食券を出して20秒。
1971年に創業した「きそば 鈴一」は、半世紀以上にもわたり、横浜の忙しい朝を支える立ち食いそば屋。“横浜四大立ち食いそば屋”にも名を連ねる。
相鉄線横浜駅の改札を出ると、いいお出汁の香りが漂ってくる。その発生源は、駅から徒歩すぐの場所にある「きそば 鈴一」だ。朝7時にオープンする立ち食いそば屋は、暖簾がかかった瞬間から多くの人たちが押し寄せる。財布にやさしい価格も驚きだけど、提供スピードも爆速で、食券をカウンターに置いたら20秒で丼が出てくる。お客さんたちが路上でそばやうどんをすする光景は、もはや横浜名物のひとつ。
「今日も来ちゃったね〜」と、慣れた手つきで食券を購入する二人。朝や昼はもちろん、夜も、電車に乗る前にサッと食べてから帰路につくこともある。西岡さんはきしめんで、高梨さんはちくわそばと、頼むメニューはいつも同じ。
高梨さんが注文したちくわそば(¥520)。モチモチで食べ応えのあるちくわに、溶けた卵黄を絡ませて食べるのが高梨流。
玉子きしめん(¥450)に、わかめ(¥50)とイカ天(¥130)をトッピングするのが西岡さんのお決まり。キリッと醤油が立ったお出汁がいい!
「天ぷらはどれもボリュームがあって、特にちくわは、ムチムチで美味しいんですよね」(高梨)・「ここまで早くて、安くて、しかも美味い立ち食い蕎麦屋は、他にないです。カウンターに入りきらなくて、店の外で食べる光景はもはや風物詩かも」(西岡)。飲みすぎた次の日の朝なんかは、仕事の前にすすってから出勤することもあるのだとか。
Information
きそば 鈴一
神奈川県横浜市西区南幸1-11-1MAP
営業時間:7:00〜21:00
定休日:第1、第3日曜日
メルティなアメリカを味わって!
東京・渋谷にある本店の2号店として、2016年にオープンした「BUY ME STAND MOTOMACHI」。映画『コクリコ坂から』の舞台にもなった代官坂の途中に位置する。トロトロチーズがまた、うまいんだ。
アメリカの文化が色濃く残る横浜だけれど、そのなかでも元町は、とくに異国情緒あふれるエリア。街歩きするだけで、日本と西洋のミクスチャーを体感できるはず。「BUY ME STAND MOTOMACHI」も、まさにそのひとつ。古くからあるビルに入るレトロアメリカンなダイナーは、地元民から観光客まで、もう大人気!
提供するメニューは、サンドイッチやベーコンエッグなど、アメリカンダイナーを思わせるもの。什器も現地のものを使用している。どこを切り取っても、ここはアメリカ!
元町店限定のEGUCCI(¥1,595)は、ベーコンやチーズのほか、甘めの卵焼きが間に挟まれている。パンにもカラメルが練り込まれ、ほんのり甘い。
牛肉と玉ねぎ、ブルーチーズ、オレンジをサンドしたBLUE MONDAY(¥1,595)は、癖になる味。お店のベストセラーでもある。
スケート文化が根付く街で、 デッキを片手にモーニング。
「BUY ME STAND MOTOMACHI」には、スケーターもよく出入りしている。スタッフも横ノリ好きが多くて、客とスタッフがカウンター越しに会話するなんて光景をしょっちゅう見かける。
Sumitoさんと南さんも、その周辺のカルチャーにどっぷり浸かってきたからこそ、この店は自然と落ち着くという。「本当にいろんな人がいて、ママ友たちの溜まり場になることもあるし、おじいちゃんおばあちゃんの憩いの場にもなっていたりするんです」(Sumito)。「渋谷店は若者が多いですけど、ここは横浜。ホント、いろんな人たちがいて愉快な街ですね」(南)。
Information
BUY ME STAND MOTOMACHI
神奈川県横浜市中区元町2丁目108MAP
営業時間:9:00〜18:00
おしゃれに、おいしく、モーニング。
2010年に、横浜・元町にオープンした「BLUFF BAKERY」。連日混雑する人気店の姉妹店が、ここ「UNDER BLUFF COFFEE」だ。ケーキやマフィン、パイなど、モーニングや3時のおやつに最適なメニューが並ぶ。
元町や日本大通り、高島屋などに出店する「BLUFF BAKERY」が、2017年にオープンさせた姉妹店。朝から満席になるほどの人気で、店内とテラス席は常に人が溢れてる。常連さんに話を聞くと「どれも、驚くほどおいしいから食べてみて」と誇らしげに教えてくれた。その言葉通り、ここのパンとスイーツは、味わいや食感が繊細に設計されていて、さすがは横浜屈指の実力店。キャロットケーキもぜひ味わってみて!
萩原さんが注文したブルーベリーのマフィン(¥567)は、フレッシュなブルーベリーがゴロゴロ入っていて、見た目以上にさっぱりとした味わい。
岩佐さんのお気に入りは、アメリカ南部の伝統焼菓子「ピーカンパイ(¥670)」。表面にはカリッとしている大粒なピーカンナッツがゴロゴロ。中はキャラメルのようなクリーミーな食感で食べ応え十分。
「どれもサイズが大きいんだけど、いつも全部食べちゃうんです。生クリームもショートケーキで使われているようなものではなくて、甘さ控えめなのが美味しくて」(岩佐)。一方、マフィンも「練り込まれたブルーベリーの酸味がほどよく、噛むたびにフレッシュな香りが鼻を抜けて、最後までぺろっと食べれちゃいます」(萩原)と、二人とも話しながらあっという間に完食。
焼き菓子のガレットなんかも最高に美味しいと評判で、テイクアウトをする人も多々。二人も明日の朝食用に、マフィンとガレット、そしてキャロットケーキをお持ち帰り。
Information
UNDER BLUFF COFFEE
( Staff Voice )
そば好きも大満足! やっぱり今日の朝もうまかった〜!
( Staff Voice )
ライムグリーンの店内が目印。 朝から絶品サンドでチャージ完了!
( Staff Voice )
パンにするかスイーツにするか。 甘い朝って、 ちょっぴり贅沢な気分。
横浜ならではのローカルな空気を 一緒に味わえる、ビームス スタッフによる “朝・昼・夜”のグルメガイド。
1日のはじまりにピッタリな朝ごはん
Feature 1
いつもの朝は、 ぼくらが通うあの店で。 Yokohama Morning Guide
正統派から変化球まで、 なんでも揃う 横浜の昼下がり。 Yokohama Lunch Guide
掘れば掘るだけ出てくる絶品ディナー
Feature 3
どんなリクエストだって 叶えてくれる、横浜の夜。 Yokohama Dinner Guide
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スタッフの数だけ“ホームタウン”がある。 生まれた場所、住んでいる街、 ふと立ち寄るあの通り。 ビームス スタッフの“好き”からはじまる、 街と人をつなぐMAP、 これからどんどん広げていきます。
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