BEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげものBEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげもの

ilocami

OTTEN

別府の過ごし方にしっくり馴染む
紙の可能性を最大限に活かした
新発想のアクセサリー

紙の可能性を活かしたアクセサリーを開発するデザインユニット「ilocami」の樋口さんと児玉さん

別府の過ごし方にしっくり馴染む
紙の可能性を最大限に活かした
新発想のアクセサリー

ユニット名であり、ブランド名でもあり、デザインプロジェクトの名称でもある「ilocami」。アパレル業界でデザインを学び紙器メーカーに勤務する樋口さんと、建築設計の仕事を経て独学でグラフィックデザインを学んだ児玉さんの2人が出会ったのは2016年。クライアントからの依頼がきっかけとなり、紙の可能性を活かしたアクセサリーの開発に取り組んだ。紙ならではの軽さと自由度を活用したアクセサリーは、どれも繊細でスタイリッシュ。さらにその魅力を引き立てているのは紙器メーカーの技術を駆使した特別なギフトボックスだ。「僕らの商品を見た人が、こういう箱を使ってみたいと思ってもらえるよう、箱のデザインにはこだわっています」と樋口さん。ilocamiの商品はパッケージ業界を牽引する役割も担っている。

着けていることを忘れてしまうほど軽やかな紙製のピアス

この活動の一方で、貴金属に比べて安価である紙の特質を活かして開発されたのが『OTTEN』だ。別府らしい風景が印刷された耐水性の高いカードで、型に沿ってパーツを抜いて折れば、耳元で涼しげに揺れるピアスが完成する。手作りする楽しみがあり、ポストカードとして人に送ることもできる。「別府は温泉の町であり、歓楽街でもあります。アクセサリーは湯巡りで外す機会も多いし、酔っ払っていつの間にかなくしてしまうこともある。そんな意見を取り入れ、別府の過ごし方に馴染むよう、価格帯や素材を意識しました」と児玉さんは笑う。

『BEAMS EYE on BEPPU』で開発された商品をブランド化した『ベップニュースタンダード』の取り組みはお2人の発案によるもの。事業を通じて生まれた出会いを新たな動きに繋げたいと考えたのがきっかけだったという。現在は地域商社のオフィスコマイヌと連携し、販路を拡大している。「多彩な事業者の集まりなので、これからもっと活動が広がる可能性があると思う。それぞれの特性を活かして、商品以外も発信していけるプラットフォームに進化させていきたい」
新たな発想や技術で生み出された商品も、歴史ある商品も、1つのブランドとして見せていくことで見え方が変化する。「別府に新しい風を吹き込み、かつおもしろいと思ってもらえるような活動を展開していきたいですね」。

  • OTTEN 各¥1,380+税
    ※ピアスまたはイヤリングの仕様が選べます。温泉マークピンズ ¥1,200+税

ilocami

大分県別府市中島町18-12
ユナイテッド中島402
TEL.0977-70-9143
infoilocami@gmail.com

BEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげもの
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ビームスと大分県別府市の
コラボレーションプロジェクト
『BEAMS EYE on BEPPU』。
このプロジェクトでは3年間にわたり、
公募によって集まった36の事業者と
ビームス ジャパンのバイヤー2名で
「あたらしいみやげもの」を開発しました。