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About Us

ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

端正と軽快、そのいまを測る。中村 達也のトレンド解説 〜2026年春夏編〜

2026 SPRING SUMMER VOL.13

端正と軽快、そのいまを測る。中村 達也のトレンド解説 〜2026年春夏編〜

2026SS TREND : RIGHT & LIGHT

ファッションの多様化やグローバリズム、巷に溢れた多過ぎる情報などにより、とかくどんな服を着るべきか迷いがちな現在。そんな時代に中村達也が勧める服は、たんにトレンドというだけではありません。それはファッションの世界的文脈に則ったものであり、袖を通す度に愛着が湧いて手放せなくなる服。そして、やがてはワードローブのひとつとなって末長く愛用いただける服なのです。

SUIT 着こなし自在の多種多彩なスーツ

多様化という近年の傾向が如実に表れているといえるのがスーツです。テーラーメイドのクラシックなスーツだけではなく、シェイプのゆるいリラックス感のあるものやドローコードのパンツを合わせたセットアップ的なスーツが出てきており、生地はウールだけではなく、リネン、コットン、化繊など実に様々です。インナーの着こなしもTシャツからタイドアップまで幅広い。こうしたバリエーションの豊富さは、ビジネス以外でスーツを着たいという人が増えてきた影響といえるでしょう。そんなスーツを今季は自由にお愉しみください。

左:高品質なリネンを用いたホップサック生地による抜群の通気性により、夏まで快適に着こなせるセットアップ。やや厚めでしっかりしており、光沢もあって高級感も申し分なし。パンツはイージー仕様ゆえ、今季らしいリラックスしたスーツの着こなしに最適です。

中:17世紀より続く老舗カノニコ社が誇る、1950〜60年代のアーカイブをモダンに進化させた『ヴィンテージコ
レクション』のウールコットンシルク生地を使用。グレンチェック柄ながらムラ感でこなれた雰囲気です。リラックスしたシャンブレーシャツがベストマッチ。

右:滑らかなウールコットン生地を用いたインラインのスーツをベースに、随所を調整してモダンな佇まいに仕上げた別注モデル。ややワイドな迫力あるラペルや裾まで達したダーツなど、独特のバランスが魅力。今季は前側の着丈を若干長くし、より落ち着いた印象に。

SKIPPER 旬のスキッパーでスポーティな開放感を

近年、スーツやジャケットのカジュアルな着こなしとしては、ニットやT シャツを合わせるのが定石でしたが、今シーズンはスキッパーに注目です。ボタンのないシンプルな胸元が特徴ですが、今季は襟元の開きが狭いものが多く、胸元が開きすぎるのが苦手な方も着やすいでしょう。またプレーンなものをはじめ、色柄入りや編み地で柄を表現したものなど、バリエーションも豊富です。スポーティで涼しげなインナーとして、さらに夏は一枚で着るだけでさまになるなど、幅広く着こなせるのも魅力です。ヨーロッパでは夏の定番リゾートウェアですが、日本のお客様はまだお持ちの方も少ないので、ぜひお求めください

春夏らしい淡いカーキカラーのストレッチコットンで仕立てた、〈ティト アレグレット〉の3つボタンスーツ。ウエストにゆとりをもたせるなど、随所を微調整した別注モデルで、今季より前側の着丈を若干長めにアレンジしました。独特のモダンなフォルムが魅力です。

PRINT SHIRT あえて都会で着るプリントシャツ

装いのアクセントになるプリントシャツ。数年前にボタニカル(植物)柄が登場しましたが、その流れを汲むのが今季のプリントシャツです。以前のボタニカル柄はやや派手な多色プリントが多かったのに対して、今季はボタニカルのモチーフはそのままに、同系の2 色に絞った大人らしい落ち着いたものが主流になっています。シルエットもやや緩めで、リラックスした雰囲気があるのも特徴です。またプリントシャツはこれまで一枚で着る提案が多かったですが、スーツ& ジャケットのインナーとして着るのがおすすめ。これまでのリゾートのイメージだけではない、リラックスした街着として着こなしてほしいシャツです。

フランスのシャツブランドである〈プラシーデ〉のプリントシャツは、清涼感のあるリネンレーヨン製で夏まで活躍。デニム素材のジャケットは〈タリアトーレ〉の人気モデル『ヴェスビオ』の芯地を省略し、より軽くカジュアルに仕上げたモデル。同じくデニム素材のスラックスを合わせて軽快なセットアップ風に。

SHORT BLOUSON ショートブルゾンが春を軽やかにする

カジュアルスタイルの春夏用アウターは、チョアジャケットやダブルポケットシャツなどワーク&ミリタリーのテイストが続いていました。今季はスポーティなショートブルゾンが注目されています。以前はスエードが多かったショートブルゾンですが、今季はコットンやナイロン、リネンなど素材のバリエーションが広がり、より軽快でカジュアルに着こなせるのが特徴となっています。小綺麗で軽やかに見せるという、今季の傾向にマッチしたアイテムといえるでしょう。さまざまなインナーやパンツと合わせてコーディネートできる点もショートブルゾンの魅力です。

有名メゾンの生産を手掛ける老舗ファクトリーブランド〈サンニーノ〉のブルゾンは、絶妙にくすんだライトグリーンが美しいコットンカシミヤシルク素材を使用。ロロ・ピアーナ社の『レインシステム』による撥水性も備えます。柔軟な着心地と繊細な艶のあるラグジュアリーな表情が魅力です。

PULLOVER SHIRT リラックス感溢れるプルオーバーシャツ

2026年春夏のリラックスムードを表現する、代表的なアイテムのひとつがプルオーバーシャツです。プルーオーバーは着脱の兼ね合いからも身幅をたっぷりと取っているものが多いので、着るだけでリラックス感が演出できます。今季は非常に豊作であり、襟型やディティール、色柄も多彩。すべてのシャツブランドがリリースしているといっても過言ではないほどです。ドローコードのパンツやショーツとも相性がいいので真夏にも長袖をまくって、こなれた雰囲気で着るのがおすすめです。着丈のバランスが少し悩むところですが、私は気になった時にはお直しで調整しています。

爽やかさとシックさを兼備する、サックス×ブラウンのオルタネイトストライプ生地を用いた〈コロニー クロージング〉の『プールサイドシャツ』。涼やかなリネンコットン素材で、生地から別注したこだわりの一枚です。リラックスした雰囲気でショーツと合わせてみては。
2026年春夏の新作である〈オリアン〉のカプリシャツ。襟の美しいロールや絶妙なボタン間隔など、ディテールのバランスと完成度はさすがの一言です。一見デニムに見える生地は、ネイビーのリネンコットンであり、柔軟なタッチと抜群の通気性による快適な着心地が味わえます。やや色ムラもあってこなれた表情です。

STRIPE PATTERN 装いの鮮度が上がるシックなストライプ

クラシックスタイルの代表的な柄といえばチェックとストライプですが、ここ数年注目されているのがストライプです。マルチカラーやオルタネイトなど、色々なストライプのアイテムが出揃っています。ただし、強いカラーのものは少なく、大人らしい落ち着いたトーンのストライプが多いです。またニットの編み地で表現されたストライプもあります。アイテムとしてはジャケットやシャツを中心に、ニットやドローコード付きのパンツ、アウター、カジュアルスーツまで実に多彩です。いずれにしろシックな色合いや同系色など、落ち着いた印象のストライプが今季らしいといえます。装いに一点採り入れるだけでコーディネートの雰囲気が変わるので是非トライしてみてください。

清涼感と滑らかさを併せもつリネンビスコースのストライプ生地で仕立てた、〈タリアトーレ〉が誇るライトウェイトジャケット『ダカール』。通気性にも優れ、夏場でも快適に羽織れます。インナーの新作ウエスタンシャツは、軽やかなコットンツイル生地で通年活躍する一枚です。

PILE ラグジュアリーかつ快適な最旬パイル

ヨーロッパのサプライヤーからこの春夏とても多く提案されていたパイル。現地でも高級感があってリラックスして見えることから人気ですが、昨年の夏はヨーロッパも猛暑だったため、その対策として毛足の短い薄手のパイルが今季は登場しました。これが従来のパイルよりも軽量で涼しく、高温多湿な日本の気候でもより着やすいものになっています。そういった薄手のものから、従来の毛足のあるものまで、今季は豊富にラインナップします。パイルは見た目にボリューム感があるので暑く見えることもありますが、裏面は起毛されておらず、けっして暑くない吸湿性に優れた素材。ヨーロッパでは夏のリゾートウェアの定番で、私も夏によく着ているので、ぜひ一度お試しいただきたいです。

コットン、ナイロンのパイル生地を使った〈ドッピア アー〉のブレザー。パイルはリゾートを感じさせる素材なのでショーツとのコーディネートもおすすめです。インナーはニット専業ブランド〈グランサッソ〉の新作『ケーブルポロ』。リネンコットンのボディにその名の通りケーブル編みを採用しており、インナーのみならず一枚でもさまになります。

SEERSUCKER 定番にして最旬なシアサッカーが大豊作

〝永遠の定番〟ともいえるほど、ヨーロッパでは毎年春夏に提案されるシアサッカー。近年ヨーロッパでも続く猛暑の影響もありますが、今季は軽やかさやリラックス感が求められるファッションの傾向にも合致した素材です。そんなシアサッカーといえばストライプ柄がスタンダードですが、今季は無地やチェックも多く提案されており、トップスからボトムスまでアイテムも幅広く揃っています。軽やかさやリラックス感、涼しげな雰囲気など、今季求められる要素を満たしつつ、昨今の猛暑にも対応できる素材です。

ブラックと今季のキーカラーであるグリーンを組み合わせた、ダークトーンのチェック柄シアサッカーで仕立てたジャケット。軽量な『ダカール』モデルゆえ軽やかな着心地です。プルオーバーシャツの襟をラペルから出した、リラックス感のある着こなしがおすすめ。

TONE ON TONE 控えめで上品なトーン・オン・トーン

“クワイエット ラグジュアリー”を思わせるナチュラルカラーの上品なトーン・オン・トーンコーディネート。優しげで余裕のある印象を演出したい際には、うってつけの着こなしといえるでしょう。足元はブラウンのサンダルで軽やかに。
秋冬から継続して打ち出されているブラウンは、チョコレートブラウンからミディアムブラウンのトーンに移行。色を使わず、トーン・オン・トーンで全身を揃えると洗練された雰囲気を演出できます。
2026年春夏のトレンドカラーのひとつであるネイビー。ダークトーンのネイビーはトーンをずらさずになるべく同じトーンでまとめることがポイントです。

DOUBLE BREASTED 春夏に変化をもたらすダブルブレスト

数年前からヨーロッパでは、春夏にダブルブレストのジャケットが提案されてきました。コーディネートがシンプルになる春夏は、レイヤードも難しくなるのでシングルブレストのジャケットでは物足りなさを感じがちなのかもしれません。その点、ダブルブレストはボタンやフロントの重なりといったディティールの変化を楽しむことができます。さらに近年のダブルは前合わせが浅めなので、重厚感がなく、ボタンを留めずに着てもだらしなく見えないところもポイントです。日本人の体型にも似合うものが増えているので、ダブルブレストのスーツやジャケットを着たことがないという人にも是非とも挑戦していただきたいと思います。

芯地を使わない軽い仕立てが特徴のモデル『アンソニア』。明るめなブルーのストレッチリネンシアサッカー生地は、くっきりとした凹凸が豊かな表情を演出。ネイビーのスキッパーポロとホワイトのパンツを合わせたマリンテイストの色合わせも今また新鮮に感じられます。

STAND COLLAR JACKET さらりと羽織りたいスタンドカラー

立ち襟=スタンドカラーのジャケットが今季久々に注目されています。主に、フランスと日本を中心としたアジア圏で注目されているアイテムですが、その発信源はパリです。フランスでは昔からスタンドカラージャケットが定番的なアイテムとして着られており、昨今はパリのファッション業界人の間でも流行しています。無理にフレンチスタイルを意識しなくてもいいので春夏はTシャツやニットにストールといったシンプルな着こなしもいいでしょう。今季はシャツジャケット風の気軽に羽織れるものも含め、バリエーションが豊富なので、これまでスタンドカラーを着たことがない方がトライするのには絶好の機会ともいえます。フレンチにこだわらず、さらりと羽織ってみてください。

ネイビー×ホワイトのストライプ生地には、高品質なリネンコットンを採用。〈プラシーデ〉がインラインで展開するバンドカラーシャツをベースとして、ポケットやサイズ感を調整することで、春夏シーズンにぴったりの爽やかな別注シャツジャケットに仕上げました。

LIGHT GRAY / NAVY ライトグレー&ネイビーで装いをリフレッシュ

ここ数年続いている〝クワイエット ラグジュアリー〟の潮流から注目度が高まっているライトグレー。上品で控えめな印象ながら、春夏らしい明るめのトーンなのが魅力のカラーです。いわゆるニュートラルカラーゆえ、さまざまなカラーと合わせることができますが、今季は同系色とのトーン・オン・トーンによる上品な着こなしがおすすめです。
2026年春夏のトレンドカラーでもあるネイビーは、ブラックに代わるダークトーンとして注目を集めているカラー。昨シーズンはワントーンの打ち出しが多く見られ、その流れは今シーズンも継続していますが、久しぶりにホワイトと合わせたマリンテイストの打ち出しも増えています。

ミラノの老舗「ドリアーニ」のオリジナルブランドは、シンプルなデザインと上質な素材使いが服好きに愛される理由。ライトグレーのフルジップブルゾンは、上質なウールシルク地で軽量性に優れ、しなやかな着心地です。
春夏の定番キューバシャツ。〈アレッサンドロ ゲラルディ〉の別注モデルは、ボタン数を減らしてよりリラックスした雰囲気に。ワンウォッシュ加工により、ヴィンテージのような風合いに。ボタンを開けてラフに羽織っても、上品さが漂います。

BROWN / BORDEAUX ブラウン&ボルドーは同系か淡色合わせで

シックで落ち着いたミディアムブラウンも注目カラー。昨シーズンのブラウンから続く流れの進化版ともいえるカラーであり、春夏らしい柔らかなトーンになっているのが特徴です。コーディネートするアイテムもオフホワイトからベージュ、ブラウンまで同色系で合わせるのが今シーズンらしい色合わせです。
また同じく春夏の提案では珍しいのがボルドー。深みのある色合いにより、これまでは秋冬を中心に提案されてきましたが、今季はラグジュアリーブランドの影響から多くのブランドがさまざまなボルドーのアイテムをリリースしています。今季のなかでは唯一テイストの違うカラーですが、明るめのベージュなどと合わせると春夏らしく採り入れられるでしょう。

〈ビームスF〉のリクエストによって誕生したテーラードスタイルのジャケット『オルセイ』。3パッチポケットやスタンドカラーなど、フレンチなテイストが楽しめます。シックなボルドーの生地は、ホーランド&シェリー社のリネン素材。
クリーミーなブラウンで軽やかな印象のシャツは、両胸のウィングフラップ付きポケットで存在感があり、アウターとして羽織ってもきまります。ヴィスコースリネン素材なのでしなやかさとドライタッチを兼ね備え、高温多湿な日本にもマッチ。

Photo / Osami Watanabe [Sammy Studio]
Styling / Akihiro Shikata Hair / Shotaro [Sense of Humour]
Text / Yasuhiro Takeishi [City Writes]
Model / Nils [Exiles], Olivier [Exiles], Kou [Donna]

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