YUKATA
Hair & Make-up

ゆかたヘアメイクで新しい私、発見!

夏の装いをぐっと特別にしてくれる、ゆかた。華やかさと品をあわせ持つ一着は、特別な日だけでなく、何気ない日常に彩りを添えたいときにもぴったりなんです! 今回は、そんなゆかたを自分らしく、素敵に着こなすためのヒントを、ヘアメイクアップアーティスト・村上綾さんに教えてもらいました。少しだけ背筋が伸びるような、そんな新しい夏の楽しみ方を見つけてみませんか?

Featuring

村上綾

(ヘアメイクアップアーティスト)

大阪生まれ。化粧品会社に入社後、ヘアメイクアシスタントを経て2010年に独立。現在、雑誌や広告、女優さんのヘアメイクを中心に幅広く活躍中。
@ayamurakami__

For Short Hair

ニュアンスのあるフェミニンなショートで大人かわいい

ハンサムショートで、普段はクールな印象の桑原。ゆかたに合わせて前髪をくるくるねじりラフにピンでとめるアレンジで、遊び心とかわいらしさを備えたフェミニンなムードにイメージチェンジ。

桑原優季

伝統柄でモダンな透明感をまとう

水色と白のゆかたに紺の帯を合わせた、涼しげなワントーンコーデ。白い帯締めとガラスの帯留めがさらに抜け感を出す。「菱繋ぎ」という古典的な幾何学模様ながら、ナチュラルなヘアメイクでモダンにアップデート。いくつになっても、粋に着こなせそう。

レザー使いのカゴバッグは、洋服にもゆかたにもボーダレス。

ゆかた: きものやまと 52,800円
粗紗半幅帯: きものやまと 44,000円
三分紐: きものやまと 11,000円
帯留: きものやまと×HARIO 8,800円
焼桐舟形下駄: きものやまと 10,450円
バッグ: Kamaro'an 73,700円

ヘアは、トップを4パートに分け、くるくるねじってそれぞれピンで留めるだけ。

ナチュラルながらほのかにきらめくヌーディメイク

ゆかたの色にあわせて、リップは青みのあるピンクベージュをセレクト。目元も同色系の偏光アイシャドウを上下のまぶたにのせ、全体をピンクベージュの濃淡で仕上げている。光が当たるとほのかにきらめく偏光アイシャドウで、上品な大人のナチュラルスタイルが完成。

色数を抑えてツヤ感をプラスした、大人のヌーディメイク!

くるんとしたクセ毛が全体の雰囲気をやわらかに演出。キリッとしたいときはオールバックにしても◎

普段、ブラウンやオレンジ系のメイクなのでピンクは新鮮!

For Dyed Hair

くせ毛を活かしたエアリーなまとめ髪がいまの気分

ミルクティーカラーのふんわりとしたヘアが印象的な當間。ゆかたには、三つ編みよりもカジュアルなツイストおさげスタイルで。毛束感を残したラフさとナチュラルなくせ毛が、夏の光を反射してゆかた姿を愛らしく。

當間美津里

黒の格子柄で洒落感アップ

ランダムな手描き風のチェックのゆかたは、今っぽいテキスタイルのようにも見えるけど、実は「やたら格子」と呼ばれるクラシカルな柄。白と黒の大胆な柄行きのため、ふんわりやわらかな質感のライム色の帯を差し色にして、全体のバランスをとっている。

直線的なゆかたの柄と、やわらかなヘアスタイルのコントラストがバランスよし。

ゆかた: 私物
へこ帯: きものやまと 13,200円
日田下駄: きものやまと 17,600円
バッグ: Lalo 15,400円

キラリと光る目元のラメで、さりげなく愛らしさを引き立てて。

個性派ナチュラルで“らしさ”を最大限に引き出して

日焼けした少女っぽいヘルシーさをイメージして、ブラウンのチークを頬と鼻に。目元にあえて色を使わないことで、毛流れのある眉毛が引き立って垢抜けた印象に。全体がぼんやりしてしまわないよう、涙袋に大きめのラメをのせ、リップにニュアンスのあるパープルをキリッと引けば、ナチュラルな中にも個性がキラリ。

外国の少女のような、かわいいそばかすを活かして♡

モノトーンのゆかたに映える、グリーンのネイルがさりげないアクセントに。

キラキラのラメが、アクセサリー代わりになってる!

For Bob Hair

直線的なカットラインを活かしてシンプルに

小林のきれいな黒髪のストレートボブは、ジェルでつや感を出し、サイドを耳にかけただけ。タイトなシルエットを意識するだけで様になり、アレンジなしでもゆかたに似合うのがボブのいいところ。シンプルなので小ぶりのピアスをさりげないアクセントにするのも◎。

小林唯

凛とした粋な着姿に見惚れる

深みのあるダークレッドの地に、真っ白なカラーが咲き誇るゆかた。花柄とはいえ茎がシュッと伸びる丸みのないデザインなので、子どもっぽくなりすぎず、着た人を美しく彩る。黒い帯を合わせたシックな印象ながら、帯締めを飾り結びにすることで華やかさと抜け感を演出。合わせる帯によってもがらりと表情が変わりそう。

クラシックなゆかたの柄に合わせて、甘さを抑えたクールなスタイリングに。

ゆかた: きものやまと 25,300円
麻絹半幅帯: きものやまと 38,500円
二分紐(白): きものやまと 6,050円
二分紐(黄緑): きものやまと 6,050円
下駄: きものやまと サンプル

唇には、ゆかたに馴染むオレンジブラウンのリップを。

見る人に涼感を与える、マットなブルーアイシャドウ

ゆかたがコクのあるブラウン系のダークレッドだからといって、メイクまで同系色でまとめてしまうと重く見えがち。思いきって目元に涼しげな水色を持ってくると、一気にスタイリッシュに。ポイントは、ツヤのないマットな色味を選ぶことと、塗る面積はラインに沿ってコンパクトにすること。リップは輪郭をとらずグロスをラフにつけるくらいがちょうどいい。

マットな水色は、白い肌と黒髪によく映えて効果的!

ミニマルなボブヘアがゆかたを引き立てる。

ゆかたもメイクも普段と全然違ってドキドキ!

For Long Hair

タイトな前髪とラフなお団子でこなれ感を演出

前髪を重め&タイトに残したアップスタイル。お団子はあえてきれいにつくりすぎず毛束感を出してニュアンスのあるまとめ髪に。黄色のゆかたの衣紋(えもん)をぐっと抜いた先に見えるうなじが、ほんのり色っぽい。

坂本涼花

大胆な黄色を品良くスタイリッシュに

遠目からはシンプルに見えるゆかたですが、実は苅安色(青みがかった黄色)の地色に、金平糖を散りばめたような小さな星模様を染め抜いた小粋な技が光るデザイン。洋服ではトライしづらい大胆な色に挑戦できるのも、ゆかたならでは。ゴールドのピアスも好相性。

帯やバッグ、履物といった小物をベージュで揃えれば、鮮やかな黄色も肌なじみよく着こなせる。

ゆかた: きものやまと 52,800円
麻絹半幅帯: きものやまと 38,500円
日田下駄: きものやまと 16,500円
巾着バッグ: きものやまと 8,800円

ビビッドな赤のリップがコーディネートの差し色。

カジュアルなゆかたでも浮かない、似合わせ赤リップ

パッと目を引く朱赤のリップは、輪郭をあいまいに。陰影を出す程度にベージュのシャドウをさっと入れ、チークを控えることでやりすぎ感はなし。清潔感のあるかわいらしさと、凛とした美しさの両方を際立ててくれる。

重めに残した前髪と、毛流れのある眉が抜けポイント。

重めに残したセンターパートの前髪が美しさを引き立てる。

赤リップが似合うと言ってもらえるなんて大発見!

Impressions

  • 桑原優季

    (b/beaut BEAMS プロデューサー)

    ゆかたを着てみんなで居酒屋に行きたい!

    これまでゆかたは、花火大会かお祭りの日に着る年に一度の「イベント着」という認識でしたが、今回みんなの着姿とヘアメイクを見て、何気ない毎日をゆかたで彩るのも素敵だなと思うようになりました。とはいえ、まだひとりで着る勇気はないから、いつもの女子会メンバーを誘って一緒に着て飲みに行きたいと思います。せっかくだから、今年はゆかたを新調しようかな!

    PROFILE

    大学卒業後、スタイリストのアシスタントを経て2015年にビームスに入社。店舗スタッフ、プレスを経験し、現在は宣伝とb/beaut BEAMSのプロデューサーを担当。食べることとお酒が大好きで、趣味は料理と飲み歩き。週2,3のジムが体型維持とストレス発散法。

  • 當間美津里

    (プレス)

    日本人に生まれてよかった!

    ゆかたをちゃんと着るのは小学生以来かも? 撮影中、通りがかりの方にたくさん褒めてもらえたし、着ていると自然と背筋が伸びる感じがあって、改めて日本人に生まれてよかったと実感しました。私は目にコンプレックスがあって、いつもはまつ毛をキュンと上げて目元バッチリにしてしまうのですが、ベースからつくりこむことで全体がパッと明るくなるとわかって、新しい自分に出会えた気分です。

    PROFILE

    神奈川県出身。2018年よりアルバイトでプレスアシスタントを経験し、2021年ビームスに入社。現在は正社員としてキッズレーベルのプレスを務める。3歳の息子を持つママで子ども服作りが大好き。育児と仕事で毎日楽しくパワフルに過ごしている。

  • 小林唯

    (Pilgrim Surf+Supply 東京 スタッフ)

    ゆかたならいつもと違うメイクに挑戦できる。

    普段メイクには無頓着な方で、水色のアイシャドウなんて使ったことがなかったので気分が上がりました。ゆかたはちょっと特別なシーンで着るイメージなので、いつもと違うメイクにも挑戦しやすいですね。逆に髪の毛やアクセサリーは洋服と同じでもよくて思ったよりハードルは低いので、もう少し子どもが大きくなったら家族揃ってゆかたを着ておでかけしたいと思います。夫のゆかた姿も見てみたい!

    PROFILE

    2017年入社、神奈川県出身。4歳女の子の母。出勤前にお気に入りのカフェでコーヒーをピックアップするのが毎朝の日課で、至福の時。最近は動画を観ながら娘のヘアアレンジを猛練習中!

  • 坂本涼花

    (ビームス 新宿 スタッフ)

    大人ゆかたのおしゃれな世界観が新鮮!

    いま持っているゆかたは中学生の頃から着ているカラフルなものなので、年齢を重ねても長く着られる大人ゆかたが欲しくなりました。今回のようにあえて洋服とは違う色柄を選べば、新鮮なおしゃれを楽しめて新たな発見がありそうです。友人は毎年、ドレスコードがゆかたの「流しそうめんの会」を自宅で開催しているのですが、自分でイベントをつくってしまえば、ゆかたを着る機会が増えていいですね!

    PROFILE

    2023年入社、神奈川県出身。〈Demi-Luxe BEAMS〉担当。趣味は音楽鑑賞とドライブで、今年もフジロックに行く予定。ドライブが好きで、何時間も運転して山や海まできれいな景色を見に行くのも趣味のひとつ。車の中で大好きな音楽を聴きながら運転する時間が癒し。

Photographer: Shiori Ikeno, Hair&Make-up: Aya Murakami, YUKATA Stylist: Aya Satake, Text: Akiko Yamamoto, Creative Direction: jeep creative department., Location: Suzukugui, Ogiya, Yukata: Kimono Yamato (https://store.kimono-yamato.com/Page/kimonoyamato-official.aspx)

 

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