SSZの加藤忠幸。
自分がディレクションした
日産のクルマを買う!?

FEATURE

クルマは5台持ちです!

SELECTOR

加藤 忠幸

SSZ ディレクター / BEAMSメンズカジュアルバイヤー

私たちビームスは、これまでも大小問わず、業界問わず、あらゆるものをデザインし、ディレクションしてきましたが、今回は「日産」と手を取り、特別仕様車をリリースしました。デザインの指揮をとったのは、ビームスきっての横ノリ派で、〈SSZ〉のディレクターでもある加藤忠幸。彼と一緒に、今作のこだわりや購入方法などを色々とおさらい。そして加藤さん、気に入りすぎてホントに買っちゃいます!


「フェアレディZ」や「サニー」、「スカイライン」など、クルマの歴史を更新し続けてきた「日産」。そんな日本を代表するメーカーからお話をいただき、この度、ビームス仕様のクルマをリリースしました。車種は「日産サクラ」「デイズ」「ルークス」「ノート」「セレナ」「エクストレイル」の計6車種です。

この取り組みが本格化したきっかけは、2024年1月に開催された「東京オートサロン2024」。会場では「日産」と「ビームス」のコンセプトカー『ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT』が展示されたのですが、ありがたいことに「このコンセプトカーを市販化して!」という熱い要望をたくさんいただき、本取り組みが実現しました。

そこで、誰が陣頭指揮をとるのかとなったとき、白羽の矢がたったのは〈SSZ〉のディレクターである加藤忠幸。クルマを5台保有し、デザインの見地もある彼が試行錯誤を重ねたどりついたのが「デニムトリビュート」というテーマでした。

ビームスのコーポレートカラーであるオレンジをいたるところに配し、内装にはデニムを採用。加藤さんの言葉を借りるなら「愛着がどんどん湧いていく」ものになっています。また、本作を購入する際は、webで気軽に来店予約ができ、購入までがスムーズなのも魅力のひとつ。

さて、ここからは加藤さんに自身のことと、なぜ「デニムトリビュート」というテーマにいたったのかを聞きました。


こんにちは、ビームスの加藤です。

ここは、横浜モアーズにできた「BEAMS LIFE YOKOHAMA」の一角、〈SSZ〉のコーナーです。自分の部屋をイメージして作りました。だから壁には、自分が好きな作品であったり、自分が書いたものを飾ったりとか。ほとんど私物です。基本的にスケートブランドと自分が作ってるオリジナルが多いんだけど、それとは関係なしに、とにかく自分が好きなものだけを集めた場所になっています。

次の〈SSZ〉のローンチはここでやろうかなと思っていて。4月18日の夜は夕方からトークショーやら、〈SSZ〉の服ってこういう感じで作ってますよっていうのを伝えるので、この記事を見てくれてる方も来てもらえたらうれしいです。

そして今回のクルマの話。

デニムって嫌いな人がいないじゃないですか。若い子も穿くし、セレブも穿くから、すごい幅広いアイテムだと思うんです。いまはさらにブームになっちゃってたりして、昔買ったGジャンも、0がひとつ増えて販売されていたりしますしね。

それに、デニムは着込むごとに愛着も湧く。今回デザインしたクルマも同じ。多くの人に長く乗ってもらって、乗るほどに好きになってほしかったから「デニムトリビュート」というテーマにして、シートカバーのファブリックをデニムにしたんです。

ファブリックはぶっちゃけて言うと、本物のデニムを使いたかったんです。でも実車に採用することを考慮して色移りの問題や耐久性の部分で難しかったから、デニムライクな生地にこだわって探しました。化繊なんだけど、表情にはこだわってます。個人的にわかりやすいものも好きだから、赤耳もつけたりしてね。

これまで〈吉田カバン〉とか〈リーバイス〉とかともコラボレーションさせてもらったんですけど、そのアイテム全部、生地を裏にしたデザインだったんです。なぜそうしたかというと、いいものって裏返しにしてもキレイであることを表現したかったから。本当に良いものに、裏表はないんですよね。日産のクルマも、目に見えないところまでこだわっているから、デニムのファブリックを、あえて裏にしたんです。

他にもオレンジのステッチをホイールで表現したり、フロントグリルやドアミラー、ボディーサイドにもアクセントカラーとしてオレンジやネイビーを使ったり、車体にロゴを入れさせてもらったりしました。ここも何度も試行錯誤して、全体のバランスを考えました。

個人的にというか、性格的にかっこいいだけじゃなくて、その中にかわいさみたいなものがあるほうが好きなんです。だからこのクルマたちもほら、かっこいいけど、かわいいじゃないですか。


ここからは、とある日の加藤さんに密着です。どうやら特別仕様車『ビームス エディション』の「ルークス」を買うらしい(撮影だからとかではなく、マジのやつ)。

実は加藤さん、ビームスの社員でありながら、家業である農家の仕事も兼務しています。そのためクルマは5台を保有。

「仕事用の2tトラックと軽トラ、乗用車が2台、軽自動車1台の計5台ですね。その中でもよく乗るのが軽自動車で、かみさんも息子も、みんなが乗るクルマなんです。子供を迎えに行ったり、好きな町中華に行くときも駐車場が狭いから、軽自動車が一番便利なんですよ。いまのはもう10年も乗っているから、ビームス特別仕様の『ルークス』を買おうと思っています」

※web申し込みは予告なく変更、または終了する場合がございます。詳しくは、こちらのページをご確認ください。

となれば、まずやることは事前にwebで申込。こちらのページから簡単な記入を行い、購入したい車種を決めて、来店予約を行います。

事前申込を済ませて加藤さんがやってきたのは、神奈川にある日産のディーラー(カレスト座間)です。

早速、商談スペースに移動。ここからは担当の方と、タブレットを見ながらメーカーオプションやディーラーオプションを選択していく作業です。予算に合わせて、足したり引いたり。事前にウェブでおおまかな情報を入力しているので、入力する項目も少なくスムーズに決定。ショールームに移動して、実際に展示車で色や仕様を確認しながら、ソルベブルー×ホワイトパールのビームス特別仕様車をオーダー。

「デニムのファブリックとも色味が合っているし、ビームスのオレンジも映えると思ってこの色にしました。かみさんの方がよく乗るから、カーナビとドライブレコーダーもつけました。いまはCDで音楽を聴いてるけど、ついに俺もBluetoothですね(笑)」


「クルマは俺にとってステータスとかではなくて、道具という感覚が強いかもしれない。あとね、買い換えることも少ないから、本当に好きになれるクルマしか乗りたくないんですよ。そういう意味で、特別仕様車『ビームス エディション』は、心からいいと思えるモノに仕上がったと思う」と加藤さん。

一家の主であり、農家の4代目であり、〈SSZ〉のディレクターでありサーファーでもある。これから先の10年、加藤さんの忙しい毎日を支えるのは、特別仕様車『ビームス エディション』の「ルークス」です。他にも「日産サクラ」「デイズ」「ノート」「セレナ」「エクストレイル」の特別仕様車も、ぜひお見知り置きを。いずれも台数限定なので、お早目にどうぞ!

車種によって4〜7つのカラーバリエーションがあります。

ファッションやカルチャーに敏感な人にとって、クルマは自分らしさを投影する大切なアイテムです。デニムをモチーフにした内装やオレンジのアクセントは、単に見た目の美しさだけではなく、持ち主のセンスや価値観を表現するものでもあります。

そして本作は、まるでお気に入りのデニムアイテムのように、今日より明日、今年よりも来年と、愛着と愛情が増していくようなクルマです。興味を持った方は、ぜひウェブサイトをチェックしてみてください。特別仕様車『ビームス エディション』は、いつもの日常をちょっとだけ豊かにしてくれるはずです。

( INFORMATION )

◾️お問い合わせ先
日産自動車
BEAMS特別仕様車特設サイトよりご確認ください。

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( PROFILE )

かっこいいのもいいけど
かわいさも大事。
加藤 忠幸
(SSZ ディレクター / BEAMSメンズカジュアルバイヤー)

1973年生まれ、神奈川県出身。大学卒業後にビームス入社。販売スタッフを経て2012年よりバイヤーを担当。2017年には、自身のブランドである〈SSZ〉をローンチ。また、「加藤農園」の4代目として、鎌倉で野菜も栽培。ファッションと農園という2つの畑を行き来する毎日。

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