別府“温泉”大学(別府大学)
温泉学概論
温泉好きの好奇心を満たす
誰でも参加できる、
温泉をテーマにした連続講座

温泉好きの好奇心を満たす
誰でも参加できる、
温泉をテーマにした連続講座
緑に囲まれたキャンパスの、校門を入ってすぐの植込みには「真理はわれらを自由にする」と刻まれた石碑があった。「これが本学の建学の精神です」と教えてくれたのは、別府大学の飯沼賢司学長。
おんせん県おおいたを象徴する温泉観光都市・別府に学びの場を開く別府大学のキャンパスには、4つの源泉と6つの温泉がある。「温泉は別府の最大の特徴であり、別府にある大学だからこそ扱える研究テーマです。温泉というテーマは、さまざまな要素を含んでいます。たとえば食。地獄蒸し料理のように、別府には古くから温泉を活用した食文化が根付いています。本学の食物栄養科学部には発酵食品を専門とする学科があり、学生たちが温泉水で仕込んだ甘酒(別府温泉水あまざけ)を開発し、商品化もしているんですよ。また、湯治場として知られる別府は、温泉療養から発展した福祉の町でもあります。さらに、体だけでなく心も癒す温泉地として文人が逗留し、文学や芸術が生まれた創作の場でもあります。つまり、別府の温泉はさまざまな伝統文化を育んできたというわけです」

別府大学では歴史・文化・心理学・観光・食・自然エネルギーなど、さまざまな分野において温泉をテーマにした研究が進められている。その成果発表の場が『温泉学概論』だ「いま大学に期待されているのは、個人の成長や可能性を伸ばすことです。そのためには、学生はもちろん、教員もおもしろいと思えるような取り組みが必要です。私は大学の中だけで学生が育つとは思いません。地域や社会との関わりの中で育てていただいているんです」と飯沼学長。別府大学では学生の成長こそが地域への還元に繋がると考え、地域活動への参加をサポートしている。

温泉を切り口に幅広い領域を総合的に学ぶことができる『温泉学概論』は、一般の聴講も可。温泉がさまざまなものを育んできたように、『温泉学』はあらゆる活動の源泉となり、地域で活躍する人材を育んでいる。
温泉学概論

別府“温泉”大学(別府大学)
大分県別府市北石垣82
TEL.0977-67-0101
https://onsen.mc.beppu-u.ac.jp