ニュードラゴン
ドラゴンラスク
(プレーン、ゆずごしょう)
老舗洋菓子店の看板商品が進化
ふんわりロールケーキが
さくさくの食感に

老舗洋菓子店の看板商品が進化
ふんわりロールケーキが
さくさくの食感に
「小学校の頃、家に帰って『ただいまー』と言ってからショーケースを開けて、ケーキを食べるのが日課だったんです。当時からケーキは大好きでしたね」と、懐かしそうに微笑む笠木隆弘さん。彼が2代目店主となる老舗洋菓子店「ニュードラゴン」は、ロールケーキ発祥として知られる有名店だ。全国で活躍するパティシエを数多く輩出している。
別府の洋菓子店に生まれ、地元大分で会社勤めをしていた笠木さんは、自分で何かを作りたい、自分で作ったものを食べてほしいという気持ちからパティシエに転職。関東の洋菓子店で修行したのち、別府へ戻って家業を継いだ。「親父と一緒にケーキを作ったのは、ほんの1~2年でした。でも舌が覚えているんですよ、親父が作るケーキの味を。完成させるべき味がわかっているから、変わらぬ味を守り続けるのは難しくありませんでした。親父が亡くなってしばらくは、常連のお客さまも気づかなかったくらいだから、先代の味を忠実に再現できてるんじゃないかな」

看板商品のロールケーキ『ドラゴンロール』の切れ端をラスクとして提供し始めたのは、4~5年前。どうせ捨てるからもったいないと試作してみたのだという。当初は切れ端があるときにだけ作るという不定期な商品だったが、徐々に人気が高まり、現在は定番商品として売り出している。ふんわりとした食感が特徴の『ドラゴンロール』を乾燥して作られているため、通常のラスクよりもふわっと溶けるような、独特の食感を味わえる。別府らしさと意外性が楽しめるゆずごしょう味は、ビールにも合うと笠木さん。

「今後はギフト用の詰め合わせも作りたいですね」と意欲的な笠木さんは、これからも老舗の味を守りながら、自分の舌と直感を信じて進化させ続けていく。
ドラゴンラスク(プレーン、ゆず胡椒) ¥200+税
焼き菓子各種 ¥¥200〜550+税

ニュードラゴン
大分県別府市東荘園3-4
TEL.0977-24-6045
9:00-20:00