BEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげものBEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげもの

cotake

赤心

さりげなく上品な華やぎを添える
繊細な竹細工アクセサリー

ゆらめく樹々と陽射しが差し込む店内には、心地良い空気が流れている

さりげなく上品な華やぎを添える
繊細な竹細工アクセサリー

「竹細工には、おもしろいほど作り手の性格が出るんですよ。たとえば同じかごを作っても、誰の作品か一目でわかります。そんな竹が大好きで、お店を開きたい、職人になりたいという2つの夢を同時に叶えました」
別府と湯布院で旅館を経営するご両親のもと、10年ほど調理師として働いていたさとうみきこさん。さとうさんが竹の魅力に触れたのは、県外から訪れたの友人とともに訪れた『竹の伝統産業会館』。日用品とは違う、美術品としての竹の美しさを知り、竹細工体験で”竹は自分に向いている“と確信したという。その後、竹工芸訓練センターで本格的に竹を学び、自身の工房と竹のセレクトショップを兼ねた「cotake」をオープン。柔らかな陽射しが注ぎ込む店内には、さとうさんの作品と県内の職人による竹細工が並ぶ。

「知り合いが『竹細工をやりたい』っていったら、反対しますね、想像以上に大変だから。でも、やっぱり好きなんですよね」とさとうさんは笑う

さとうさんの作るアクセサリーは、さりげなく日常に溶けこみながらも、ぱっと華やぐような上品な色気がある。竹特有のしなりや曲線の美しさがあり、後ろが透けて見えるので、大振りのものでも大げさにならずにしっくりと馴染む。「竹細工のかごなどは値段も高いし、ハードルが高いイメージですよね。もっと若い人にも竹に関心を持ってほしくて、気軽に手に取れるアクセサリーを作っています」
別府の竹細工が有名なのは知っていても、その魅力がわからないという人は多い。さとうさんは、そんな人たちに竹の良さを知ってほしいという思いから、販売だけでなく竹細工を体験できるワークショップも開催している。「お客さんが楽しそうにしていたり、子どもがものづくりの難しさや楽しさを感じてくれたりするのも嬉しいですね」

竹職人として生きるためには、竹細工の技術だけでなく、営業や会計など身につけなければならない仕事が多い。「大変な仕事ですが、それでもやめられないのは、やっぱり竹が好きだから」と、さとうさんは愛おしそうに店内を見つめる。

  • アクセサリー各種 ¥5,000〜+税
    ※ピアスまたはイヤリングの仕様が選べます。

cotake

大分県別府市弓ヶ浜町2-2
TEL.0977-51-4396
10:00-17:00

BEAMS EYE on BEPPU あたらしいみやげもの
index

ビームスと大分県別府市の
コラボレーションプロジェクト
『BEAMS EYE on BEPPU』。
このプロジェクトでは3年間にわたり、
公募によって集まった36の事業者と
ビームス ジャパンのバイヤー2名で
「あたらしいみやげもの」を開発しました。