B-jirushi MAP ー NIKKO

Feature 3

Nikko Culture Cruise

街のことは、地元の人に聞くのが一番。
「ビームス ジャパン 日光」のスタッフ高林さんは長年日光をベースに生活していて、
なおかつ日光が好きすぎて「日光検定2級」を持つほど。
彼女の案内は、ツウにこそお届けしたい。

日光の奥の院へ。

案内人

NOZOMI TAKABAYASHI

(BEAMS JAPAN NIKKO Staff)

1990年生まれ、鹿児島県出身。社会人になり青森、北海道などを渡り歩き、2013年に栃木へ移り住む。2023年から「ビームス ジャパン 日光」にジョイン。日光が好きすぎて、昨年「日光検定」の2級を取得。今年は1級の取得が目標。ちなみに合格者がゼロの年もあるというくらい難関なんだとか。

Culture Cruise 1

香楽

日光の町中華の頂点。

「レバーが苦手でも、ここのニラレバだけは食べられる」と言う人が続出する町中華。キレイな水とガスで炊いたお米も美味すぎる!

レバーが苦手な人ほど
食べてみて!

以前までは日光東照宮の西側にある清滝エリアで営業し、2年前に現在の場所に移転してきた「香楽」。トータル半世紀近く、地元の人に愛され続けてきた町中華は、日光検定2級を持つ高林さんが「今日は何を食べるか」と考えたときに、必ず頭に浮かぶ店だ。

何を食べてもおいしい同店で、高林さんが激推しするメニューがニラレバ定食。看板メニューでもある。「実は私、レバーが苦手なんです。同じくレバーが苦手な友人が『ここのレバーだけは食べられる』って言うから食べてみると、もう、感動しちゃって」。

高林さんを唸らせたそれは、イメージするニラレバとは全然違う。丁寧に下処理されたレバーはカラッと揚げられていて、ニラとサッと炒めて甘辛いタレがまとわりつく。軽い食感で、臭みはほぼなし。高林さんはよくテイクアウトもするそうだ。

ニラレバ定食 ¥1,180

もうひとつ特筆すべきなのがお米。以前の店舗があった清滝エリアから水を引き、強火のガスで炊いている。粒が立ち、ピカピカに輝くご飯は、おかずと同じくらいの主役感がある。

観光エリアからは少し歩くけれど、それでも足を運ぶ価値がある。地元民が通い続ける理由を、ぜひ自分の舌で確かめてみて。

Information

香楽

  • 栃木県日光市宝殿31-20 MAP
  • 電話:0288-54-3412
  • 営業時間:11:00〜14:30、17:00〜19:00
    (夜の営業はテイクアウトのみ)
    定休日:水曜日

Culture Cruise 2

日光湯波ふじや

その食感は、まるで絹。

店裏の自社工場で、大豆と水だけで手作りする湯波の老舗。生湯波のわさび醤油は絶品で、大豆の甘みがそのまま口いっぱいに広がる。

いい大豆といい水で、
極上の湯波を。

日光の名物を挙げるなら、湯波は必ず上位に入る。京都の「湯葉」と混同されがちだけど、日光の「湯波」は漢字も違えば、製法もちょっと違う。京都は端をすくうため一枚なのに対し、こちらは二重。厚みと弾力があり、食べ方も生湯波をわさび醤油で味わう刺身スタイルから、揚げたもの、煮たものなどバラエティに富んでいる。

そして「日光湯波ふじや」は、屈指の人気を誇る店。羊羹の「綿半」と同じく、日光山輪王寺の法親王より山印の使用を許可された名店だ。

高林さんは毎回、店内・食べ歩きメニューの「ゆば刺し」をオーダー。わさびと一緒に食べるのがおすすめ。

湯波は店の裏にある自社工場で、すべて手作りで製造。素材はシンプルに、大豆と水だけ。「だからこそ、水が命」と高林さん。「香楽」と同じく、いい水でなければおいしい湯波は作れない。「一口食べると、大豆の甘みがふわりと前に出てくるんです。特にお刺身はシルキーで、口の中でとろけるんですよ」。

左上:ゆばトロ(1パック) ¥1,150

右下:ゆばチップス 各¥400

日光の食文化をもっとも手軽に、そして深く体験できる一軒。「ゆばトロ」や「ゆばチップス」などのお土産もおすすめだけど、気軽に湯波が食べられるから、観光の合間にぜひ!

Information

日光湯波ふじや

Culture Cruise 3

輪王寺(観音堂・開山堂)

徳川家康より以前の話。

日光を開いた勝道上人のお墓がある、高林さん一番のお気に入りスポット。観音堂には安産祈願の香車の駒がずらりと並ぶ。日光の原点に触れられる場所でもある。

日光は、
この人がいなければ存在しなかった。

日光=徳川家康、と連想する人は少なくない。けれど、そのもっと前に日光を開山した人がいる。それが、勝道上人。

勝道上人のお墓。

1250年以上前、日光山への登頂を果たした勝道上人。その拠点として最初のお寺を築いたことが、日光という町の出発点だ。開山堂はその勝道上人のお墓がある場所であり、高林さんが「日光で一番好きなスポット」と迷わず答える場所である。

通称「仏岩」と呼ばれる断崖絶壁。

「他県ではあまり知られていないかもしれないですけど、勝道上人は日光のスターです」と高林さんは力を込める。「で、歴史を調べるうちに、どこで亡くなったんだろう、お墓はどこだろうって気になって来てみたら、本当に神聖な場所だったんです」。少なくとも月に一度は必ず訪れ、朝の参拝を日課にしているという。

開山堂の隣にある観音堂には、将棋の香車が所狭しと並び、すべての駒に名前と住所が書かれている。

実はここ、安産の聖地として知られ、供えられた駒を持ち帰り、無事に子供が生まれたら持ち帰った駒と、住所と名前を書いた新しい駒を奉納する。その繰り返しで駒はどんどん増えていった。

shogi pieces

「ここに来ると頭も心もスッキリする。それは確かです!」。徳川家康ではなく、勝道上人。コレ、日光検定にも出てくるので覚えておくように!

Information

輪王寺(観音堂・開山堂)

Culture Cruise 4

ふだらく本舗 本店

日光の新定番。

半生湯波を海苔代わりに巻いた「ゆばむすび」。ボリューム満点で食べ応えも十分。今では、多い日には500個も売れるという、日光の新定番!

湯波とおむすびを
かけ合わせた人は、
天才だと思う。

昭和27年創業で、もともとは和菓子を中心に扱う店だった「ふだらく本舗」。そんな老舗が、12年前に世に送り出した商品が「ゆばむすび」。味付きのおこわに、天然だしで炊いた日光の半生湯波を海苔の代わりに巻いた、ここにしかない逸品!

逸品

ゆばむすび(2個入り)¥600円

観光地の食べ歩きグルメとしては、このサイズ感と価格はちょうどいい。米は粒が立ち、適度なもちもち感。湯波の旨みと出汁の香りが、一口でまとまって届く。添えられている醤油のたまり漬けも主役級のうまさ!(単品でも販売しているので、お土産にもめっちゃいい)

「すっごいお腹が空いてたときに出会って、そこからどハマりしました」とは高林さん。「それと、湯波料理は敷居が高い気がして。でも、やっぱり食べたいじゃないですか……。ゆばむすびは、その希望を全部満たしてくれました」。たしかに手軽で、ちゃんとおいしくて、駅弁とかにも最適かも。

観光客が食べ歩きで手にする姿が目立つ一方、地元の常連もスタンプカードを手に通い続けている。スタンプが貯まると、大根のたまり漬けか店主との30分トークチケットが当たるとか!?

日光駅の近くにも支店があるけど「ここがピカイチ。店主との会話も楽しくて」と高林さんは言う。百聞は一見にしかず。

Information

ふだらく本舗 本店

Culture Cruise 5

五十嵐漆器店

押すのではなく、引いて彫る。

日光東照宮を建設するために集められた、日本全国の職人たち。彼らが日光に根付いたことで生まれた伝統工芸が、日光彫だ。その意匠を、豊富なラインナップで紹介する「五十嵐漆器店」。

東照宮を作った職人たちが、
この町に残したもの。

そんな門前町にあるのが「五十嵐漆器店」。ここは、日光に伝わる伝統工芸「日光彫」を扱う老舗だ。その起源は、東照宮の建設にまで遡る。全国から集められた腕利きの職人たちは、壮麗な社殿を作り上げたのに、そのまま日光周辺に永住した。そんな彼らが、技を磨き生み出したのが、この日光彫。

NIKKO CARVING

最大の特徴は、専用の彫刻刀を使い「手前に引いて彫る」技法。60度に研いだこの刀は、髪の毛ほどの細い線から力強い線まで自在に表現できる。とくに曲線を描くことが得意とされ、植物や動物の柔らかな輪郭を美しく刻む。

「五十嵐漆器店」は創業約100年。日光彫を扱うお店は市内に数あれど、ここの品数は群を抜いている。価格も良心的。時間があればぜひワークショップの体験も!

Information

五十嵐漆器店

BEAMS JAPAN NIKKO

「ビームス ジャパン 日光」では「五十嵐漆器店」との別注アイテムも購入できる。現在は漆器のお皿と、三猿の置物、同じく三猿のキーホルダーを展開中。

「ビームス ジャパン 日光」限定の御朱印帳(高林さん私物)。日光検定の認定書も!

( Staff Voice )

絶対ニラレバ!ご飯は大盛り!
あの味が頭から離れない!

( Staff Voice )

派手さはないし、映えもしない。
だけど、ここが一番好きな場所。

( Staff Voice )

スタンプカードを
何枚貯めたことか……
親子揃って大好きなゆばむすび。

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スタッフの数だけ“ホームタウン”がある。
生まれた場所、住んで​いる街、
ふと立ち寄るあの通り。
ビームス スタッフの“好き”からはじまる、
街と人をつなぐMAP、
これからどんどん広げていきます。

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