ジリジリと焼けるような暑さが続く今年の夏。紫外線や熱中症など、この時期だから起きやすい外的トラブルは内面からケアしていきたい。そこで、日本スーパーフード協会に「夏の疲れを癒すスーパーフード」を聞いてきました!スポーツで身体を動かすことで失われてしまう栄養素を補ってくれる、まさに“スーパー”フードたちです。
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日本スーパーフード協会
“Superfoods is Lifestyle”をテーマに、人と地球を健康にするスーパーフードを啓発・普及する活動、スーパーフードの商品開発、日本の伝統的な健康食材を「ジャパニーズスーパーフード」として世界にPRする活動等を行っている。
夏のダメージに効果的
積極的に取り入れたい
スーパーフード5選
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01.アセロラ
「アセロラは天然ビタミンCがレモン果汁の34倍も含まれています!さらにポリフェノールも豊富で、スポーツや運動で増える身体の酸化ストレスをしっかりリカバーしてくれます。肌の老化を防ぐ効果もあるので、紫外線対策や肌の免疫力の強化にも適しています。ちなみにビタミンCはタンパク質の吸収を高める効果があって、プロテインとの相性が非常にいい!アセロラ100%のピューレ、ジュースで摂取するのがおすすめです。」
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02.ココナッツウォーター
「続いておすすめしたいのは、ココナッツウォーターです。一般的にイメージされる茶色の実はオールドココナッツと言って、白い果肉部分がオイルやフレークなどの加工品に用いられますが、まだ未成熟のヤングココナッツの内部は水々しい果汁の状態です。その成分は『天然の点滴』と言われ、水よりも身体への浸透率が高く、熱中症対策にも非常に優れた飲み物なんです。ちなみに塩を少し混ぜて飲むとパーフェクトな”天然のスポーツドリンク”に。」
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03.青パパイヤ
「ここ最近ブームが続いている青パパイヤ。沖縄では漢方食材として古くから”命の薬”と親しまれています。その理由は、野菜果実の中で最も豊富に酵素を含んでいること。3大栄養素を分解し吸収率を高めて、胃腸の働きを良くし、不調の原因となる肌トラブル・便秘や軟便の解消、免疫力の向上に役立ちます。さらに、ストレス軽減で寝つきも良くなる!顆粒状の加工品も増えてきて、手軽に取り入れられるようになっています。」
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04.ブロッコリースーパースプラウト
「あまり聞き馴染みがないかもしれないですが、実はスーパーで気軽に手に入るブロッコリースーパースプラウトは、ブロッコリーの新芽3日目の生鮮食品です。スルフォラファンという抗がん、解毒、抗酸化作用のある成分を多く含んでいるのが特徴。元気を保つためには悪いものを身体に溜め込まないこと。健康維持や病気の予防におすすめです。調理不要で、どんな料理にも“添えるだけ”で使える便利な食材です。」
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05.スピルリナ
「最後に必須でおすすめするのが、スーパーフードの王様、スピルリナです。驚きは世界最古の生命体!現在は藻類(植物)に分類されますが、当時は植物と動物が分化していなかったので、両方の栄養素を50種類以上含む、まさに天然のマルチサプリメント。タンパク質とミネラルが非常に豊富なので乾燥にも強い肌と丈夫な髪を作り出し、抜け毛予防にも効果的です。とにかく総合的に優れているので、食欲が減退しやすい夏の終わりに基本的な栄養素を補給することができます。」
Photo : Yuichi Sugita
Design : Toshiya Saito
Edit & Text : Narumi Yoshihashi [MANUSKRIPT]