東京・表参道『GYRE GALLERY』にて、『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』の展覧会を開催
2022.03.02

後世に残すべきものづくりをしている多くの文化を守るため、ファッションというフィルターを通して新たな価値を生み出し、未来へと繋いでいくプロジェクト『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』が以下3ブランドにて始動しました。
重要無形文化財久留米絣を取り入れた
エイジレスで普遍的なリラクシングウェア〈CATHRI(カスリ)〉
佐賀県肥前を代表する5つの陶磁器を
宝石に見立てたジュエリーコレクション〈HIZEN jewelry(ヒゼン ジュエリー)〉
兵庫エリアにある多様なタンナーによって生み出されたレザーを
様々なアイテムに落とし込んだ〈HYOGO LEATHER(ひょうごレザー)〉
この度、東京・表参道『GYRE GALLERY』にて、約2ヶ月間に渡って『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』の展覧会を開催します。
世界を席巻するコロナ禍の中で、消費のマインドや物を作ることの意味や価値、それ以前から続く地球環境の問題など、近年の私たちを取り巻く状況は激変しました。
一方、日本の工芸は世代や時代の価値観の変化に対して、自らが柔軟に変化しアップデートすることで長い歳月受け継がれてきました。
プロジェクト『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』は、その伝統技術の持つポテンシャルをファッションというフィルターを通し更に高め拡げることで、新たな価値を持つエイジレスなプロダクトを提案、日常から生まれ育まれた文化を未来へと繋いでいく活動です。
ディレクター 佐藤幸子
Concept Movie
高崎 卓馬氏が手掛けたストーリーに合わせて、プロジェクトの世界観をご覧いただける動画を制作しました。
ときをこえて 〜 Calling
Callingがこれから生み出すものたち。
それに刺激されて生まれた小さな物語です。
光と風と水を追いかけながら映像にしていきました。
朗読は、内田也哉子さん。
言葉が音になって、歌のようにも聴こえます。
高崎 卓馬
スタッフクレジット
クリエイティブディレクター・文:高崎 卓馬 / アートディレクター:柴谷 麻以 / 朗読:内田 也哉子 / 監督・編集:林 響太朗
/ 音楽:林 有三 / カメラマン:辻井 祥太郎・分銅 香奈 / カメラチーフ:マエシロアヤノ・海老根 里実 / カメラアドバイザー:山村 健 / ミキサー:浅田 将助 / ミキサーアシスタント:横尾 まりあ / 車両:古賀プロ・NASH LOCATION SERVICE / プロデューサー:中島 正晴 / プロダクションマネージャー:依田 純季・峯尾 麻衣子・保坂 澄音 / プロダクションアシスタント:高野 千夏

高崎 卓馬 / クリエイティブ・ディレクター・小説家
1969年 福岡県生まれ 電通グループ グロースオフィサー 小説家。 2010年、2013年、2度のクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞。 TCCグランプリ、ACC、カンヌ国際広告賞、ONE SHOW 、アドフェストグランプリ、D&AD など国内外の受賞多数。 映画「ホノカアボーイ」の脚本・プロデュースを担当。 蒼井優「四つの嘘」上野樹里「5つの鞄」(WOWOW)脚本。 著書に小説「はるかかけら」小泉今日子の親衛隊の少年たちの青春を描いた「オートリバース 」、 広告スキルをまとめた「表現の技術」「面白くならない企画はひとつもない」などがある。 J-WAVEで毎週金曜深夜「BITS &BOBS TOKYO」MCを担当。

柴谷 麻以 / アートディレクター・デザイナー
1987年東京生まれ。
女子美術大学デザイン学科卒業。電通zero所属。
【主な受賞】ADC賞/SPIKES ASIAグランプリ/CANNES LIONS/ADFEST/GOOD DESIGN AWARD/ACC賞/ギャラクシー賞/朝日広告賞/日経広告賞/毎日広告デザイン賞/広告電通賞/新聞広告賞 他

林 響太朗 / 映像監督・写真家
1989年東京生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科 情報デザインコース卒業後、DRAWING AND MANUALに参加。
受賞歴:ヴェネツィアビエンナーレ特別賞 (2016) / VMAJ 2019 BEST ROCK VIDEO賞 / VMAJ 2019BEST POP VIDEO 賞 / ADFEST Bronze (2019) / SSMA 2020 BEST VIDEO DIRECTOR / SSMA 2020 VIDEO OF THE YEAR『Aurora』 / ADFEST Bronze (2020) / Best streamlining: Wallpaper* Design Awards 2021

内田也哉子
1976年東京生まれ。エッセイ執筆を中心に、翻訳、作詞、バンド活動”sighboat"、ナレーションなど、言葉と音の世界に携わる。幼少のころより日本、米国、スイス、フランスで学ぶ。三児の母。著書に『会見記』『BROOCH』(ともにリトルモア)、樹木希林との共著に『9月1日 母からのバトン』(ポプラ社)、脳科学者・中野信子との共著に『なんで家族を続けるの?』(文春新書)など。絵本の翻訳作品に『たいせつなこと』(フレーベル館)、『岸辺のふたり』(くもん出版)、『ピン! あなたの こころの つたえかた』(ポプラ社)、『こぐまとブランケット 愛されたおもちゃのものがたり』(早川書房)、『ママン-世界中の母のきもち-』(パイインターナショナル)などがある。季刊誌「週刊文春WOMAN」にてエッセイ「BLANK PAGE」、月刊誌「家庭画報」にて季節連載「衣だより」を連載中。初作『ペーパームービー』(朝日出版社)が好評につき2021年11月に復刊。Eテレ「no art, no life」(毎木 05:55~)では語りを担当。2022年5月公開予定の映画「流浪の月」に出演する。
CATHRI






重要無形文化財の久留米絣を取り入れ、どのジャンルにもカテゴライズされない、エイジレスで普遍的なリラクシングウェアを展開するブランド〈CATHRI(カスリ)〉。
2020年にローンチした同ブランドは、様々な手法で表現されたアートのような絣を、ファッションの視点でデザインに落とし込み、唯一無二のプロダクトに昇華させていきます。
HP:https://www.beams.co.jp/special/cathri/
Instagram:@cathri_official
Director's comment
私が久留米絣と出合ったのは2018年。
一目惚れでした。
この素晴らしい重要無形文化財を
日本のみならず、世界中の人々に知ってもらいたい。
その思いを形にしたのが〈CATHRI〉です。
久留米絣と現代のファッションが交わることで、
新たなるベクトルが生まれます。
目指すのは、
”10代の女の子から90代のおばあちゃんまで!”
どんな人でも似合う服。
かつての着物がそうであったように・・・
HIZEN jewelry





佐賀県肥前の陶磁器をジュエリーに見立て再構築したブランド〈HIZEN jewelry(ヒゼン ジュエリー)〉。
「宝石を纏うように“やきもの”を纏う」がコンセプト。肥前地区を代表する5つの窯元の陶磁器をベースにしたジュエリーコレクションが〈HIZEN jewelry〉です。産地ごとに特性が異なる個性を持つ陶磁器をジュエリーという新たなカテゴリーで表現します。
※掲載アイテム:左から 有田焼、伊万里焼、唐津焼、嬉野吉田焼、武雄焼
Instagram:@hizen_jewelry
Director's comment
有田焼、伊万里焼、唐津焼、嬉野吉田焼、そして武雄焼。
誰もが一度は耳にしたことがある肥前地区を代表する5つの窯元の陶磁器は、日本を代表する焼き物(器)として長年親しまれています。
陶磁器を宝石に見立てたコレクションが作れないか。そんな発想からものづくりをスタートさせました。
ジュエリーに見立てた小さなパーツで表現することにより、産地ごとに違う陶磁器それぞれの魅力を引き出しました。
これからも、各産地で作られる焼き物と向き合い、
少しずつ丁寧にコレクションを増やしていきます。
HYOGO LEATHER






兵庫エリアにあるタンナー(革を鞣す職人)によって生み出されたレザーを様々なアイテムに落とし込んだ〈HYOGO LEATHER(ひょうごレザー)〉。
それぞれの工房やタンナーが得意な分野を活かし生まれた個性溢れる多様な革は、原皮から生産した皮を100%使い兵庫県内で鞣(なめ)され、排水などの廃棄物処理を適正に管理する工場で作られた革だけが〈HYOGO LEATHER〉に認定されます。
展開アイテム:シューズ、バッグ、ウォレット、ウェア
カラーバリエーション:オイルドレザー(ピンク、グレー、ブラウン) / ウォッシャブルレザー(ブラック、トープ) / クロコ、ヌメ(ブラック、ベージュ)
Director's comment
兵庫のタンナーの方々との出会い。
”革”との出会い。
革の特性を生かすことを最優先にものづくりを考えるという初めての取り組みでした。
職人さんより“革のことならばなんでもできるのが〈HYOGO LEATHER〉です!”
というお言葉をいただき、シューズ、バッグ、財布、洋服とあえて幅広いアイテムをデザインしました。
全てのコレクションのデザインはあくまでもベーシック。
革の魅力を最大限表現することに注力しました。
日本が誇る〈HYOGO LEATHER〉のクオリティーとコストパフォーマンスのバランスを感じていただき、長く愛用していただくことで味わいの増す、革のエイジングを楽しんでいただきたいと思っています。
- Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING
- 開催期間
- 2022年3月9日(水)〜4月27日(水)
※11 : 00 - 20 : 00
- 会場
- GYRE GALLERY / GYRE 3F
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目10−1
TEL:03-3498-6990
観覧料:入場無料、即売及び一部カスタムオーダー実施
共催:GYRE, BEAMS
協賛:兵庫県皮革産業協同組合連合会、佐賀県
協力:HiRAO INC
新型コロナウィルス感染対策に関する注意事項
・入場時に手指消毒の徹底をお願いいたします。
・入場時はマスク着用の徹底をお願いいたします。マスクを着用していないお客様は入店をお断りする場合がございます。
・咳、発熱、息苦しさ、だるさ、頭痛やのどの痛み、においや味がいつもと違うなど体調のすぐれない場合は来場をご遠慮ください。
・ギャラリー内混雑時にはスタッフの判断で入店を制限させていただく場合がございます。予めご了承ください。
・ギャラリー内では大きな声での会話はお控えください。
・ギャラリー内では他のお客様とのソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。
ご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。