90年代後半にアメリカのギタリスト、ライ・クーダーがキューバを訪れた事をきっかけに、現地の古参たちが奏でるキューバ音楽を紹介したプロジェクト『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。アメリカから見たキューバへの憧憬とでも言うべきそんな作品は近年も生み出されています。ニューオリンズのブラスバンドPreservation Hall Jazz Bandのメンバーが、かつてのライ・クーダーのように現地を訪れ、地元ミュージシャンたちから刺激を受けて制作したのがこちら。その様子はドキュメンタリー・フィルムにもなっています。オーセンティックなブラスバンド・ジャズの良さは残しつつ、キューバの伝統音楽を巧みに取り入れた演奏を披露していて、その陽気なムードに気分も上がります!