FEATURE A story about the culture.

柏木由紀のアイドルレボリューション22。 柏木由紀のアイドルレボリューション22。
2022.6.1

柏木由紀のアイドルレボリューション22。

Yuki Kashiwagi’s Idol Revolution 22.

「AKB48」の中心メンバーとして、アイドル界の最前線で活躍し続けている柏木由紀さん。48グループ初の30代メンバーになった今、彼女の活動は新たなフェーズを迎えています。そのひとつが、音楽プロダクション「WACK」とのコラボプロジェクトです。この取り組みの一環として誕生したのは、柏木さん率いるアイドルグループ「SPY」。そんな「SPY」のデビューシングル『あなたを狙い撃ち♡』のCD特典として、〈マンガート ビームス〉は完全受注生産限定のコラボクッションを制作しました。そこで今回は、柏木さんのアイドルオタ時代の話、「SPY」のこと、さらには自身が目指すアイドルとしてのゴールについて、あれこれ話してもらいました。

Yuki Kashiwagi has been at the forefront of the idol world as a core member of AKB48, and now that she is the first member of the “48” groups to be in her 30s, she is entering a new phase in her career. One of which is a collaborative project with the music production company WACK. The idol group "SPY" led by Yuki was born as part of this initiative. As a CD bonus for SPY's debut single, "Anata wo Neraiuchi♡," MANGART BEAMS has produced a limited-edition, made-to-order collaboration cushion. We asked Yuki to talk about her idol geeky idol days, "SPY," and her own goals as an idol.

PROFILE

柏木由紀
(アイドル)
1991年生まれ、鹿児島県出身。2006年、第三期「AKB48」追加メンバーオーディションに合格し、翌年に初代チームBの一員として公演デビュー。グループの中心メンバーとして、15年間にわたりアイドル界の最前線で活躍。俳優業やバラエティ、そしてYouTubeなど、アイドルの枠に囚われない活動でも注目を集めている。
Official Site

モーニング娘。のコンサートに行くために部活を辞めた中学生時代。

ー 柏木さんといえばアイドルオタクとしても有名ですが、そもそもアイドルに興味を持ったきっかけは何だったんですか?

柏木:小学2年生の時、地元の鹿児島で開催された「モーニング娘。」さんのコンサートを見に行ったことがきっかけです。その日は家族旅行に行く予定だったんですけど、父の仕事の関係で行けなくなってしまって、いつの間にかコンサートにすり替えられてました(笑)。母親が「モーニング娘。」さんのファンだったので、「コンサートの方が絶対楽しいよ」って説得されて。実際行ってみたら衝撃を受けて、その日から大ファンになりました。

ー どこに魅力を感じたんでしょうか。

柏木:音楽系の幼稚園に通っていて、発表会がたくさんあったので、小さい頃から、立つのも、見るのも、ステージという場が好きだったんです。本物のアイドルやアーティストを見るのは、「モーニング娘。」さんが生まれて初めてで、こんなに輝いている人間っているんだと思って。子供の私でも分かるぐらいカッコいいし、可愛いし、キラキラしてるしで、夢中になりましたね。

ー 「モーニング娘。」の推しは誰でした?

柏木:石川梨華さんが大好きです。もう神様! 歌やダンス以外のこともすごく一生懸命に取り組んでいるのが可愛いんです。“職業=アイドル”って感じが、子供ながらに「可愛すぎる」って思ってました。

ー 柏木さんの中でアイドルに惹かれるポイントは、一生懸命な姿なんですね。

柏木:一生懸命で、かつアイドルを追求している人が好きです。それで言うと、松浦亜弥さんや道重さゆみさんもそうですね。

ー 柏木さんは15歳でデビューされているので、8年ぐらいハロプロのオタ活をしていたわけですよね。

柏木:小学生の頃はテレビを見たり、コンサートが地元であれば親と一緒に行ってましたね。中学生の時は吹奏楽部だったんですけど、部活の大会と福岡でやる「モーニング娘。」さんのコンサートが被った時、コンサートに行くために部活を辞めました(笑)。大会を休むぐらいじゃ、「モーニング娘。」さんに申し訳ないというか、ちゃんと向き合いたいって思って。部活を辞めたことで、本格的にアイドルにのめり込んでいきました。

ー 部活よりも大事なものが、「モーニング娘。」にあったんですね(笑)。だいぶ学生生活に支障が出そうですが…。

柏木:そうですね、部活も辞めちゃったし、後には引けなくなって(笑)。毎朝起きたらとりあえずパソコンで情報収集するのが日課で、受験勉強なんて全然してなかったです。福岡ぐらいまでは新幹線で遠征したり、同じツアーを2、3回見に行ったり、握手会に行ったり。結構活動的でした。それこそ中学の時は、ファンの友達がいっぱいいましたね。

ー アイドルオタク時代の思い出深いエピソードがあればお聞かせください。

柏木:ある握手会に行った時、隣にいたのがさっしー(指原莉乃)だったんです。女の子のアイドルオタクは少なかったから、さっしーも九州で有名で。その時から、さっしーとはファンとして友達でした。お互い「大分の指原」「鹿児島の柏木」みたいにネット上では知ってて(笑)。

ー ファンとして友達だったふたりが、アイドルとして再会するのは胸アツ展開ですね。

柏木:私が先に「AKB48」に入って、その後「AKB48」のライブを見たさっしーも入ってくるっていう。再会した時は、「あ! あの時の!」ってなりましたね。(AKB48選抜総選挙で)さっしーが1位、私が2位になった時は、「10年前にアイドルオタクやってた私たちが『AKB48』を引っ張ってるよ!」って話してました(笑)。さっしーと出会えたことは、私の人生の中で大きかったですね。

お客さんを前にした時が一番力を出せるし、一番楽しい。

ー そんなアイドルオタクだった柏木さんが、アイドルになって、今なお現役で活躍されているわけですが、アイドルとして気を付けていることはありますか?

柏木:ベタですけど、ファンを優先すること。何をするにしても、どうすればファンの人が喜んでくれるか、そういう基準を常に持つようにしています。

ー それは元アイドルオタクならではのスタンスですね。

柏木:私自身コンサートにすごく行ってたから、セットリストを考える時は、自分を1回客席に置いて考えるようにしていて。「この曲だったらテンション上がる」「ここでバラードは違う」っていう風に、ファン目線を大切にしてます。アイドルのファンをやっていてよかったなと思うことは多々ありますね。

ー 石川梨華さんや松浦亜弥さんなどの憧れていたアイドルからの影響はありますか?

柏木:一生懸命っていうのは意識していることです。後ろでも端っこにいても、一番頑張る、一番元気に踊るっていうのはずっとやってますね。

あと、「AKB48」に入ってから、バラエティやコントの仕事が結構増えて。アイドルになったのはステージに立ちたかったからで、そういうことをやりたいと思ってなくて、一時期すごい嫌だったんです。そんな時に、自分が好きだった「モーニング娘。」さんが、バラエティでコントをよくやっていたのをふと思い出して。

ー 『ハロー! モーニング。』ですよね。あの番組は面白かったです。

柏木:そうです、『ハロモニ。』! 思い返すと、どんなに変なことしてても、顔に落書きしてても可愛かったし、すごい面白くて。例えば、石川梨華さんは突っ込まれた時に、落ち込まないで「なんでですか!」って絶対返すじゃないですか。その一生懸命な姿がめちゃくちゃ好きなんです。

だから、自分を応援してくれている人たちにも、あの時の自分みたいにコントをやってる柏木由紀を面白いと思ってもらえればいいのかなって思うと楽になって、それからすごく変わりました。バラエティも全力で取り組めるようになったのは、私が見てた「モーニング娘。」さんの影響です。

ー ちなみにアイドルとして一番好きな仕事はなんでしょう?

柏木:やっぱりコンサートですね。歌って、踊って、ステージに立つこと。コンサートは、ファンの人たちが楽しんでくれて、笑顔になってくれてるのが、一番分かる場所なんです。テレビの収録だと反応がないので、全然違います。お客さんを前にした時が一番力を出せるし、自分も一番楽しい。

ー 最近は自身のYouTubeチャンネル『ゆきりんワールド』の活動も活発ですよね。

柏木:コロナ禍になる直前に始めたので、もう2年ぐらいやってますね。元々アイドルとしての自分を応援してくれているファンにとって、見るコンテンツがひとつ増えたら嬉しいかなと思って始めたもので、一般の方に向けてやるつもりはまったくなかったんですよ。それこそ、今やっているメイク動画とか。ただ、意外と一般の方や他のアイドルファンの人たちが見てくれていて、嬉しかったです。世間は自分に興味がないと思っていたので(笑)。

ー YouTubeでは、愚痴を言ったり、怒ったり、素の柏木さんが出ていて、それが新しいファンの獲得に繋がっている気がします。

柏木:女性ファンがめちゃくちゃ増えました。オンラインのお話し会でも、「YouTubeを見てる」って言ってくれる方が多くて。これまでは、ザ・アイドルっていう人が好きだったこともあって、自分もそういうアイドル像を追求してきたんです。だから、私って音楽番組で数秒しか映らないけど、ブリっ子してる子っていうイメージがすごい強かったと思うんです。

でも、元々ファンと話す時は色々喋るキャラで、それを見せる場がなかったんですね。そういう意味では、YouTubeのおかげで本当の私が伝えられて、自然体でいれるようになったので、めちゃくちゃ楽になりました。

ー いい意味でパブリックイメージとのギャップがありました。

柏木:いつもコンサートにまで来てくれるファンは、私のことをある程度知ってくれていて、信頼関係が築けていると思うんです。だから、安心してなんでも言えるっていうのはありますね。数年前ならできなかったと思います。

ー 自分のウィキペディアを検証する企画も面白かったです。昨日改めて柏木さんのウィキペディアを見たんですが、プロフィール写真はまだ変わってなかったですよ(笑)。この際、「ウィキペディア用の写真を撮る」って企画をやってみても面白そう。

柏木:それ、めっちゃいいですね! 今度YouTubeでやろう! それでもまた誰かに変えられたら、それも1本の動画にして…って、いたちごっこですね(笑)。

自分が応援しているアイドルが、こう思ってたらいいなって。

ー 「AKB48」だけでなく、YouTubeや「WACK」とコラボした「SPY」での取り組みなど、この1、2年で活動の幅がグッと広がりましたよね。「SPY」のメンバー7人が決まった時、柏木さんはどう思いましたか?

柏木:個性豊かなメンバーが揃っていますよね。元々メンバーが決まる前から、「AKB48」に寄せたアイドルらしい曲をやりたいって思っていたんです。それが、いざメンバーが決まってみたら、(WACK版総選挙)1位のドクソンちゃん(『GANG PARADE』所属のユイ・ガ・ドクソン)とか、正統派のアイドルのイメージがあんまりないメンバーになったので、どうしようかなって。ただ、アイドルらしくない人たちが集まったからギャップが生まれて、結果すごいいいグループになったなと思います。

ー ドクソンさんの1位は、柏木さんも予想されていましたが、どうしてそう思ったんですか? 渡辺さん(『WACK』の代表取締役・渡辺淳之介)が選ぶだろうという読みもあったり?

柏木:渡辺さんが私を手こずらせようとしているのを感じていて(笑)。渡辺さんが「ドクソンが入ったら大変だよね」みたいなことをチラッと言ってたことが、すごい頭に残っていたんです。それで、「これはもしや?」と思って。

*編註
渡辺淳之介氏が自腹でCDを1万枚購入し、ユイ・ガ・ドクソンに1万票を投票した。

ー さっき仰ったように、「SPY」は「WACK」のイメージからかけ離れた、正統派アイドルとしてプロデュースされていますよね。どうなるのかなと思っていたんですけど、MVを見たら皆さんしっかりアイドルでした。

柏木:そうなんですよ。みんなハマっていて、めちゃくちゃ可愛く仕上がりました。やる機会がないだけで、元々アイドルとしてのポテンシャルがすごくあるからだと思います。

ー プロデュースする上で、特にこだわった点は?

柏木:今回は作詞から、曲の方向性決め、衣装、振り付けまでプロデュースしました。その中でも、作詞は元々得意じゃなかったこともあって、苦戦して。アーティストは自分の想いを歌っていいですけど、アイドルに自分の想いはいらないと思っている派なので、伝えたいことがなかったんです。だから、「うまいこと言うのを辞めよう」と思って、あまり意味を持たせずに、アイドルが歌っているからギリ成立するような歌詞にしたんです。

ー デビューシングル『あなたを狙い撃ち♡』の、ステージに向かうアイドルの心情を表現した歌詞は、柏木さん自身の体験を元にしているんですか?

柏木:自分が応援しているアイドルが、こう思ってたらいいなって方が強いですね。どちらかと言えば、ファン目線なのかもしれないです。「自分だけを応援してよ」ってスタンスのアイドルを私は応援したい、って願望を詰め込んだみたいなところがあります。

ー 「ステージは勝負よ。私だけ勝ちに行く」「私がチャンピオン」などの歌詞は、「AKB48」で選抜総選挙を経験した柏木さんだからこそ出たフレーズなのかなと思いました。

柏木:言われてみれば、あながち間違ってないかもしれないですね。ちなみに“チャンピオン”ってフレーズは、ドクソンちゃんが選挙で1位になった時の、「私が1位になったけど、ここにいるみんながチャンピオンなんです」ってスピーチから引用しました。ステージ上で聞いていてすごく響いて、その時に「これは絶対曲に入れよう」と思って。

ー 先ほど仰っていた憧れのアイドルの話と重なりますが、タイトルの『あなたを狙い撃ち♡』の♡は、松浦亜弥さんの『♡桃色片思い♡』からの影響ですか? 曲の雰囲気もどことなく似ている気がしたんですが…。

柏木:えっ! すごいっ! なんでわかったんですか!? はじめてバレました…(笑)。実は松隈さん(『WACK』所属グループのサウンドプロデューサー・松隈ケンタ)に、「『♡桃色片思い♡』みたいな曲にしたい」って伝えたんです。タイトルもですけど、間奏にみんなで掛け声ができる部分を入れてくださいってお願いしたり。

ー サビの「フーッ! フフーッ!」や、間奏の「オイッ! オイッ!」、BメロもPPPH(ぱんぱぱんひゅーの略で、ヲタ芸の一種)が打ちやすかったりと、これぞアイドルポップといった仕上がりですね。

柏木:現場で盛り上がってもらえる曲になっていると思います!

ー そんな「SPY」のデビューシングルのCD特典として、〈マンガート ビームス〉は完全受注生産でクッションを製作させてもらいました。

柏木:〈マンガート ビームス〉さんからクッション以外にも、何案かご提案いただいたんですよね。その中から、私がクッションを選びました。

ー なぜクッションを?

柏木:絶対に毎日見るものがよかったんですよ。クッションって部屋に置くじゃないですか。デスクマットの案もいただいていたんですけど、自分がファンだったらクッションがいいかなと思って。

ー 出来上がったものを実際に見てみて、いかがですか?

柏木:アイドルグッズとは思えないぐらいお洒落。理想形です。「AKB48」のグッズもつくって欲しいぐらい! アイドルファンだとバレたくない人でも、部屋に置いていて大丈夫なデザインですよね。後ろもふかふかになっていて、クッションとしての機能もすごいです。特に女性ファンはこういうグッズ、嬉しいと思います。

ー お気に入りポイントをお聞かせください。

柏木:タイトルが『あなたを狙い撃ち♡』なので、「SPY」のロゴにピストルを入れたのもポイントです。色もフォントも、何もかも気に入ってます。めっちゃ可愛い!

ー 今後〈マンガート ビームス〉につくって欲しいアイドルグッズはありますか?

柏木:シンプルにTシャツがいいです。「AKB48」のTシャツは、「本当に誰が着るの?」っていうデザインなんですよ(笑)。「お金がもったいないから、これ買うな!」ってファンに言ってますもん(笑)。あとはキャップとか、普段使いできるファッションアイテムが欲しいです。

BEAMS担当者:すぐにつくりますよ!

柏木:えー! 本当にお願いしたい!!

「アイドルって柏木由紀だよね」って言ってもらえるぐらいになりたい。

ー 最後に、日本のアイドルカルチャーについてのお話を聞かせてください。「AKB48」がブームになってから、いろいろなアイドルグループが登場して、“アイドル戦国時代”と言われるほどの一大ムーブメントになりました。当時と比べると、ブームが落ち着いたと思うんですが、柏木さんから見て、今のアイドルを取り巻く環境はどのように変化していると思いますか?

柏木:「AKB48」を15年やっている中で、時代とともに変わったことはたくさんあります。「AKB48」の時は“会いに行けるアイドル”だったのが、今はK-POPが流行っていて、なかなか近くで見たり、触れることのできない、完成されたものになっているような気がしていて。昔も同じように、手の届かない崇拝する対象だったと思うんです。その中でもう一回、泥臭く、一所懸命やっているアイドルが注目される時代がきたらいいなって願望はあります。

ー それこそ、今は「AKB48」もダンスをウリにしていますよね。

柏木:「AKB48」はどっちにも力を入れようとしていて。魅せるものとしてダンスを頑張って、一所懸命にやるってところも忘れずに。今の「AKB48」の取り組み方は、時代に合っているような気がするので、私も臨機応変に対応して、できるだけ長くアイドルをやれたらいいなと思ってます(笑)。

ー アイドルも多種多様化してきて、昔と比べて価値観が変わってきました。現役で結婚・出産するアイドルもいますし、“25歳定年説”みたいなものもなくなってきたじゃないですか? そうすると、柏木さんの終着点はどこになるんですか?

柏木:「アイドルって柏木由紀だよね」って言ってもらえるぐらいになれれば、最高なんですけどね。今のところ、若い子たちに混ざって、ギリギリ頑張っている人みたいになっちゃってるから(笑)。もうちょっと突き抜けて、ひとつのアイドルとしての形をつくりたいです。これまで「AKB48」に30代のメンバーがいなかったので、ひとまず年齢の面では道がつくれたのかなと。ここから私が何かを起こすたびに、アイドルの道がどんどん広がっていくような動きができたらいいなと思っています。

ー 柏木さんにとって、アイドルとは?

柏木:人生を賭けたチャレンジです。まだまだチャレンジ中ですけどね(笑)。

INFORMATION

SPY『あなたを狙い撃ち♡』
形態:CD only
封入特典:シリアルナンバー応募抽選券
収録内容:
M-1.あなたを狙い撃ち♡
M-2.大声ダイヤモンド <SPY ver.>
M-3.EVERYONE is GOOD and BAD
M-4.あなたを狙い撃ち♡ (off vocal ver.)
M-5.大声ダイヤモンド <SPY ver.> (off vocal ver.)
M-6.EVERYONE is GOOD and BAD (off vocal ver.)
*M-1.2.4.5:SPY M-3.6:iNNOCENT ASS
オフィシャルウェブサイト

PROFILE

Yuki Kashiwagi
(Idol)
Born in Kagoshima Prefecture in 1991, she passed the audition for the third “AKB48” additional members in 2006 and made her performance debut the following year as a member of the first Team B. As a core member of the group, she has been at the forefront of the idol world for 15 years. She has also attracted attention for her activities outside of the idol world, such as acting, variety shows, and YouTube.
Official Site

In junior high school, I quit club activities to go to a Morning Musume concert.

ー You are well known as an idol otaku (fan) as well, but what made you interested in idols in the first place?

Kashiwagi: When I was in the second grade of elementary school, I went to see a “Morning Musume” concert in my hometown Kagoshima. We were supposed to go on a family vacation that day, but my father’s work prevented us from going, so before I knew it, it was replaced with the concert (laughs). My mother was a fan of Morning Musume, and she convinced me that the concert would definitely be more fun. When I actually went there, I was shocked and became a big fan from that day on.

ー What attracted you to them?

Kashiwagi: I went to a kindergarten specialized in music and there were many recitals, so I have loved being on stage, both standing and watching, since I was a child. When I saw Morning Musume, it was the first time in my life that I saw real idols and artists. I was amazed at how bright and shining they were. Even as a child, I could see how cool, cute, and sparkling they were, and I was hooked.

ー Who was your favorite Morning Musume?

Kashiwagi: I love Rika Ishikawa. She is a god! I love how she also tries so hard to do things other than singing and dancing. I felt like she was an idol by profession, and I thought she was so cute even though I was a child.

ー What attracts you to idols is maybe their hard work.

Kashiwagi: I like people who work hard and pursue being an idol. In that sense, I would say that Aya Matsuura and Sayumi Michishige are my favorite as well.

ー You made your debut at the age of 15, so you had been an otaku of Hello Project for about 8 years, right?

Kashiwagi: When I was in elementary school, I watched TV and went to concerts with my parents if they were in my hometown. When I was in junior high school, I was in the brass band club, but when my club’s competition coincided with a Morning Musume concert in Fukuoka, I quit the club in order to go to the concert (laughs). I still felt quitting the club wasn’t enough for expressing my love for Morning Musume, and I wanted to face them properly. Since then I became more and more involved in the idol world.

ー So there was something more important than club activities in Morning Musume(laughs). It seems like it would interfere with your school life…

Kashiwagi: Well, yes, but I quit the club, and I couldn’t back out anymore (laughs). Every morning when I woke up, my routine was to gather information about idols on the computer, and I never studied for the high school entrance examinations. I took the bullet train to Fukuoka, went to see the same tour two or three times, and went to meet and greets. I was quite active. I had a lot of friends who were fans when I was in junior high school.

ー Do you have any memorable episodes from your days as an idol otaku?

Kashiwagi: When I went to one of the meet and greets, Sassy(Rino Sashihara) was next to me. There were not many girl idol otaku, and Sassy was famous in Kyushu. From that time on, Sassy and I were friends as fans. We knew each other on the Internet as “Sashihara from Oita” and “Kashiwagi from Kagoshima” (laughs).

ー It’s exciting to see two people who were friends as fans reunite as idols.

Kashiwagi: I joined “AKB48” first, and then Sassy who saw AKB48’s concert joined later as well. When we met again, we were like, ”Oh! You are from that time!” When Sassy came in first place in the “AKB48 General Election” and I came in second, we talked about how we were idol otaku 10 years before and how we were leading the AKB48! (laughs). Meeting Sassy was a big part of my life.

I can give my best when I am in front of an audience, and I also have the most fun.

ー So you used to be an idol geek, then became an idol and are still active today. Is there anything you especially pay attention to as an idol?

Kashiwagi: This sounds like a bit of a cliché, but I put my fans first. No matter what I do, I always try to think about what I can do to make my fans happy.

ー That is a stance that only a former idol otaku can take.

Kashiwagi: I used to go to concerts a lot, so when I think of a set list, I put myself in the audience’s seat and think about it. I try to think from the fans’ point of view, saying, “This song would be exciting,” or “A ballad is not appropriate here”. There are many times when I am glad to be a fan of idols.

ー Are there any influences from idols you admire, such as Rika Ishikawa and Aya Matsuura?

Kashiwagi: I am conscious of working hard. Whether I am in the back or at the end of the line, I always try to dance the hardest and with the most energy.

Also, since I joined AKB48, I have been doing a lot more variety and comedy work. I became an idol because I wanted to be on stage, so for a while I didn’t want to do such work and I didn’t enjoy doing it at all. At that time, I remembered that Morning Musume, whom I liked, used to do a lot of variety shows.

ー That’s “Hello, Morning”, isn’t it? That show was interesting.

Kashiwagi: Yes, so called “Halo Moni”!! When I think back on it, they were always cute and very funny, even when they were doing weird things or when their faces got doodled on. For example, when Rika Ishikawa was teased, she never got upset and would always reply, “Why do you say that?” I really like her hard-working attitude.

So when I thought that I could make the people who support me think that Yuki Kashiwagi doing a comedy act was funny, like I used to feel about Morning Musume then, it became easier, and I changed a lot. I was able to give my all to variety shows thanks to Morning Musume.

ー By the way, what is your favorite job as an idol?

Kashiwagi: Concerts, of course. Singing, dancing, and being on stage. Concerts are the place where I can see that the fans are enjoying themselves and smiling the most. It’s totally different when you are performing for TV, because you don’t get a reaction. I can give my best when I am in front of an audience, and I also have the most fun.

ー Recently, you have been active on your own YouTube channel, “Yukirin World”.

Kashiwagi: I started it right before the pandemic, so I’ve been doing it for about two years now. I originally started it because I thought it would be nice to have more content for my core fans to watch, and I had no intention of targeting the general public. A good example is my makeup video. I was surprised that the general public and other idol fans were watching my videos, which made me happy. I thought the public wasn’t interested in me (laughs).

ー On YouTube, you complain, get angry, and show your true colors, and I feel that this has led to you acquiring of new fans.

Kashiwagi: The number of female fans has increased tremendously. Many of them tell me that they watch YouTube during our online meetings. Up until now, I liked people who were “the idol”, and I have been pursuing that kind of idol image myself. So I think I had a strong image of those who act cute and only appear on music shows for a few seconds.

But I always was a character who talked a lot when talking to fans, and I just didn’t have a place to show it. In that sense, YouTube has made it much easier for me to communicate my true self and be natural.

ー In a good way, there was a gap between you and the public image.

Kashiwagi: The fans who always come to my concerts know me to some extent, and I think we have built a relationship of trust. So I can say anything in peace. I don’t think I would have been able to do that a few years ago.

ー We also enjoyed the project to verify your Wikipedia. We looked at your Wikipedia page again yesterday, and your profile picture has not changed yet (laughs). At this point, it would be interesting to try a project called “taking a photo for Wikipedia”.

Kashiwagi: That’s so great! I should do it on YouTube sometime! If someone still changes it again, we can make that into one video too…it’s a game of tug-of-war (laughs).

I wish the idols I support were thinking like this.

ー In addition to AKB48, your activities have expanded dramatically over the past year or two, including YouTube and the “SPY” project in collaboration with WACK. What did you think when the seven members of SPY were decided?

Kashiwagi: The members are all very unique. Even before the members were decided, I wanted to do an idol-like song that was closer to AKB48’s. But when it came time to decide on the members, I found that the members such as Dockson (Yui Ga Dockson from “GANG PARADE”), who came in first (in the “WACK General Election”), didn’t really fit the image of a traditional idol, so I wasn’t sure what to do. However, because we brought together people who didn’t look like idols, a gap was created, and I think the group turned out to be a great group as a result.

ー You also predicted Dockson’s first place, but why did you think so? Was it partly because you thought Mr. Watanabe (Junnosuke Watanabe, president of WACK) would choose her?

Kashiwagi: I sensed that Mr. Watanabe was trying to make things difficult for me (laughs). Mr. Watanabe glanced at me and said something like, “If Dockson gets in, it will be tough,” which really stuck in my mind. And I thought, “Maybe her?”

*editor’s note
Junnosuke Watanabe bought 10,000 CDs with his own money and voted 10,000 votes for Yui Ga Dockson.

ー As you mentioned earlier, SPY is produced as a legitimate idol group, far from the image of WACK, isn’t it? We were wondering how it would turn out, but when we saw the music video, everyone was a true idol.

Kashiwagi: That’s right. Everyone was into it, and it turned out really cute. I think it’s because they have a lot of potential as idols, and they just don’t have the chance to show it.

ー Kashiwagi: What did you pay special attention to when producing the group?

Kashiwagi: This time, I produced everything from writing the lyrics to deciding the direction of the song, costumes, and choreography. I struggled with the lyrics because I was never very good at writing them. Artists are allowed to sing their own thoughts, but I am of the school of thought that idols don’t need their own thoughts, so I didn’t have anything I wanted to say. So I decided to “quit trying to say something nice,” and instead, I made the lyrics sound as if they could be justified only because they were sung by an idol, without giving them much meaning.

ー Did you base the lyrics of SPY’s debut single “Anata wo Neraiuchi ♡” on your own experience to express the feelings of an idol going on stage?

Kashiwagi: It’s more like I wish the idols I support were thinking like this. If anything, it is from the fans’ point of view. It’s like I’m expressing my desire to support the idols who have the stance of “support only me”.

ー Do you think the phrases like “Stage is a battlefield. I’m the only one who’s going to win,” or “I’m the champion” came from your experiences at the “AKB48 General Election”?

Kashiwagi: If you ask me, it may not be so wrong. By the way, the word “champion” was taken from Dockson’s speech when she won the first place in the election: “I won the first place, but everyone here is a champion”. It really resonated with me when I heard it on stage, and at that moment I thought, “I’m definitely going to put that in the song”.

ー This goes back to what you were saying earlier about your favorite idols, but Aya Matsuura’s “♡Momochiro Kataomoi♡” influenced the title “Anata wo Neraiuchi♡”? I felt the mood of the song was also somewhat similar…

Kashiwagi: What! That’s amazing! How did you know? You were the first person who noticed that… (laughs). Actually, I told Mr. Matsukuma (Kenta Matsukuma, sound producer for groups belonging to WACK) that I wanted the song to be something like “♡Momochiro Kataomoi♡”. I asked him to add the heart to the title, but also to include a part in the interlude where everyone can shout together.

ー I think it’s THE idol pop song with “whoosh! Hoo-hoo!” in the chorus, and “Oi! Oi!” in the interlude. And the bridge is easy for fans to to clap “PPPH” (short for “pan-pan-pan-hyuu,” a kind of wotagei, a type of cheering gestures performed by otaku).

Kashiwagi: I think the song will get people excited at the concert!

ー MANGART BEAMS produced a cushion as a CD bonus for SPY’s debut single, completely made-to-order.

Kashiwagi: Besides the cushion, MANGART BEAMS also made several other suggestions. I chose the cushion from among them.

ー Why cushions?

Kashiwagi: I definitely wanted something I would see every day. Cushions are placed in a room. I had also received a suggestion for a desk mat, but I thought that if I were a fan, I would prefer a cushion.

ー How do you feel when you see the finished product?

Kashiwagi: It’s so stylish that I can’t believe it’s idol goods. It is an ideal form. I even want them to make “AKB48” goods! Even if you don’t want people to know you’re an idol fan, you can leave it in your room. The back of the cushion is soft and fluffy, and it functions very well as a cushion. I think female fans will be especially happy with this kind of merchandise.

ー What are your favorite points?

Kashiwagi: The title is “Anata wo Neraiuchi♡” (meaning “I’m aiming at you”), so the pistol is inserted in the SPY logo, which is a key point. I like the color, font, and everything. It’s so cute!

ー Do you have any idol goods that you would like MANGART BEAMS to make in the future?

Kashiwagi: I would like to see simple T-shirts. The “AKB48” T-shirts have a design that makes you think, “Who would really wear that? (laughs). I tell fans, “Don’t buy this because it’s a waste of money!” (laughs). I also want caps and other fashion items that can be used on a daily basis.

BEAMS staff member: We’ll make it right away!

Kashiwagi: Are you sure? I really want to ask for it!

I want to be so good that people say, “Speaking of idols, it’s Yuki Kashiwagi”

ー Lastly, please tell us about idol culture in Japan. Since the boom of “AKB48,” various idol groups appeared, and it became a huge movement that was often referred to as the “The Era of Idol Wars”. Compared to those days, the boom seems to have calmed down. From your point of view, how do you think the environment surrounding idols has changed?

Kashiwagi: In the 15 years that I have been with AKB48, many things have changed with the times. The concept of AKB48 was “idols you could go see,” but now K-POP is popular, and I feel like it has become something more complete, something you can’t easily see or touch up close. I think it was the same in the past, an unreachable object to be worshipped. I hope that there will come a time when idols who are working hard in almost like an unsophisticated way will be the focus of attention once again.

ー AKB48 is now also making dance their main selling point, isn’t it?

Kashiwagi: AKB48 is trying to focus on both. We try our best to dance as something attractive, and we don’t forget to work hard at it. I feel that the current approach of AKB48 is in line with the times, so I hope I can be flexible and stay an idol for as long as possible (laughs).

ー Idols have become more diverse, and their values have changed compared to the past. There are idols who get married and have children while they are still active, and the “25 years old is the retirement age” theory has disappeared. If that is the case, what is your ultimate goal?

Kashiwagi: I want to be so good that people say, “Speaking of idols, it’s Yuki Kashiwagi”. At the moment, I’m just a person who is just barely hanging in there with the younger generation (laughs). I would like to go a little further and create a form for myself as an idol. Since there have been no members in their 30s in AKB48 so far, I think I have made a way for myself and others in terms of age. I hope that every time I make something happen from this point on, I can make a move that will expand the path of idols.

ー What does idol mean to you?

Kashiwagi: It is a life challenge. I am still challenging myself (laughs).

INFORMATION

SPY “Anata wo Neraiuchi♡”
Form: CD only
Included benefit: Serial number application lottery ticket
Included contents:
M-1. Anata wo Neraiuchi♡
M-2. Ogoe Diamond
M-3. EVERYONE is GOOD and BAD
M-4.Anata wo Neraiuchi♡ (instrumental ver.)
M-5. Ogoe Diamond (instrumental ver.)
M-6.EVERYONE is GOOD and BAD (instrumental ver.)
*M-1.2.4.5:SPY M-3.6:iNNOCENT ASS
https://kingeshop.jp/shop/g/gKICM-2114/?siteid=01

  • Photo_Kyouhei Yamamoto
  • Hair & Make-up_Hiroko Suzuki
  • Text_Yosuke Ishii(Rhino inc.)
  • Edit_Soma Takeda(Rhino inc.)
  • Translation: Yoko Oyabu
LATEST
MORE