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ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

見えざるもの

a fashion odyssey | 鶴田啓の視点

見えざるもの

 

「MR_BEAMS」内でコラムを書く、ということになり「そもそもMR_BEAMSってどういう人物なのだろうか?」と思い返してみた。勿論、このサイトの冒頭に書かれた文章が示す人物像もその答えのひとつであろう。

この「MR_BEAMS」が2019年の春夏号から無料配布のスタイルブックとして始まったこと、そのvol.1に(僭越ながら)鶴田もMR_BEAMSとして掲載された事を思い出し、PRの安武と2年前に交わしたメールを遡ってみたところ、見つけた。
それは一通のアンケートだった。スペースの都合上、実際の誌面に掲載されたのは回答の一部だったが、以下にその全文を掲載する。

1.当日ご着用いただくアイテムのブランド名をできる範囲内で詳しく教えてください。
スーツ「10年以上前にオーダーしたFALLANHARVEYのビスポーク」
ネクタイ「HERMESのプリントタイ」
シャツ「ジャーミンストリートの老舗、HildithKeyのダブルカフスシャツ」
チーフ「ノーブランド(ヴィンテージ)」
シューズ「英国最古のビスポークシューズメーカーHENRY MAXWELLのフルブローグ(ヴィンテージ)」
時計「アメリカの洋品店A SULKACAMPANYのアンティークウォッチ(1950s)」
帽子「スペイン製のバスクベレー」

2.当日のコーディネートのポイントを具体的に教えてください。
「靴、時計、チーフなど小物は全て古着ですし、着ている服もタイムレスなものばかり。バスクベレーは反骨のサインです。イメージ的には『メンズ服を颯爽と着こなすマレーネ ディートリッヒに憧れたジェンダーレス逆流男子』という感じですが、実際の着こなしは1930年代調よりもむしろ、スリムで退廃的な1940年代風です。パンツの裾はシングル、上着ポケットのフラップは玉縁の中にしまっています。オーバーサイズが流行ると直線的な服を着たくなります」

3.洋服に興味を持つようになったきっかけをおしえてください。
「小5の頃に初めて買ったLevi’sのジーンズ。当時のカタログに載っていたジェームス ディーンが子供ながらにカッコよく見えました」

4.ご自身のルックスでコンプレックスがあれば教えてください(背が低い、肩幅が狭い、華奢等々)。また、それを解消するためにコーディネートで日頃からこだわっていることがあれば合わせて教えてください。
「元々、洋服の歴史が浅い日本人は精神的な欧米コンプレックスが強かった為、アメリカのWASPやフランスのブルジョワ、英国貴族の真似をしながら海外のファッションを取り入れてきましたが、正解をひとつに決め込まなければもっと自由になれるのに、と日頃からよく思っています。あとは想像力を働かせることです」

5.当日の着こなしは誰と、どんな場所に着て行くことをイメージしましたか(Ex:一人で休日カフェ等)?
「場末の古い居酒屋で一人酒」

6.もの選びやコーディネートをする際に、自分なりのマイルール等がある場合は教えてください。
「使い古してボロボロになっても愛せるモノかどうか。新品時しかカッコよくない服はあまり好きではありません。」

7.あなたにとってMR_BEAMSとはどんな人ですか?
「ベーシックなアイテムをエキサイティングに着こなせる人。王道と邪道の両方を愛する人。他人から『BEAMSっぽくないね』と言われることを恐れない人」

以上が編集者からのアンケートに対する僕の答えだった。二年後の今、読み直してみても訂正したい箇所は何一つない。

僕がMR_BEAMSであるかどうかはさておき、誌面に登場する彼らの回答を読み直しての感想はただひとつ。「自分自身にしかわからないことが異常に多い」ということ。

他人が見ても一目で分かることは、おそらく「こだわり」とは呼ばない。勿論「パンツの丈はくるぶし位置」「裾幅は18.5cm」「ダブルカフスのシャツしか着ない」など、見た目に発現する部分は人それぞれだろうが、ここで僕が言う「こだわり」とは「18.5」という数値の問題ではなく「なぜ18.5なのか」という精神的な部分にこそ潜んでいる。そして多くの場合、その精神的なものは「洋服以外の部分」にこそ根差している。このコラムをお読みいただいている方々にも「精神的なこだわり」が強い人はかなり多いことだろう。

2年たっても10年たっても変わらない、心のコア(核)の部分にあるものを、僕らは「スタイル」と呼ぶ。着るもの(見えるもの)は変わっても、スタイル(見えざるもの)は変わらない。結果として、着るものの見え方(見えざるもの)が変わるのだ。

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