VOL.3

10.23
UPDATE

〈ビームス ボーイ〉って何だろう?
〈ビームス ボーイ〉のスタイルって何だろう?

メンズウェアの様々なルールや、そこから派生した私たち独自のこだわり。
流行りに左右されることなく、いやときには流行りに乗りながら、服を楽しむには、
自分のために知っておくべきルールというのがたくさんあるのです。
そして、それを知って破ることこそ〈ビームス ボーイ〉です。

DUFFLE COAT

軽やかなダウンジャケットも魅力的ですが、
〈ビームス ボーイ〉が愛するのはぎっしりと目の詰まった強靭なメルトン。
北欧の漁師が冬場の作業着として着用していたダッフルコートは、イギリス海軍の制服として採用され、
その後アメリカや日本をはじめ、世界中の国々で広く愛されるようになりました。
私たちが大好きなワークウェアとミリタリーウェア、その両方の世界で愛されてきたコート。
シンプルで簡潔な作りでありながら、抜群の存在感がある強靭なメルトンのこのコートこそが、
私たちの冬の定番ロングコートです。

RULE

重厚感のあるコートが好きぎっしりと詰まった強靭なメルトン。重くて肩が凝る、着にくいと言われがちな素材ですが、だからこそ表情があり可愛いのも事実。コートの名前は、ベルギーのアントウェルペン州の町、デュフェル(Duffel)に由来し、これを英語で発音すると“ダッフル”になります。この町の特産品が綾織の丈夫なウール生地でした。強く縮絨をかけているため水が染みにくく、クッション性にも優れています。誕生してからほぼ変わることのないデザインは、ロングコートの完成形。1940年代にニューヨークのコロンビア大学周辺に集まったアレン・ギンズバーグやジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズといったビートニクたちが羽織っていたリアルなアイビールックのコートです。

DETAILS

重厚感のあるコートが大好物な私たちですが、〈ビームス ボーイ〉のダッフルコートでは実用性を考慮し、デイリーに着こなせる軽すぎないメルトンを使用しています。フロントのトグルは、女性がバランスよく着用できるように着丈の長さに対し、位置を高めに設定。大きめなフードにはスナップボタンがついていて、フィット感を調整することで防寒性を高めることができます。

  • フードにあるサイズ調整用のスナップボタン。たぶん使わないかもしれないけれど、もともとあった機能的デザインは極力残すのが〈ビームス ボーイ〉流です。

  • 木製のトグルは、手袋をしたままでも開閉できる優れもの。見慣れたディテールもその意図を理解するとさらに魅力的に感じます。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
SHAGGY DOG SWEATER

“シャギードッグ”とはその名の通り、フワフワした犬毛のように起毛したニットのこと。
スコットランドのシェットランド地方で編み上げられたセーターを
アザミの葉の棘で引っ掻いて仕上げるのが伝統的な作り方。
この柔らかいセーターをシャギードッグセーターと名付けたのは
アメリカントラッドの雄、〈ジェイ・プレス〉。古くからシェットランドセーターを扱ってきました。
ちなみに本店はアイビーリーグの名門イエール大学キャンパス内に創業。
そんな立地であればこそ、B.D.シャツにシャギードッグセーターとチノパン
というスタイルがアイビールックに取り入れられたのも自然なことだったのかもしれません。

RULE

毎年必ず買い足すセーターイタリア製のラグジュアリーなハイゲージニットも素敵ですが、ちょっと粗野な雰囲気のシャギードッグセーターこそ私たちの冬の定番。着こなし方としては、B.D.シャツをインナーにアメリカントラッドな合わせが大前提ですが、もっとデイリーに着こなすのであれば、首の詰まったTシャツをインナーにしてスウェット感覚で。ネックからチラッとTシャツを覗かせるのも素敵な着こなしです。

DETAILS

1929年、スコットランド北西部で創業したニットファクトリー〈ノア イースターリー〉。同社が手がけるシャギードッグセーターは、良質なシェットランドウールを100%使用し、温かく柔らかな着心地が魅力です。シェットランドウールは、厳しい冬の寒さや湿度に耐えるシェットランド種の羊から生産されるウールで、一頭から収穫できる毛量が少なく、希少価値が高いものです。吊り編み機による仕上がりはサイドシームがなく、身体にノンストレスでフィットしてくれます。そして、極めつけは発色のいい豊富なカラーバリエーション。着たい色も毎年変わるし、どれかひとつに選べない。だからつい買い足してしまうのです。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
MUFFLER

クリスマス一色に染まるアメリカのホリデーシーズン。
そんな一年で最も華やかな季節に各ブランドから登場する
さまざまな“ホリデーカタログ”は、アメリカの風物詩。
〈ラルフローレン〉や〈エル.エル.ビーン〉のカタログでは、
マフラーやグローブがスタイリングとともに大きく紹介されていて、
同じロゴやモチーフがついたセットの冬小物を使ったコーディネートがとても素敵でした。
ジャケットやパンツなど、大物だけにこだわるのでなく、小物にも気を配る。
とくにマフラーを中心とした柄合わせなどは、季節感を作り上げる大事なアイテムです。

RULE

冬小物はセットで揃える小物を同じモチーフで揃える。それはどこかアメリカのおばあちゃんやお母さんが、孫や小さい子どもに編んでくれる手編みのマフラーやグローブ、そんな温かいイメージがあります。それらの小物たちは、冬のアメリカントラッドアイテムとして欠かすことのできないもの。むやみにアクセサリーを身に付けない、私たちにとって重要なアイテムです。もちろん小物といってもそのアイテムの背景にこだわるのが〈ビームス ボーイ〉。ウール100%のハンドニットや上質なメイド・イン・スコットランドのアイテムなど、保温性の高い実用的なものを取り揃えています。

DETAILS

モチーフが同じシリーズものに弱い。とくにマフラーやグローブ、ワッチキャップなどの冬小物は、同じシリーズで揃えないと気が済まないのが〈ビームス ボーイ〉です。ジャケットとパンツをセットアップで着るように、セットで合わせられる小物は、やはりセットがベスト。冬のコーディネートに統一感を生みだす、最後の仕上げにオススメです。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
MILITARY PANTS

2つの世界大戦後、大量に余った軍服がサープラス、
余剰品として放出されることで一般に広がったミリタリーウェア。
生産性と機能を突き詰めた究極のワークウェアとも呼べ、またアウトドアウェアの原型でもあり、
さらには反戦運動におけるユニフォームとしても人気があり、
今や欠かせないファッションアイテムになりました。
ミリタリーといえばフライトジャケットやモッズコートと呼ばれる『M-51』などのアウターが人気ですが、
それよりもベーシックなアイテムとして必ず持っておきたいのがパンツ。
デニムやチノパンのような万能性を誇るミリタリーパンツは、スタイリングの要にもなるパンツですが、
実は色から生地からさまざまな種類が存在します。ただの緑のパンツとは思わないこと。

RULE

オリーブドラブのミリタリーパンツを持っている。アメリカ軍のものだけでも無数のバリエーションが存在するミリタリーパンツ。その中でまず抑えておきたいのが定番色のオリーブドラブ。カーキと混同している人がいますが、ちゃんと正式名で覚えておきたいところ。2つの世界大戦から、朝鮮戦争、ベトナム戦争と森林地帯での戦争が続く中でカモフラージュ性の高さから重宝され、軍隊のスタンダードとなりました。カモフラージュ機能を求められるため、オリーブドラブといっても明確な色は存在しません。その生産国や軍隊が派遣される場所の緑を想定されてつくられたミリタリーパンツは、年代だけでなくいろんな要素からバリエーションが生まれました。そんな数あるパンツの中から〈ビームス ボーイ〉はベトナム戦争時に採用されたモデルを別注。自分たちの着丈に合うよう丈を短めに設定したこのパンツは、流行りに関係なく、ボロボロになるまで穿くことのできる、〈ビームス ボーイ〉が誇る定番中の定番パンツです。

DETAILS

毎シーズン必ず登場するミリタリーパンツ。〈ビームス ボーイ〉としては、季節や流行りに関係なく、デニムパンツやチノパン同様、持っておくべきボトムスに位置付けています。〈バズリクソンズ〉に別注したミリタリーパンツは、ベトナム戦争時に採用された通称『ジャングルファティーグパンツ』の初期型で、ポケットのフラップから露出したボタンが特徴です。素材には熱帯の気候を考慮して軽量で乾きやすいコットンポプリンを使用。女性でも着こなせるように丈を短めに設定しているので、ソックスの色を効かせたコーディネートがオススメです。

  • 左カーゴポケットの内側に隠しポケットを配備。また、通常はカーゴポケットに止血用の紐があしらわれていますが、着用の際に干渉することがあるため、今回の別注では取り除いています。

  • 股下にあるループ。日常生活に必要かはさておき、ディテールが生まれた背景を想像するだけでワクワクします。

  • フロントはボタン留めで、内側にはフラップがつきます。煩わしさもご愛嬌。

  • ウエストのタブでサイズ調整が可能。ベルトなしでジャストに穿きましょう。

CHIMAYO VEST
CHIMAYO VEST

アメリカ・ニューメキシコ州にある小さな村、チマヨ。
そこで織られるウールで作られたベストの総称がチマヨベスト。
〈オルテガ〉の初代ガブリエル・オルテガが
チマヨで始めた伝統のはた織り技術は、現在8代目に受け継がれています。
ネイティブアメリカンとスペイン系移民が入り混じった特有のカルチャーがあるチマヨ。
織物にはネイティブアメリカンの伝統的な柄や色使いとスペインの影響が絶妙に調和。
唯一無二の雰囲気を放つ織物は、身に着けるたびに身が引き締まるお守りのような存在。
歴史への尊敬と憧れを感じながら、身に纏うべき大切な一着です。

RULE

〈ビームス ボーイ〉的一張羅チマヨ織りの歴史はおおよそ17世紀後半に始まりました。現在のメキシコからニューメキシコ州チマヨ村へやってきた初代オルテガから代々受け継がれてきたそのはた織り技術は、いまだに昔ながらの製法で家内工業的に生産されています。チマヨ織りの最高峰の〈オルテガ〉ですが、最近では若者が街へ出て仕事をするようになり、後継者が少なくなっているのが現状。頭の中で柄を描きながら左右対称に織っていく職人技、つまりデザイン図案などなしに織る技術と伝統が、これからも長く受け継がれていくことを願うばかりです。かつて先輩が格好良く着こなしていたチマヨベストは、永遠に私たちの一張羅です。

DETAILS

〈ビームス ボーイ〉では、チマヨベストのオリジンであるオルテガ社製のアイテムを中心に取り扱っています。100年以上の歴史を持つ老舗。私たちは毎年ニューメキシコ州チマヨ村のお店まで足を運び、一点一点大切にバイイングします。シーズンによって色やサイズ感、デザインのチョイスも変わるので、同じように見えて微妙に違います。現在は職人の数も減り、生産数も決して多くありません。一つ一つが貴重になるので、じっくり悩んで自分のお気に入りを見つけてください。

  • 写真のアイテムはすべてスタッフの私物。〈オルテガ〉の定番、“矢羽柄”を中心にラインナップしていますが、デザインはアイテムによって異なります。

ARAN SWEATER

一般には“フィッシャーマンセーター”とも呼ばれるアランセーター。
それはアイルランド西岸アラン諸島で誕生しました。島の大部分を占める産業は漁業。
草木の育ちにくい岩だらけの小さな島は、冬の海は常にしけていて極寒という過酷な環境にあります。
夫が無事に帰ることを待つ、島の女性たちによって編まれたものがアランセーターです。
母から娘へと設計図もなく受け継がれてきたこのセーターの定番といえば白。
その起源は母親が息子の晴れの日のために編んだものとされています。
保温性を高め、また本来の用途であるフィッシャーマンセーターの名残もあり、
水弾きのいい脱脂していないウールを使用したアランセーター。
獣臭い、粗野な感じが、ワークウェアなセーターとしてたまらない魅力を持っています。­­­­­­­

RULE

白いアランセーターを持っている19世紀の中頃から20世紀にかけて、漁師の労働着として定着していたガンジーセーターが元となり誕生したアランセーター。1956年、セーターをいち早く世界に紹介したのがクリスチャン・ディオールでした。そして1960年代、アメリカの若きリーダー、ジョン・F・ケネディが故郷であるアイルランドのセーターを着たことで広く知られるようになりました。日本では、1964年に雑誌『メンズクラブ』の巻頭グラビアを飾ってから。パリのディオールでアランを手に入れた青年が、撮影時に同席したVAN・ヂャケットの石津祥介(創業者・謙介の子息)に懇願され譲ったことから、フィッシャーマンセーターとして、日本で大ブームとなったのです。〈ビームスボーイ〉では定番の白やクレイジー配色など、伝統的な編み柄を採用したベーシックなアランセーターを毎年展開しています。

DETAILS

〈ビームス ボーイ〉のアランセーターに使われている代表的なアラン模様は3つ。“ケーブル”はもっとも多く使われる縄模様。漁師が使うロープをモチーフとし、安全と豊漁の願いが込められています。“ハニーカム”は勤勉に働く蜂への賛辞で、漁師の間では蜂の群れを見ると幸運になるといわれています。“ダイアモンド”は陸や海から得る宝物や成果、財産の象徴です。また素材には、シェットランドウール100%を使用。一着目に購入するならまずは白いアランセーターを推奨しています。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
SHOE CARE

あえていうならば、シューケアができるからこそ、革靴が好きなのかもしれない。
自分の手で大切な革靴を磨く。自分だけの一足に仕上げていく感覚。
シューケアから“着こなし”は始まっているのです。
メンズライクな土臭い、粗野なスタイルが好きな私たちは、古い靴やヘビーデューティーな靴も沢山履きます。
古びて所々が色褪せ、傷が付いていたとしても、
それを味として愛情を持って履きますが、ただの汚れた靴は絶対に履くことはありません。
手間暇がかかる革靴ですが、だからこそ履き甲斐があるのだと思っています。

RULE

ケアしたい大切な革靴を持っている履きこむほどにその人のものになっていく革靴。味が出るアイテムが好きなのは、自分だけの個性が出た一点ものにできるからです。愛情を持って手入れをするその時間は、黙々と自分、そして靴と向き合える大切な時間です。ヨガや半身浴もいいけれど、シューケアも大切にしたい自分時間。その日履いた靴への労いを込めて、“お疲れ様”とケアしてあげましょう。『ポパイ』創刊に携わった石川次郎さんが、“アメリカ軍兵士の革靴は常にピカピカだった。強いしお洒落でかっこいい。”と語っていましたが、 それも私たちがシューケアを習慣にしたい理由の一つかもしれません。

DETAILS

革靴を買ったら、履く前にまずシューケアをしましょう。革が靴となり、私たちの手元に届くまでの間にも、革は乾燥しています。革靴にとって乾燥は大敵。購入後すぐにケアすることで、綺麗な状態で長く愛用することができます。ケアの頻度はそれぞれですが、雨に濡れたあとや表面の汚れが目立つとき、革が乾燥してきたと感じたときなど。靴のコンディションをこまめに見ながらケアを怠らないように。放っておくと、革も拗ねてヒビ割れや劣化につながります。お肌のケアと同じなのです。

1.ホースブラシで表面のホコリや泥など汚れを取り除きます。シューツリーを入れるとなおよし。履きシワを伸ばすことでシワの間の汚れを取りやすくします。
2, 3.ステインリムーバーを使って汚れを落とします。まさにメイク落とし的なステップです。リムーバーをクロスに染み込ませて軽く靴全体を拭きます。
4, 5.リッチデリケートクリームをクロスに少量取り、靴全体に馴染ませます。ここは化粧水と乳液をつける感覚で、汚れを落としたあとの保湿を。革も私たちの肌と一緒で、乾燥していては輝けません。
6.乾拭きをして余分なクリームを取り、仕上げにホースブラシよりもコシのあるブラシでクリームを馴染ませます。これでデイリーケアは完璧です!

1.ホースブラシで表面のホコリや泥など汚れを取り除きます。シューツリーを入れるとなおよし。履きシワを伸ばすことでシワの間の汚れを取りやすくします。

2, 3.ステインリムーバーを使って汚れを落とします。まさにメイク落とし的なステップです。リムーバーをクロスに染み込ませて軽く靴全体を拭きます。

4, 5.リッチデリケートクリームをクロスに少量取り、靴全体に馴染ませます。ここは化粧水と乳液をつける感覚で、汚れを落としたあとの保湿を。革も私たちの肌と一緒で、乾燥していては輝けません。

6.乾拭きをして余分なクリームを取り、仕上げにホースブラシよりもコシのあるブラシでクリームを馴染ませます。これでデイリーケアは完璧です!

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
Know the rules well,
so you can break them
effectively
FLIGHT JACKET

極寒な高高度や砂漠での灼熱の飛行といった過酷な環境から
パイロットを守るために開発されたのがフライトジャケット。
数多く生み出された軍物と呼ばれるジャケットの中でも
美作揃いのフライトジャケットは、一着は持っていたいアイテム。
時代の流れとともにレザーからコットン、ナイロンへと素材が変化する中で、
常に最高の機能性を求めて改良されてきたフライトジャケットは、
同じモデルでも年代によって異なる細かいディテールの変化も魅力の一つです。
また、さまざまな用途に応じたスペックがあり、その種類に合わせて品番が異なるフライトジャケットは、
その名称や背景をちゃんと知った上で着こなしたい。

RULE

フライトジャケットは『MA-1』だけじゃないフライトジャケットと聞いて私たちが思い浮かべるのは『MA-1』だけじゃない。高高度を飛ぶ爆撃機乗りが着たムートン製の『B-3』、極寒冷地で着るために開発された『B-7』、フライトジャケットからグラウンドクルー用に変わった『N-3B』。アルファベットと数字が羅列されただけの記号のようなそれらの名称は、私たちが愛する〈ニューバランス〉のスニーカーよりも覚えにくいけれど、そこがまた魅力の一つ。フライトジャケットはアメカジの定番。着こなしの参考にしたいのが1986年公開の映画『トップガン』に出てくるパイロット達のフライトジャケット姿。〈ビームス ボーイ〉としてはヒロインよりも男性のスタイリングに目がいくのです。フライトジャケットは大きく着るのもいいけれど、本当に好きなのは私たちにジャストなキッズサイズ。自分たちが着られるサイズのフライトジャケットを探す上でキッズの古着を探すのが私たちの癖。そんな希少な黄金サイズを形にしたのが今季別注をかけた『L2-B』です。

DETAILS

もはや〈ビームス ボーイ〉の名物といっても過言ではない“古着屋のレジ内に飾ってあるキッズサイズのレアヴィンテージ”をテーマに、サイズバランスをコンパクトにモディファイしたコレクション。その第三弾として今回登場するのが『L-2B』フライトジャケットです。これまで同様、身幅や着丈を一からサイズ調整し、キッズサイズのような見た目ながら着心地も追求しています。今回別注した『L-2B』は、1960年頃まで生産された初期型のスペックをベースに作成しており、セージグリーンのライニングがその証です。また、通常ある肩のエポーレットとジッパーエンドのストームフラップを取り外し、ミニマルな印象にすることで女性でも楽しめる仕上がりに。

  • L-2B

    ライトゾーン(10℃〜30℃)用に開発されたフライトジャケット。別注でエポーレット、ストームフラップをなくしているので、『MA-1』と間違えやすくなっていますが、中綿がなくフロントポケットがフラップ仕様になっているのがポイント。

  • G-1

    アメリカ海軍を代表する伝統のフライトジャケットで、ムートンボアの襟やチンストラップ、腕の動きをスムーズにするアクションプリーツが特徴。ちょっと地味ですが、アメリカの頑固おじさんっぽい通好みな見た目がたまらなく魅力的。

  • MA-1

    数あるフライトジャケットの中でももっとも有名なモデルにして、不朽の名作。『MA-1』は度重なるスペック改定によってアップデートされていますが、色やディテールの微妙な変化も覚えておきたいところ。一目見てそのスペックがわかれば完璧。

  • N-3B

    もともとはフライトジャケットとして開発されたモデルですが、中期以降はグラウンドクルー用のジャケットとして活躍。ヘビーゾーン(-30℃〜-10℃)の寒冷地用に作られているので防寒性は抜群。重厚な見た目もまさにヘビーデューティー。

  • B-7

    別名『アラスカンジャケット』と呼ばれる極寒冷地、エクストラヘビーゾーン(-50℃〜-30℃)用フライトジャケット。第二次大戦中の資材不足の影響で生産期間がわずか1年だった短命モデル。当時の弱点は動きにくく汚れやすかったこと。

※『L2-B』以外スタッフ私物

FLANNEL SHIRT
FLANNEL SHIRT

私たちの言うネルシャツは“フランネルシャツ”のことを指します。
フランネルとは、17世紀スコットランドが起源。
羊毛を使って織った生地が始まりといわれていますが、現在では、綿を用いて表面のみ起毛させた
コットンフランネル生地が主流。フェルトのように柔らかく、温かな雰囲気で、味のある表情が魅力。
アメリカのさまざまなワークウェア、アウトドアブランドで作られ続け、
働くお父さんから、悩みもがきながら未来を探すグランジな若者たちにも愛されてきたネルシャツ。
アメカジの定番として、流行ろうが流行るまいが、
私たちは、そのネルシャツの愛されてきた歴史に敬意を払いながら、
それを引き継いでいきたいと思っています。

RULE

お気に入りの配色のネルシャツを持っているどこか垢抜けずに野暮ったさの残るシャツ。カッコよく着ることよりも気取らずに着ることが似合うネルシャツは、〈ビームス ボーイ〉のスタイルには欠かせないシャツです。チェックをプリントで表現した薄手のもの、ずっしり重たいけど柔らかく肌馴染みのいい先染めのもの、一言では言い表せないたくさんの表情があるのもネルシャツの魅力です。〈ペンドルトン〉や〈ウールリッチ〉のネルシャツが有名ですが、労働者たちだけではなく、さまざまな人々に愛されてきました。1970年代からアメカジの代表アイテムとして日本でも広く知られるようになり、日本のアメカジブームの火付け役ともなりました。ウィメンズファッションでは、なかなか(もしかしたらずっと?)流行らないものなのかもしれませんが、あるべくして作られたウェアだからこそ根強く存在し続けている、そんなネルシャツには心惹かれるものがあります。お気に入りの配色を見つけて、自分らしく着こなしましょう。

積み重ねたネルシャツは、すべてスタッフの私物。同じようで同じものはひとつもありません。お気に入りの配色のネルシャツひとつにも、その人の個性や趣味が表れるのです。

DETAILS

売れる、売れないに関わらず、〈ビームス ボーイ〉ではネルシャツを毎年作ります。それはネルシャツがアメリカンカジュアルに欠かせないアイテムだからです。肝心のチェック柄にはとことんこだわり、毎年一から作り直している〈ビームス ボーイ〉だけのスペシャルなファブリック。古着のようにクタクタになるまで着倒してもらいたい。ネルシャツには、そんな私たちの想いを込めています。

1. サイドにある補強の三角マチ、空環(からかん)仕上げはヴィンテージのワークシャツなどに見られるディテール。古着のような雰囲気を演出するポイントです。

2. 今回のネルシャツは、襟を取り外してバンドカラーに。古着をそのまま着るのではなく、今着たいデザインにカスタマイズする気持ちでアレンジしました。

3. ペン挿しのある胸ポケットは、ワークシャツのディテールを採用しています。ボタンはすべてヴィンテージのワークシャツには欠かせない猫目ボタン。

CORDUROY

コーデュロイの歴史は17世紀のルイ王朝時代まで遡ります。
ルイ14世に献上され広まったこの畝のある生地は、
フランス語で“王の畝”(Corde de roi→英語でCorduroy)として知られるようになりました。
ヨーロッパの上流階級の嗜みである狩猟など野外作業で着用するカジュアルウェアの素材として重宝され、
1950年代には、その歴史の気品さゆえか、アメリカの将来を担うアイビーリーガーたちが愛用し、
日本でもアメリカンカジュアルスタイルの欠かせないファブリックとして認知され今日に至っています。

RULE

コーデュロイは畝にこだわる“ウェル(WALE)”とは、畝を意味する英語。太さは1インチ幅に何本の畝があるかで表します。私たちがコーデュロイの洋服を選ぶ際の一つの基準は、畝の太さであるといっても過言ではありません。毎シーズン、〈ビームス ボーイ〉ではさまざまなウェルのコーデュロイアイテムが登場しますが、色やデザインよりも先に、まずは何ウェルのアイテムを作るかを決めます。今季では、細い畝のシャツ、中畝のオーバーオール、カッコよく着たいジャケットとパンツのセットアップは太畝で揃えました。大好きな古着のワークウェアやハンティングウェアのコーデュロイはどれも太畝ですが、中畝や細畝もそれぞれの個性があり、秋冬ではその畝の違いをそれぞれのスタイリングで楽しんでいます。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
SOCKS

おしゃれは足元からと言いますが、
〈ビームス ボーイ〉ではシューズだけでなくソックスを含めての足元だと思っています。
トップスやボトムスに気を使うのは大前提ですが、
見えない部分にこだわるのがスタイリングの醍醐味だからです。
見えない部分にこそ、その人の本質が出る。
そして今日の自分はこんな気分、という心の内がソックスに現れるように思うのです。
だから、私たちはソックスからコーディネートを決める。決して過言ではないルールです。

RULE

コーディネートはソックスから決める私たちのクローゼットには、Tシャツと同じくらい、いやそれ以上に大量のソックスが詰まっています。気に入ったものがあれば、迷わずストックします。ソックスは消耗品なので傷みやすく、ときには手洗いでケアしたり、ネットに入れて優しく洗ったり。もしかしたら、他のどんなファッションアイテムよりも気を使って洗濯しているかもしれません。ソックスから始めるコーディネートで大事な点は、ボトムスの裾とシューズの間のゾーン。私たちにとっては、そこがすべて。人があまり気にかけない場所だからこそ、自分らしさが表現できると思っています。

DETAILS

ソックスは、〈ビームス ボーイ〉にとってとても重要なアイテムです。なぜならソックスにこだわるとスタイリングが楽しくなる、そのことを私たち自身が実感しているからです。シーズンを象徴するウェアの色や柄に合うソックスを作ったり、新作のシューズに合わせたソックスを企画するなど、店頭には幅広い商品を揃えています。割合は、オリジナルが7割でセレクトが3割。さまざまなブランドを展開していますが、〈ビームス ボーイ〉らしい色や丈感に別注したりと、オリジナリティを忘れないことを常に心がけています。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
MOUNTAIN PARKA

アメリカで“アウトドア”がライフスタイルとして認められ始めた1960年代半ばに、
自然豊かなカリフォルニア州リッチモンドで産声をあげた〈シエラ デザイン〉。
アウトドアが大好きな2人の若者が、自分たちの命を託せるウェアを作りたいと開発したのが
1968年に生まれた“60/40(ロクヨン)クロス”のマウンテンパーカ。
現代でハイテク素材と呼ばれるもの、
それらは機能素材の元祖である“60/40クロス”を参考にして開発されたもの。
アウトドアプロダクトの名品中の名品として、
半世紀以上もオリジナルから変更がない程の完成度の高い逸品です。

RULE

ハイテクよりもローテクに惹かれる横の糸がコットン(60)、縦の糸がナイロン(40)の生地が“60/40クロス”。雨水を吸うことでコットンが膨んで目が詰まり、降ってくる雨の侵入を防ぐ。そしてコットン特有の透湿性と通気性で湿気を逃がす。そんな逆転の発想で、アウトドアで活動する人々を守り続けてきたこの名品のもう一つの特徴が、デイパック一個分程度の収納力があると言われている7つのポケット。今回〈ビームス ボーイ〉は、半世紀にわたりほぼ同じデザインで作られ続けてきたこのジャケットを別注。年代によって変化してきた特徴あるタグの中から、 1970年代の復刻タグをベースに色をグリーンからピンクに変更。そして、通常の丈より大幅に伸ばし、動きやすさを考えベントを取り入れました。完成されたものからのさらなるアップデート。流行りに関係なく、長く着たいと思えるコートが生まれました。やっぱりハイテクよりもローテクが好き。

〈シエラ デザイン〉のアーカイブ。タグの木の本数でおおよその年代がわかり、こちらは1980年代のもの。“60/40クロス” のくたっとした生地感は、経年変化による賜物です。〈ビームス ボーイ〉の別注も、長く着続けて育てていきましょう。

DETAILS

〈シエラ デザイン〉のマウンテンパーカの着丈をぐんと伸ばしてスペシャル仕様に。つまり、いつもよりたっぷりと“60/40クロス”の生地が味わえます。コート丈なので、通常のモデルにはないベントを入れることで足さばきをよくしているのですが、これも私たちが考える機能美です。

  • 背中のマップポケットは、新聞紙などを入れることで防寒対策にも効果的。〈シエラ デザイン〉らしいディテール。

  • 別注タグは、現在ブランドで使用している1970年代の復刻タグをグリーンからピンクにアレンジしました。 “ブタ鼻”と呼ばれるレザークッキーはブランドのアイコン。

  • 調整用のマチがついているベルクロカフス。うっかりセーターの毛玉がついてしまっても、私たちにとっては大切な味なのです。

  • 豊富なポケットはカバンいらずの収納力。ハンドウォーマー付きも嬉しい魅力。グレーのファスナーも 〈シエラ デザイン〉ならでは。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
TWEED

“ツイード”とはイギリス・スコットランドの毛織物の一種。
スコットランド産の羊毛を手紡ぎした太い糸を手織りした、粗く厚い毛織物。
18世紀後半に農民の防寒着として生まれたツイードは、 19世紀には貴族たちの高貴なレジャーである釣りや
狩猟用のカントリーウェアとして世界中に広がりました。
しっかりと織られたその生地は、はっきり言って重くて着やすいものではありません。
だからこそ、着ごたえがあるといえるのも事実。
着込めば次第に馴染み、それでいてへたることはなく、まるで毛布を着ているかのような温かさ。
長く着続けることができ、そして子や孫、次の世代にも引き継げる素材。
〈ビームス ボーイ〉の冬には、一生モノのツイードがあります。

RULE

一生モノのツイードを愛用している商標登録されている世界唯一のツイード生地が〈ハリスツィード〉です。生産はハリス島、ルイス島、ウィスト島、バラ島とその周辺のアウター・ヘブリディーズ諸島に限り、羊から初めて刈り取られたピュア・ヴァージンウールのみを原料とし、染色・紡績・織り上げまでのすべての工程を、各島内で行わなければ素材としての条件を満たしません。そして島の織り手によって、すべて人力による手織りのものだけが〈ハリスツィード〉と名乗ることが許されるのです。厳しい条件をクリアして認められたブランドタグ、それは品質保証の証であるとともに、どこかミリタリーウェアについているスペックタグのような魅力を感じます。島の人々によって大切に継承され、保存されてきた〈ハリスツィード〉。流行りを超え、一生モノとして着続けることができるスタンダードなアイテムです。

DETAILS

毎年欠かさずにラインナップする〈ハリスツィード〉のアイテム。その素材はすべて〈ビームス ボーイ〉のために織り上げられたエクスクルーシブです。柄は過去のアーカイブ資料から選んだものや、そこから選んだものにさらに色別注をしたりと、そのどれもが特別仕様です。一生モノのツイードを持っていたい私たちですが、いつのまにかそれが何着も増えているということも。子や孫まで残すつもりで、今年もまた一生モノに手が伸びそうです。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
The golden rule is
that there are
no golden rules
BLACK WATCH

スコットランドの伝統柄である、“タータンチェック”。
タータンには本来用途があり、氏族を表すクランタータンや連隊用のレジメンタルタータン、
土地ごとに特徴が異なるディストリクトタータンなどたくさんの背景があります。
その中でも私たちが愛してやまないのが“ブラックウォッチ”。
深い青をベースに、緑と黒のラインを引いた、厳かな雰囲気のこのタータンは、
1725年にイギリス軍の制服の柄に採用された、いわばミリタリー柄。
言われてみればどこかカモフラージュ柄のような雰囲気も。

〈ビームス ボーイ〉が推すタータンがブラックウォッチなのには、そんな理由があるのです。

RULE

タータンといえばブラックウォッチ通常、目立つ配色が多いタータンチェックですが、ブラックウォッチは特別。始まりは1688年のイングランドで起こった名誉革命。反革命勢力の通称であるジャコバイトの動向を監視するハイランダー兵(ハイランド第42連隊)の独立グループが着用していたタータンがかなりダークトーンで黒く見えたため、“ブラックウォッチ(黒の見張り番)”という名がつけられました。そして、彼らが身にまとっていた柄そのものもブラックウォッチと呼ばれるようになり今日に至っています。無地のように扱え、着まわしがきき、デイリー使いしやすいタータン。ほかの柄アイテムとレイヤードできるところもポイントです。

DETAILS

〈ビームス ボーイ〉にはブラックウォッチのアイテムが豊富にラインナップ。毎シーズン作り続けていても、また作ってしまう。主役を張るような派手さはないけれど、なくてはならない存在。ブラックウォッチは、〈ビームス ボーイ〉における名バイプレーヤーなのです。

IVY PANTS

私たちの正装、アメリカントラッドやアイビースタイルにおいて、
ブレザーやB.D.シャツとともに欠かせないもの、それがアイビーパンツ。
聞きなれない言葉かもしれませんが、ネイビーブレザーの組下のパンツのことを指します。
ボロボロに着込む、ヘビーデューティーなパンツが好きな私たちでも、このアイビーパンツだけは例外。
ピシッとアイロンをかけて、センタークリースを際立たせて穿きたいものです。
私たちが惹かれるものはルールが多いですが、
それは一つ一つのディテールに機能的な意味があるものだからです。
尾錠、サイドのポケットやコインポケットなど、さまざまなストーリーをもつこのアイビーパンツは、
まさに〈ビームス ボーイ〉のパンツと呼ぶにふさわしい一本です。

RULE

ネイビーブレザーの組下パンツは脇役じゃない街ゆく素敵なジェントルマンがセンタープレスのビシッと入ったスラックスにピカピカに磨かれた革靴を合わせて履く姿は、惚れ惚れとするものです。時には凛々しくタイドアップし、時には遊びの効いたヴィヴィッドカラーのシャギードッグセーターに合わせてデニムと同じように楽しみましょう。もちろん、しっかりアイロンをかけて。〈ビームス ボーイ〉のアイビーパンツの裾はシングル。シュッとした革靴だけじゃなく、ハイカットのスニーカーなどにも合わせやすいようにするためです。そしてアイビーパンツの基本であるパイプドステムなシルエットの雰囲気もどこか残しつつ、幅広いスタイリングで愛用できるようにすっきりとしたテーパードシルエットにアップデートしています。オリジンを知り、そしてそれに敬意を払いつつ、自分らしいスタイリングのために手を入れていく。それも〈ビームス ボーイ〉のもの作りの大事な点だと思っています。

DETAILS

私たちにとってネイビーブレザーとセットアップになるアイビーパンツは、決して欠かすことのできない主役。バックストラップが特徴で、クラシカルでアイコニックなディテールを残しながら、すっきりとしたテーパードシルエットに。一方、最近ではおじさんパンツとしてウィメンズファッションでも人気のスラックスも、〈ビームス ボーイ〉では以前から定番パンツとしてワードローブのレギュラー。太めのスラックスは、深いタックが生み出す独特なキャロットシルエットがユニーク。パンツを軸にスタイリングもおじさんらしくまとめましょう。

  • コインポケットもメンズウェアの大切なデザイン。またサイドポケットはシームに沿って縦に切れているバーチカルポケットを採用し、腰まわりをすっきりと。

  • バックストラップと呼ばれる尾錠のディテールは、タキシードに用いられる仕様で、ネイビーブレザーのフックベント同様。アイビールックに欠かせないディテールです。

  • ウエストから裾にかけてたっぷり取ったタック。ハウンドトゥースの柄も相まって野暮ったいおじさんパンツさを演出。

  • 今期の〈ビームス ボーイ〉には、裾の仕上げはダブルとシングルの2種類がラインナップ。自分の好みに合わせて選べます。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
THERMAL

今ではファッションアイテムとして普及しているサーマル。
元々はミリタリーウェアのインナーとして採用されていた機能下着。
生地の表面を凹凸にすることによって、肌と生地の間に空気の層を作り、
保温性を保つことで兵士たちの身体を守り続けてきました。
科学的な素材技術は使われていない、ある種原始的な保温機能こそが魅力の一つ。
洗濯すると縮み、着込むと薄くなる。天然コットンが持つその不都合が、
生地に風合いを出し、着る人の個性を反映した相棒になる。
身体の一番近くで寄り添ってくれるインナーだからこそ、
私たちは機能素材のインナーよりも、
肌に馴染む優しいサーマルを愛用したいと思っています。

RULE

機能性インナーよりもサーマル〈ビームス ボーイ〉の定番インナーと言えば、サーマル。生地も分厚いものから薄いもの、形もクルーネックからタートルネック、フーディまで、何にでも使用できる万能素材です。ミリタリーのしっかりとしたものも素敵ですが、アメリカの子どもがパジャマで着るような優しい色合いで、可愛い小花やキャラクターがプリントされたサーマルも捨てがたい。特におうち時間が増えてきた現在、〈ビームス ボーイ〉スタッフのステイホームでは、サーマルを着る機会がかつてないほど多くなってきました。インナーとしてもワンマイルウェアとしても、様になる素材はサーマル以外に見当たらない、そう思っています。

白T同様、サーマルは何枚持っていてもいい。こちらはすべて古着で、〈ビームス ボーイ〉スタッフの私物。着古した見た目は、長年かけて育て上げた証拠。くたっとしたサーマルの質感や表情がとても愛おしく感じるのです。

DETAILS

何度も言いますが、秋冬シーズンの〈ビームス ボーイ〉の不動のインナーといえば、間違いなくサーマルです。今季も肉厚なものから薄手のものまで、クルーネック、タートルネック、フーディとさまざまなアイテムを展開しています。

  • 袖口の長いリブのデザインは、ミリタリーのディテールを再現したもので、ミリタリーのアンダーウェアとして生まれたサーマル本来の仕様も忘れません。

  • 定番のサーマルトップスは、表振りの粗野感漂うステッチワークで〈ビームス ボーイ〉らしい遊び心を。

  • ときにはスウェットのようにサーマルのインナーにシャツを着てみたり。さらにサーマルのボトムスを合わせれば、〈ビームス ボーイ〉流のワンマイルウェアに。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
BASEBALL CAP

1920年に創業した〈ニューエラ〉は、
唯一のMLB(メジャーリーグ・ベースボール)公式選手用キャップのオフィシャルサプライヤー。
アメリカの国技の一つでもあるベースボール、
そして応援する選手と同じキャップを被ることが流行し、全世界の知名度を誇るまでに。
ロングコートにキャップを被るアイビーなニューヨーカーがそのお手本ですが、
選ぶならやっぱりネイビーブレザーと相性の良い、
濃紺がチームカラーのN.Y.ヤンキースのロゴ。
あのティファニーがデザインしたと知れば、野球に詳しくなくても、
被りたいと思ってしまうのではないでしょうか。

RULE

野球のルールはよく知らないけれど、
N.Yヤンキースのキャップは好き
N.Y.の街を歩いていると、至るところで目にするのがヤンキースのベースボールキャップ。休日のお父さん、可愛らしい子どもからおじいちゃんおばあちゃん、デリのお兄さんまで皆が思い思いの格好で被っています。自分の暮らす街を愛し、その街をホームにするチームを愛するその姿が素敵で、N.Y.のあの街並みや、空気感を感じさせるアイテムです。N.Y.ヤンキースのキャップは、どんなスタイリングにも溶け込んでくれるシンプルなデザインのおかげか、コーディネートに迷ったらこれを被るだけですべてがまとまる救世主のような存在です。

DETAILS

とりわけN.Y.ヤンキース贔屓の私たちが〈ニューエラ〉に別注するキャップは、当然の如く毎回N.Y.ヤンキースモチーフのものです。今季の新作は、数あるアーカイブの中からロゴを選び、サイズを少し小さくアレンジ。ウールタッチの素材感にフェルトを貼り付けたことでクラシックな印象に仕上げました。

  • キャップの裏にある“COOPERSTOWN COLLECTION”のタグは、MLBのクラシックロゴがデザインされたモデルに必ず縫いつけられるもの。ちなみにN.Y.のクーパーズタウンは、アメリカの野球殿堂博物館がある街です。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
DOWN VEST

ダウンベストの誕生はおおよそ90年前、
アメリカの老舗ブランド〈エディー・バウアー〉がその起源といわれています。
極寒の地、ロシアで人々が用いていたダウンフェザーをヒントに、
それらをアウターの内側に封じ込め、全体に行き渡るようキルト加工を施すというアイデアが、
現在のダウンジャケットやダウンベストに繋がっています。
1970年代のアメリカでのアウトドアカルチャーの盛り上がりの中で、
ダウンはファッションアイテムの一つとして定着するようになりました。
色々重ねて楽しめるダウンベストは、スタイリングを通して自分を表現したい
〈ビームス ボーイ〉にとって相性の良いアイテム。
シャツやセーターの袖をスタイリングのポイントに、
着回す楽しみがあるのがダウンベストの魅力です。

  • 1.背面の着丈が長いのは、“キドニーウォーマー”という機能的なディテール。腎臓(キドニー)、つまり腰を冷やさないようにと考えられたもの。本格的なダウンベストには必須のデザインです。

  • 1.背面の着丈が長いのは、“キドニーウォーマー”という機能的なディテール。腎臓(キドニー)、つまり腰を冷やさないようにと考えられたもの。本格的なダウンベストには必須のデザインです。
  • 2.襟端や裾端の際に配したステッチは、ヴィンテージのダウンベストをイメージしながら慎重に試作を重ねたもの。スナップボタンは小さくクラシカルな印象に。
  • 3,4.アメリカでアウトドアがカルチャーとして盛り上がった1960年代後半から1970年代。当時のアウトドアウェアを参考にしたカラーリングを採用したリバーシブル仕様。
RULE

着膨れはかわいい重ね着とは、あらゆる天候に素早く対応できるヘビーデューティーな着こなし。そんな時にアウターの外にも中にも着られるダウンベストは優秀なもの。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公を真似して、デニムジャケットの上にダウンベストを着てみたり。着崩しが醍醐味、重ね着がルールのプレッピースタイルでも、やはりダウンベストは欠かせないアイテムとして愛用されています。ボリューム感のあるダウンベストを主役に、とことんレイヤードしたスタイルこそ、まさに〈ビームス ボーイ〉。着膨れてる? それでいいのです。ファッション的に考えれば、スマートに着こなすことが知的なのかもしれませんが、“嗜好品”ではない機能を重視して作られたアイテムを、その元々の使用背景などに思いを馳せながら着るのが私たちなのですから。

DETAILS

元ネタは1970年代のクラシカルなヴィンテージのダウンベストです。私たちがとくにこだわったのはサイズ感。大好きなダウンベストをできるだけ長い季節楽しめるようにコンパクトなサイズにしました。秋はアウターとして、寒くなったらインナーダウンとしても活躍してくれます。冬はとにかく着膨れたい私たちは、レイヤードを意識的にして、とことん着膨れを楽しみます。

  • 1.背面の着丈が長いのは、“キドニーウォーマー”という機能的なディテール。腎臓(キドニー)、つまり腰を冷やさないようにと考えられたもの。本格的なダウンベストには必須のデザインです。

  • 1.背面の着丈が長いのは、“キドニーウォーマー”という機能的なディテール。腎臓(キドニー)、つまり腰を冷やさないようにと考えられたもの。本格的なダウンベストには必須のデザインです。
  • 2.襟端や裾端の際に配したステッチは、ヴィンテージのダウンベストをイメージしながら慎重に試作を重ねたもの。スナップボタンは小さくクラシカルな印象に。
  • 3,4.アメリカでアウトドアがカルチャーとして盛り上がった1960年代後半から1970年代。当時のアウトドアウェアを参考にしたカラーリングを採用したリバーシブル仕様。
OVERALLS

19世紀後半ゴールドラッシュで湧くアメリカで産声をあげたオーバーオール。
広大な土地を持ち、農業が盛んなアメリカで長く愛用されてきたワークウェアとしての証は、
土や泥の汚れから衣類を守るため、胸元まで生地で覆われたエプロンのようなデザインにあります。
150年近く働く男性を支えてきたこのワークウェアは、
元々、今日私たちが慣れ親しんでいるデニムパンツの名称の一つとして生まれました。
そして今日のオーバーオールは、ビブ(胸当て)があるところに由来し
“ビブ・オーバーオール”と呼ばれていました。
私たちの身体をすっぽりと、すべて包み込むような存在感のオーバーオール、
〈ビームス ボーイ〉の中で一番愛されるワークウェアです。

RULE

私たちのナンバーワンワークウェアオーバーオールは可愛いけれど、なかなか着れない。そういう印象を持つ人も多いかもしれません。着にくい、重い、肩が凝る、トイレに行きづらい、不便な点はたくさんありますが、それを補って余りある魅力の多さがオーバーオールの特徴。ハンマーループやスケールポケット、オーバーオールでしか見られない胸の大きなポケットワークといった実用本位のディテール。そして強度を増すための3本針のステッチやカンヌキのディテールも機能から生まれた美しいデザインです。私たちが愛する“機能美”をすべて詰め込んだ宝石箱のようなワークウェア、それがオーバーオールなのです。〈ビームス ボーイ〉のスタッフは、店舗での力作業があるときは申し合わせたように皆がオーバーオールを着ています。それほど私たちの象徴的なワークウェアとなっています。

古着のオーバーオールはスタッフの私物。ワークウェア然とした着込まれた表情がたまりません。

DETAILS

1950年代から1960年代のデニムワークウェアに使われていたデニム生地を分析し、今回の〈オアスロウ〉別注のためだけに作られたスペシャルファブリックを使用。女性がデイリーに着用できる軽めの9オンスのデニムを採用しています。ディテールに赤を効かせているのがポイントで、裾のステッチも赤くしています。あまりパンツの裾を折り返さない私たちですが、こちらはひとつ折りまではOKです。

  • 胸当ての台形ポケットはヴィンテージのオーバーオールに見られるディテールです。

  • ストラップを留めるボタンは〈オアスロウ〉のオリジナル。さりげなく施されたバックルデザインにも注目です。

  • 肩ベルトに伸縮性のあるゴムを使用しているのもヴィンテージにある仕様。その多くはゴム部分にブランドロゴがプリントされていますが、今回は無地にしています。

  • ウエストにはサイズが調整できるボタンを付けていますが、こちらは元ネタにはないディテールです。インナーが見えないようにという私たちが快適に着られる工夫です。

  • 肩ストラップ、背中のループ、ハンマーループの色にあわせて、裾やカンヌキも赤いステッチにしています。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
TOTE BAG

氷の塊を運ぶ為のツールとして1940年代半ばに生まれた〈エル.エル.ビーン〉のトートバッグ。
今もなおアイビーの聖地ニューイングランド地方の北部、
メイン州ブランズウィックで一針一針丁寧に縫われて作られているものです。
分厚くヘビーな24オンスのキャンバス地は使い込むほどに手に馴染み、愛着が湧くもの。
『ボートアンドトート』という名前は、ボートに乗る時にこのバッグに必要な物を全部入れて出掛ければ大丈夫、
というアウトドアを楽しむためのギアであるということの証明でもあります。
そんなヘビーデューティーなツールを、私たちは普段使いのバッグとして愛用したい。
私たちにとっての〈エルメス〉の『バーキン』、そう言ったら過言かもしれませんが、
シンプルで“丈夫である”ということが最大のデザインだと、私たちは思っています。

今回の〈エル.エル.ビーン〉の別注は、〈ビームス プラス〉と合同で行いました。トートバッグのMとLが〈ビームス プラス〉で、トートバッグのSとポーチが〈ビームス ボーイ〉です。その品質は言わずもがな。全部集めてコンプリートしたい!

ビーントートは何個持っていてもいい、と私たちは思っています。サイズが違うものや、いい配色を見つけるとつい手が伸びてしまいます。ここに集めたものは、〈ビームス ボーイ〉のスタッフたちの私物(のほんの一部)です。 カスタムもしやすく、持ち主の個性を反映しやすいのも魅力です。

RULE

自分だけのビーントートを持とう肩に掛けられない短いハンドル。持ちにくいバッグほど“可愛い”という天邪鬼なDNAが〈ビームス ボーイ〉にはあるのですが、〈エル.エル.ビーン〉のトートバッグはその代表ともいえるアイテム。ビーントートの醍醐味は使い込むこと。汚れてボロボロになっても、それが立派なデザインの一部になるのも、このバッグのなせる技です。ほつれたところをワッペンで修理したり、お気に入りのキーホルダーでカスタムしたり。油絵のキャンバスのように、思い思いに自分色に染めるのも粋です。

DETAILS

メイン州の本社を訪問し、憧れの〈エル.エル.ビーン〉と一緒に作った逸品が、今回の別注バッグです。素材、製法はオリジナルに敬意を払いつつ、通常よりも高くしたボトムの切り替えが、ほかのどこにもない特別な仕上がりに。生地の重なる部分が増えた分、より丈夫になりました。(少し重くもなったけれどヘビーデューティーさも増したということで。)その部分を縫い合わせる作業は、熟練した職人しか担当することが許されていません。とくにサイドの補強部分は職人泣かせと言えますが、アイテムの価値を高める魅力的なポイントです。

ビーントートは何個持っていてもいい、と私たちは思っています。サイズが違うものや、いい配色を見つけるとつい手が伸びてしまいます。ここに集めたものは、〈ビームス ボーイ〉のスタッフたちの私物(のほんの一部)です。 カスタムもしやすく、持ち主の個性を反映しやすいのも魅力です。

ONLINE SHOP公式オンラインショップで関連アイテムをチェック
SPECIAL NOVELTY
9/11(金)11:00より、<BEAMS BOY>を取り扱うBEAMS各店、
およびビームス公式オンラインショップにて、
<BEAMS BOY>の商品を税込10,000円以上(セール品含む)ご購入いただいたお客様に、
本企画を1冊にまとめた『BOY’S RULE』ブックをプレゼントいたします。
※公式オンラインショップでの配布分は終了いたしました。
お近くの<BEAMS BOY>取扱店舗までお問い合わせください。