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2020-21 Autumn & Winter

( ITEMS )

RECOMMEND ITEM BEST 3

お気に入りの服で、
冬支度。

肩の力を抜いて暮らす心地よさに、
僕たちがようやく気づいた2020年。
今必要なのは、誰かに自慢したり
背伸びするためじゃなくて、
ほんとうの自分でいさせてくれる服……
なんだろうな、きっと。
そこで探してみると意外と見つからない、
「豊かな生活」というパズルを
完成させるための5つのピースを
ビームス ライツでそろえました。

肩の力を抜いて暮らす心地よさに、 僕たちがようやく気づいた2020年。 今必要なのは、誰かに自慢したり 背伸びするためじゃなくて、 ほんとうの自分でいさせてくれる服…… なんだろうな、きっと。 そこで探してみると意外と見つからない、 「豊かな生活」というパズルを 完成させるための5つのピースを ビームス ライツでそろえました。

COAT

[ コート ]
背筋を伸ばすモノ

1st _

ファッション誌が教えてくれない〝旬〟。

朝目を覚ましたら、すこし寒くても窓を開けて、深呼吸してみませんか? ついでに色づく紅葉や、枯れゆく木々といった窓の外の景色をちょっと意識して、日々の装いに取り入れてはいかがでしょう? 分厚いウールのメルトン生地に、英国の大自然の色を封じ込めたロング丈のコートは、そんな意味でまさに〝旬〟の一着。おおらかな着心地とともに味わってみてください。

2nd _

〝僕のおじさん〟的ダッフル。

お洒落で音楽や映画に詳しくて、でもどこか抜けたところもあって……。そんな愛すべき〝僕のおじさん〟と、ダッフルコートの記憶って、不思議と結びついていませんか? こちらはそんなダッフル像を進化させた名品。上質なカットパイル地やレザーの紐は昔のイメージそのままに、トグルにバンブー(竹)を使い、すこしだけ今っぽい洒落っ気を取り入れているのです。

3rd _

大人になれるコート。

からだをまるごと包み込むような、リラックスしたシルエットのフーデッドコート。丈夫なウールメルトン生地と相まって、身も心も守られているような、安心感を与えてくれるでしょう。こんな頼れるコートとともに過ごす1日は、ちっぽけなことなんか気にせずに、もっと人に優しくできるかもしれない……。そんな、いつか憧れた大人に近づける一着です。

DOWN

[ ダウン ]
暖かいモノ

1st _

みんなが心地よくなるために。

ヌメり感が段違いのナイロン生地や高品質なダウンでつくった、ダブルブレストのジャケット。それは快適だけれど決して機能一辺倒じゃない、さながらテーラードのジャケットのような品位を感じさせる洋服です。たとえば歴史のある古都を散策するとき。たとえば好きなアーティストの個展に行くとき。なにかにリスペクトを捧げたい休日は、決まって袖を通してしまうでしょう。

2nd _

〝道具〟を超えた相棒。

もはや私たちの生活には欠かせない、相棒のような存在になったインナーダウン。でもそれだけに、もうすこし愛想よくしてくれても、いいんじゃない? そんな希望を叶えてくれた一着は、ぱっと見ベーシックかつ本格的なジップブルゾンのようですが、裏返せば一文字ボタンを配した、チャイナジャケット風デザインに早変わり! こんなダウンなら思う存分愛せます。

3rd _

明日の朝が待ち遠しい!

寒冷地で働く人々のためにつくられた歴史的アウター、「アークティックパーカ」。こちらはその着丈を長く、立体的なパターンを採用するなどのアレンジを施した、現代の名品です。ポイントはカジュアルのみならず、ジャケットの上にも羽織りやすい点。これさえあれば憂鬱な早朝出勤もワンコの散歩も苦にならない。毎日を楽しく過ごすためには欠かせないツールです。

KNIT

[ ニット ]
心地よいモノ

1st _

〝おいしい生活〟への第一歩。

すこし前の小旅行で手に入れた民藝のカップと、お気に入りのオールドビーンズで楽しむ、コーヒーブレイク。そんな〝おいしい時間〟は、上質なニットさえあれば、もっと豊かに熟成するはず。ふんわりと紡いだラムズウールを使い、ルーズシルエットに編みあげたこちらのカーディガンは、前立てに配したテープがアクセント。ちょっとしたディテールに心が和みます。

2nd _

どんなときも。

ステイホームだったり、リモートワークだったり、例年よりアウターを着ないで過ごす日が多くなったこの秋冬。1枚で着られるニットがあれば、きっと重宝するはずです。上質なラムズウールをゆったり編んだこちらのリブニットは、自宅で着るのにも、ちょっとした外出にも大活躍。袖口の指抜きやサイドのスリットといったディテールも、飽きずに着られるポイントです。

3rd _

贅沢のススメ。

ぱっと見はいたって普通ですが、ウールとレーヨンを混紡したニットは実にソフトで、きれいなドレープを描きます。加えて背面には、〝わかる人にはわかる〟洒脱な1本のラインが。誰かに誇示するためのものから、もっとパーソナルで、満ち足りた気持ちを与えてくれるものへ。新しい時代のラグジュアリーって、意外とこんなニットに宿っているのかもしれません。

BOTTOMS

[ ボトムス ]
スタイルを
形づくるモノ

1st _

知ることの喜び。

年齢を重ねてはじめて気づいた、勉強することの楽しさ。新しい知識を得ることは、自分の世界をひらくことなのです。実はそれって、大人のお洒落にも共通する真理。今までなじみのなかった洋服に挑戦することで、新しい世界が見えてくるかもしれません。フレアシルエットとウールライクな生地を融合させたラングラーのパンツなんて、その手始めとして最適では?

2nd _

心地よい緊張感。

月に一度、自分へのご褒美と決めている老舗の和食屋。ゆっくりくつろげるのに、背筋が伸びるような緊張感もあって、その塩梅が心地いい……。そんなお店で過ごす時間とどこか似ているのが、こちらのベイカーパンツのはき心地です。デザインこそカジュアルですが、スーパー110’Sという上質なスーツ生地を使い、シックにアレンジ。静謐な気持ちにさせてくれます。

3rd _

めざすは〝野暮粋〟の境地。

完璧に都会的なお洒落って、逆に野暮ったく見えることに気づいた今日この頃。ウディ・アレンやウェス・アンダーソンのように、本当に都会的な人って、着こなしはちょっぴり野暮、なんですよね。そんな〝野暮粋〟の境地に近づける格好のワードローブが、こちらのパンツ。細畝のコーデュロイや絶妙なスリムシルエットが、着こなしの力みをほどよく抜いてくれるのです。

SHOES

[ シューズ ]
足元を彩るモノ

1st _

自由に歩いて愛して。

誰にも憚られることなく、街を歩けることの幸せを改めて知った、2020年。寒い冬だって、開放的な足どりで自由を満喫したいものです。そんな気分にぴったりハマるのが、こちらの1足。ミリタリースニーカーの名作、ジャーマントレーナーのように見えますが、実はつくっているのは英国のダンスシューズメーカー。思わず踊りだしたくなるほど、柔らかな履き心地です。

2nd _

スニーカーの礼節。

気持ちの伴わない形式だけのドレスコードなんて、もはや何の意味も持たない、多様化の社会。スニーカーだって、その選びと気持ち次第では十分ドレスシューズになり得ます。そんな時代のムードを象徴するのが、艶やかなガラスレザーでつくったスニーカー。ストレートチップを彷彿させるそのミニマムなデザインは、ラフな装いにだって「礼節」を宿してくれるでしょう。

3rd _

トリッカーズで朝食を。

アッパーに刺繍を施した英国のクラシックなルームシューズをベースに、靴底にラバーを貼ったりライニングにレザーを使うなどして、外で快適に履けるようアレンジしました。こんな靴をつっかけがわりに履いて、近所にできたばかりのお気に入りのカフェで朝食、なんて最高。まるで王侯貴族にでもなったかのような気分にさせてくれる、ほかにはない一足です。

Photo / Osami Watanabe(Sammy Studio) Styling / BEAMS
Hair & Make-Up / Takae Kamikawa(mod’s hair)
Writing / Mens _ Eisuke Yamashita , Womens _ Rie Yokoyama
Model / Mens : Jeremy , Womens : Ruby Tuesday
Art Direction / Tomonori Maekawa(Hd LAB inc.)
Creative Direction / Shinji Mochida

FEATURE