BEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげものBEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげもの

東洋軒

とり皮天

創業以来90年以上愛され続ける味
大人気のとり天から派生した
スナック菓子

「皮同士がくっついてしまわないように、手作業でほぐしながら揚げています」と、製造工程の苦労を笑顔で語る富永さん

創業以来90年以上愛され続ける味
大人気のとり天から派生した
スナック菓子

大正15年創業の老舗レストラン「東洋軒」。別府名物『とり天』発祥の店として県内外の人々から愛され、昼夜問わず行列ができる有名店だ。入店してすぐのショーウィンドウには、創業当時のメニューや歴代店主の写真など、歴史を感じさせる品々が陳列されている。とり天は、東洋軒の創業者・宮本四朗さんが昭和初期に『鶏ノカマボコノ天麩羅』としてメニュー化したのが元祖だという。「当時の鶏は固かったため、食べやすいように細かく刻んだものを再び成形し、天ぷらにしたそうです。だから鶏の”かまぼこなんですよ」と、料理長の冨永勇太さん。

『東洋軒かぼす酢醤油』をつけると、お店で食べるとり天同様の味わいにより近づく

「3代目である父の時代には、今と違う場所に店を構えていました。子どもの頃は、そのお店のホールでよく遊んでいましたね」と、懐かしそうに微笑むのは東洋軒 取締役の稲尾愛子さん。ゆくゆくは4代目を継ぐ予定だという稲尾さんには、新しいことをしたいという想いがあった。「ずっと新商品を出していなかったので、商品開発で新しい風を吹き込みたいと思ったんです。それで、これまで捨てるものでしかなかった皮を商品化することに挑戦したんです」

東洋軒のとり天には九州産の鶏のみを使用している。しかしその皮は、処理の工程で丁寧に剥がして捨てていたのだという。そこで、これまで大量に廃棄していた皮を利用して生まれたのが『とり皮天』だ。伝統あるとり天のために厳選された鶏の皮を使ったおつまみスナック『とり皮天』は、パリっとした食感が特徴。揚げた後にオーブンで焼くため、カリカリになって日持ちもするという。「脂っぽかったりべちゃっとなったりして、温度・時間・配合が難しかったですね。とり天と同じ衣を使用する点は譲れなかったので苦労しました」と冨永さん。
1つひとつ手作業で丹念に作られている『とり皮天』は、老舗の味をそのままに新しい食感で再現した、別府土産の新定番だ。

  • 東洋軒のとり皮天 ¥600+税
    東洋軒のかぼす酢醤油 ¥550+税
    本家別府とり天王 ¥1,000+税

東洋軒

大分県別府市石垣東7丁目8-22
TEL.0977-23-3333
11:00-15:30/17:00-22:00

BEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげもの
index

ビームスと大分県別府市の
コラボレーションプロジェクト
『BEAMS EYE on BEPPU』。
このプロジェクトでは3年間にわたり、
公募によって集まった36の事業者と
ビームス ジャパンのバイヤー2名で
「あたらしいみやげもの」を開発しました。