厚手に。本格的な冬を前にした今の時季にぴったり。ダウンだと暑く感じる人、車によく乗る人などにオススメです。中に着込めば十分温かく、3月頃まで使えます。
¥27,000+税

ナイロン フードダウン

ダウンブルゾンの中でトレンドの、細い糸「ハイデニール」で織ったシャリ感のある表情。今っぽいクラシックな雰囲気に加え、軽さと着心地を誇ります。ダウンパックを大きくあしらい、軽快なアウトドア感を演出。
¥32,000+税

CARREMAN ダウンブルゾン

スーツで使われるウール生地で有名な老舗生地メーカー「キャリマン」が手がける生地を使っています。ダウンを入れるコンパートメントをコンパクトにして、膨らみを抑えることで品の良い大人顔に仕上げています。
¥38,000+税

高機能ダウンの魅力に迫る!

お気に入り