Collection

<Champion>の代名詞「リバースウィーブ」を 快適なゴルフウェアとしてスペシャル別注

2021.10.07

1919年の創業以来、本国アメリカのみならず世界中で愛され続けているアスレチックウェアブランドが<Champion>である。ニューヨーク州ロチェスターにて設立。創業当初にニット製品の卸販売を行い、その後、高い品質を認められスウェットのオーダーを受けるようになる。やがて、米軍士官学校の訓練着や、大学のスポーツ部のアスレチックウェアとして注目され、さらに大学のブックストア(生協)で販売を開始し一般学生にもカジュアルウェアとして広がる。また、オリンピックアメリカ代表チームのユニフォームを手掛けるなど、そのクオリティの高さによって着実に知名度を上げ、ファンを増やしていった。

もちろん日本においても、アメカジ好きの定番服としてそのスウェットが親しまれているのはご存じのとおり。アスレチックウェアを起源とした機能的なデザイン、優れた耐久性に加え、素材・縫製といった細部にもこだわるクラフトマンシップは、100 年近くの歴史を経てなお脈々と受け継がれているだけでなく、さらに時代に応じて新たな機能性やトレンド性を加味しつつ進化し続けている。代表作のスウェットシャツは、「ザ キング オブ スウェットシャツ」と評されるほど、世界中の多くのファンに愛されながら、さらに多彩なアイテムを展開するアスレチックウェアブランドとして成長を遂げている。

リバースウィーブとは

<Champion>が1938年に特許を取得し、“キング・オブ・スウェット”と呼ばれるきっかけとなったのが「リバースウィーブ」だ。もともとは製法の名称である。そもそもスウェットは宿命的に、洗濯すると裾丈が短くなってしまうもの。そこで身頃の生地の方向を縦横逆とし、さらに脇から裾にかけてリブを入れることで横方向の縮みにも対応させたのである。まさに逆転の発想。当然この仕様のスウェットシャツを作っているのは世界中で<Champion>のみ。「リバースウィーブ」がチャンピオンの代名詞として親しまれているゆえんである。

こだわりポイント

スウェットの真髄ともいえる「リバースウィーブ」を、<BEAMS GOLF>らしく表現したスペシャルな別注モデル。本来の「リバースウィーブ」はコットン素材だが、今回の別注はポリエステルおよびポリプロピレンのL.W.D素材を採用した。ふんわりとした風合いを損なうことなく速乾力と保温力を確保し、約10%の軽量化に成功している。また後ろ身頃の左裾には<BEAMS GOLF>のメッセージロゴを小さくプリント。左袖にはお馴染みのチャンピオンの「Cマーク」が、右袖には<BEAMS GOLF>のロゴマークがあしらわれている。

<BEAMS GOLF>の文字を大きくプリント。カレッジライクなスウェットも、モノトーンベースで着こなせばぐっとシックな印象に。ちなみにスウェットやTシャツに大学名をプリントするレタリング加工を開発したのも、<Champion>が最初だといわれている。

霜降りグレーの「リバースウィーブ」にグレンチェックのキュロットスカートを。クラシックさと品の良さを漂わせるプレッピーテイストのコーディネイトだ。今回の別注はウィメンズ、メンズともにグレーと黒の2色が用意されている。

胸のレタリングは染み込みラバープリント。<Champion>のスウェットに<Dickies>のパンツというアメカジ王道の合わせだが、どちらのアイテムも素材と仕様が現代的にアップデートされている。機能的だが機能を感じさせない、シティゴルファー好みのスタイルなのだ。

スウェットのインナーにはモックタートルが今の気分。しかしながらベーシックなポロシャツも、こんなふうに襟出しすると着こなしにアクセントが生まれると思う。ボトムスは白の<Dickies>。スポーティでメリハリの利いたコーディネイトである。

Photographs_Chifuyu Aizawa
Text_Tomoshige Kase
Edit_lefthands