2020年の延期から2021年の特別なフジロックを経て、“いつものフジロック”を目指しての開催となった「FUJI ROCK FESTIVAL ’22」は、アーティストも来場者もまさにワールドワイド。そして、今年もBEAMSは、会場のスタッフ用Tシャツや旬なアーティストや人気ブランドを起用したオフィシャルTシャツの制作の他、多方面でサポートしました。というわけで、昨年は“フジロックを支える人たち”に焦点を当てましたが、今年は賑わいを見せる会場、そして思い思いのファッションやギアを持ち込んで楽しんでいる来場者にフォーカス。その模様をレポートしていきます。
‘いつものフジロック’が帰ってきた!!
FUJIROCK FESTIVAL 2022 STAFF T-SHIRTS
フジロックの運営スタッフが着用しているスタッフTシャツはBEAMSがプロデュースしています。前回同様、一部、BEAMSがお付き合いのある複数のメーカーから、さまざまな理由で廃棄予定だったTシャツを集めてアップサイクル(※不足分はすべて新品を使用)。デザインはRyusuke Eda(BAL)さんが手がけています。白地にグリーンの文字が映えるデザインは会場でも一目瞭然。スタッフのみなさんも、“デザインがかっこよくて気に入っている”と一様に話していました。
Ryusuke Eda (BAL) / Mayumi Yamase/ Koichi Yairi/ Shiomi Wada / Kazuma Ogata / ZUCK / The Wonderful!Design works.
毎回注目を集める「FUJI ROCK FESTIVAL × BEAMS」のコラボレーションTシャツ。今年は7組のアーティストとタッグを組み制作しました。迎えたのは、Ryusuke Eda(BAL)、Mayumi Yamase、Koichi Yairi、Shiomi Wada、Kazuma Ogata、ZUCK、The Wonderful!Design works.と、BEAMSに所縁のあるアーティストや若手アーティストの面々。個性豊かなTシャツは、会場内でも一際存在感を放っていました。
前夜祭を合わせて4日間あるフジロック。苗場という立地柄、来場者の半数はキャンプ泊になります。その形態は、ソロからファミリーと多岐にわたり、どのサイトを見ても、趣向を凝らしたものばかり。じゃあ、実際どんなスタイルなのか。ここでは、そんなキャンプ泊の来場者にフォーカスし、突撃取材を敢行。各々のマイ・フジロック・キャンプスタイルについて聞きました。早速、覗いてみましょう!
住まい:神奈川県
フジロック歴:8年
住まい:神奈川県
フジロック歴:約20年
住まい:神奈川県
フジロック歴:8年
フジロック歴:2009年から毎年(1度だけ来なかった)
住まい:東京都
フジロック歴:6〜7年
住まい:山梨県
フジロック歴:5〜6回目
住まい:東京都
フジロック歴:1回目
住まい:神奈川県
フジロック歴:約20年
住まい:東京都
フジロック歴:6〜7年
住まい:東京都
フジロック歴:1回目
新型コロナウィルスの影響により2020年は開催延期、2021年はさまざまな制限付きの“特別なフジロック”として開催され、そして今年は遂に海外アーティストも招聘するとともに場内でのアルコール販売も解禁。“いつものフジロック”を目指しての開催となった「FUJI ROCK FESTIVAL ’22」。前夜祭を含む4日間での“延べ”来場者数は69,000人。開催期間中の天候は、初日は猛暑かと思えば小雨がパラついたりと山特有の天気でしたが、4日間通して概ね良好で、まとまった雨は最終日のヘッドライナー後のみ降られた程度。日中は日差しの厳しさもありましたが久しぶりに過ごしやすかった今回。
来場者は会場内に設置された手洗いや消毒の場を積極的に活用し、人が交差する場でのマスク着用は守られ、ひどい酔っ払いや大騒ぎをするような人に遭遇することはありませんでした。加えて、昨年のような異常な緊張感はなく、感染防止対策ガイドラインに則った行動をしながらもリラックスした様子で思い思いに楽しむ姿が印象的でした。
どこからともなく聞こえてくる、いつものフジロックが帰ってきたね!という言葉。マスク越しからでも見て取れるように分かる、アーティスト、スタッフ、来場者の溢れんばかりの笑顔。 それもこれも、すべては音楽の力のおかげ。 会場にいたすべての人たちが同じ気持ちを共有していたはずです。
残念ながら、出演アーティストのキャンセルと同様に来場予定者の中にも参加できなかった人が多くいたことと思います。来年こそみんなが健やかに参加できる、完全復活の「フジロック」が開催されることを心から願いつつ、次回「FUJI ROCK FESTIVAL ’23」の会場でお会いしましょう!
これまでのフジロックレポート