KAGAWA JAPAN,BEAMS JAPAN 「ビームスジャパンが見た香川県」

日本で最も小さな都道府県、香川県。
「うどん県」と呼ばれるように、
讃岐うどんで知られますが、香川県の魅力はそれだけではありません。
一年を通じて温暖な気候、長い日照時間、
多島美を誇る瀬戸内海、雄大な讃岐山脈など、
豊かな自然環境のもと、
数多くの伝統的工芸品や高品質な加工食品が育まれてきました。

BEAMS JAPANの視点で
香川県の手仕事を発信する
「香川県 × BEAMS JAPAN」。
「東讃(とうさん)」「中讃(ちゅうさん)」「西讃(せいさん)」「瀬戸の島々」の4つのエリアに分けて、
それぞれの土地の魅力が詰まったオリジナルアイテムをご紹介します。

オリジナルアイテム

東讃

香川漆器

香川漆器

「香川漆器」は、1976年に四国で初めて国の伝統的工芸品に指定されました。蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)、後藤塗(ごとうぬり)、象谷塗(ぞうこくぬり)の5つの技法があります。今回、象谷塗の給仕盆と銘々皿、後藤塗の酒杯とフリーカップを販売します。象谷塗は、木地固めした素地に生漆を刷毛で摺り込み、その上に真菰(まこも:イネ科の植物)の粉末を撒いて仕上げたもので、堅牢で使うほどに味わいが増してきます。朱色が基調の後藤塗は、江戸時代末期に誕生して以来、日用品や装飾品として広く普及し、歳月を経るほどに朱の色が変化し風合いが深まってきます。

  • 象谷塗 給仕盆独楽 8寸 ¥8,500(税別)
  • 後藤塗 酒杯 ぶどう ¥8,500(税別)
  • 象谷塗 5寸 銘々皿 ¥8,500(税別)
  • 後藤塗 フリーカップ とんぼ蝶 存清 ¥16,000(税別)
讃岐桶

讃岐桶

香川県の伝統的工芸品である「讃岐桶」の桶は、古くは檜の薄板を曲げて桜や樺の皮で綴じ、底をつけた曲物でした。現在のような細長い板を円筒形に並べて「たが」で締め、底板を入れた構造になったのは室町時代に入ってからです。一般的に蓋(ふた)はなく、ある場合は 「樽」と呼んで区別します。今回、讃岐桶を小さなサイズに縮小した弁当箱を<谷川木工芸>に別注。
シャープなデザインの蓋が特長です。1955年創業の<谷川木工芸>は、神社仏閣に納める担い桶から風呂桶やお櫃などの日常品まで、幅広い木製品を製作しています。

庵治石

庵治石

日本三大花崗岩のひとつで、花崗岩のダイヤと呼ばれる庵治石(あじいし)。この石を使った製品は、きめ細やかな地肌で風化に強く、磨くほどに艶を増すのが特長です。「庵治産地石製品」は1985年に香川県の伝統的工芸品に指定されました。今回、細かい文字や絵をサンドブラストする技術が高い<二宮石材>にコースターとペットマット、四国八十八ヶ所の札所に仏像を納める<村井重友石材店>に重ね肌プレートを別注。重ね肌とは岩盤に南北に入った亀裂のことで、自然の美しさが楽しめます。すべてBEAMS JAPANのロゴ入りです。

中讃

丸亀うちわ

丸亀うちわ

江戸時代初期に金毘羅参拝のお土産として作られたことで広まった「丸亀うちわ」は、1997年に国の伝統的工芸品に指定されました。現在、丸亀市は日本一のうちわの生産地として名を馳せます。丸亀うちわの魅力は、47の工程を経て、1本の竹から職人の手でつくられること。丸亀うちわ職人、兵頭恵子氏による別注品は、保多織(ぼたおり)の生地を使用しました。保多織とは、丈夫で長く使え「多年を保つ」ことから名づけられた織物で、独特な風合いや保湿性・吸水性に富んだ機能が特長です。香川県の伝統的工芸品に指定されています。

金比羅の染屋

金比羅の染屋

もち米でつくった糊で文字や模様を描き、鮮やかに染め上げる「讃岐のり染め」は、香川県の伝統的工芸品です。現存する日本最古の芝居小屋で知られる旧金毘羅大芝居(金丸座)での「こんぴら歌舞伎」開催時期には、鮮やかな歌舞伎幟(のぼり)が町中に立ち並びます。第1回から幟製作を手掛ける老舗<琴平染匠 吉野屋>に、幟のデザインをベースに、トートバッグ、サコッシュ、マルチケースを依頼。トートバッグは、男性でももちやすいようにマチのないデザインで、マルチケースはパソコンが入る大きさです。すべてBEAMS JAPANのネーム入り。

  • トートバッグ小 ¥3,300(税別)
  • サコッシュ小 ¥3,500(税別)
  • サコッシュ大 ¥5,800(税別)
  • マルチケースS ¥5,800(税別)

西讃

張子虎

張り子

1985年に香川県の伝統的工芸品に指定された「張子虎」は、子どもの健やかな成長を願い、端午の節句などに飾られてきました。ひとつずつ手作業でつくるため、その表情はすべて異なり、ユーモラスな姿から商売繁盛の縁起物としても喜ばれています。BEAMS JAPANでは、明治から続く<田井民芸>の5代目、田井艶子さんに橙色の張子虎の制作をお願いしました。昔ながらの材料である、和紙、胡粉、にかわ、顔料、ガラス玉、馬毛、ワニスを用い、伝統の技術・技法で精魂こめて手づくりしています。

瀬戸の島々

醤油

醤油

400年以上の歴史をもつ香川県の醤油は、まろやかな味わいと芳醇な香りで親しまれてきました。「鶴醤(つるびしお)」は、深いコクとまろやかさを極限まで追求した自信作。2年の熟成期間を経て完成した生醤油を再び樽に戻し、もう一度原料(塩以外)を加え、さらに2年ほど仕込んだ二度仕込み。「菊醤(きくびしお)」は、あっさりとしたキレのある旨みと、口の中でほんのり香る甘みとコクが特長の正統派。大粒の丹波黒豆、県産の小麦「さぬきの夢」を使用しています。野菜の煮物など、色を奇麗に仕上げたいお料理にも最適です。

  • 鶴醤145ml ¥500(税別)
  • 菊醤145ml ¥500(税別)
オリーブ

オリーブ

「日本の地中海」とも言われる瀬戸内海。そこに浮かぶ小豆島は、日本で初めて産業としてのオリーブの栽培が行われた土地です。広大な土地と温暖な気候を生かして、島では100年以上も前から栽培が始まりました。今では幅広いオリーブ製品が誕生しています。1955年創業の<東洋オリーブ>は、栽培、収穫、加工、販売まで一貫して手掛けていて、一粒一粒を手で摘んで収穫することに誇りをもっています。早摘みのエクストラバージンオリーブオイルのほか、石鹸、ローション、クリームなど、さまざまなオリーブ製品をお楽しみください。

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EVENT

BEAMS JAPAN

BEAMS JAPAN

開催期間
2019/11/20(水)〜12/17(火)
場所
ビームス ジャパン
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-32−6
ビームス ジャパン1階 MAP
電話番号
03-5368-7300(代表)
営業時間
11:00 〜 20:00 不定休(会期中無休)
内容
ビームス ジャパン1F特設コーナーにて、香川県を東讃(とうさん)、中讃(ちゅうさん)、西讃(せいさん)、瀬戸の島々(せとのしまじま)の4つの地域にに分け、それぞれの地域に根差したアイテムを紹介します。古くから玩具として親しまれている張子や江戸時代後期から続く多様な漆器、生産量で全国9割を誇るうちわなど、<BEAMS JAPAN>がセレクトした香川産のアイテムをはじめ、カラー別注やディテールのアレンジ、オリジナルの型を使用した今イベントの為に製作されたスペシャルなアイテムまで多数登場します。