WHY
腰回りやワタリには適度なゆとりを持たせつつ、ひざ下から徐々に狭まり、裾はキュッと絞ったメリハリのあるシルエット。これなら、これ見よがしにならず、あくまでさりげなく着こなしをブラッシュアップできるはず。トレンドを全力で貪るのも若い頃なら微笑ましくていいけれど、大人は適量が一番!「ベーシック8割:トレンド2割」くらいの塩梅が、賢い選択と言えましょう。
DETAIL
古着のアジと現代のムードとの
巧みな折衷具合に脱帽です。
デザインのインスピレーション源は1950~’60年代頃のヴィンテージ。その風合いと経年変化のよさが両方楽しめるよう、オリジナルの生地を開発するところから始めたというから、その本気度は確かです。古着の軍モノなどと比べると股上はだいぶ深さが軽減されていて、ゆとりは残しつつもすっきりと見えるバランスに。アンクル丈なので、裾上げせずに穿けるのも嬉しい限り。
裾は初めからこの折り返し幅のダブルで処理されています。確かに絞った裾幅には、これくらいのボリューム感がしっくり来ますもんね~。