石原 健史

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】今季仕立てたのはSAVILE CLIFFORD社のウール×リネン生地のスーツ。ダブルブレステッドにパッチポケットというディテールで、少しスポーティな雰囲気を演出しています。色バリエーションが多い中、悩んで選んだサンドベージュは夏場に最適ですね。合わせたのは＜BEAMS F＞はミントグリーンのレギュラーカラーシャツ。スーツの生地を選んだ時から買おうと決めておりました。こうした派手過ぎないニュアンスカラー、お勧めです。手に持ったのは＜BRADY＞のミニコットンショルダーバッグ。もともと無骨なアウトドアバッグブランドのイメージですが、バッグサイズが小振りになり、レザーや金具との組合せが、何とも良い雰囲気を醸しています。夏場のちょっとした荷物入れにとてもお勧めの雰囲気です。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】英国はクラシカルなテイストを今に伝えてくれるブランド＜CROOTS＞。フロントにも別ポケットがあり、そこに配されたレザーのカバーのディテールは、如何にもという雰囲気がありますね。15年程前は色々とあったコットンキャンバスバッグも、気付けばだいぶ選択肢が減ってしまったと感じますが、こうしたベーシックな品物がまだ有るという事が有り難く思われます。ジャケパンなどのちょっとスポーティなスタイルによく合うので、特に春夏秋の季節に重宝するんですよね。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】ダウンウェアブランドと言うよりも、ダウンブランドと言うべきでしょうか？そもそもで言うと、中綿であるダウンのメーカーですね。フランスはピレネー山脈の麓に拠点をもつ＜PYRENEX＞です。原毛の仕入から仕上げまでを一貫して行っているダウンメーカーが、自社のウェアブランドの為に用意するのですから、当然ダウンのクオリティは抜群です。軽く暖かく、ボリュームは中々のものですね。羽織るとダウンの膨らみを凄く感じられ。シンプルなハーフコートのデザインは、癖が少なく、様々な装いにマッチします。いわゆるキルトステッチが無いので、ビジネスシーンでも使い勝手が良さそうです。シェルは柔らかく、少しストレッチ性もあるので、着ていて動きやすく楽ですね。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】矢張り真冬は寒いですね。珍しくお買い得になった＜DRUMOHR＞の名品、8ゲージのタートルネックニット。見逃せませんね。その上に＜MOORER＞は薄く軽やかなCATARDIという、コンパクトなフーデッドダウンジャケットを羽織りました。ダウンジャケットという、スポーティな存在を、ナイロン生地やシンプルなデザインはそのままながら、生地の雰囲気や金具やパーツの選定により、ラグジュアリーに仕立ててしまう＜MOORER＞の演出は見事ですね。シンプルながらもそれぞれの素材やパーツは極上で、ダウンは軽く薄いのに暖かいですし、生地は撥水性や伸縮性も具えています。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】＜Stile Latino＞は少し青味の強いネイビーカセンティーノ生地で仕立てられたコート。モデル名はOTTABIOで、少し簡略化されたポロコートと言った雰囲気ですね。サイズが丁度マイサイズの44だったので羽織ってみ蒸した。最近のコートたちの中にあってはややコンパクトなフィッティングで、スーツの上に羽織るとビタビタのジャストですね。それでいて動く分には動きやすいのですから、改めてそのパターンの秀逸さや仕立ての良さには舌を巻くほかありません。カセンティーノは見た目にはモッサリとしていて重そうに見えるかも知れませんが、モッチリとした生地は軽くて柔らかく暖かいと、とても魅力的な冬物生地ですね。表情豊かな生地なので、ローゲージニットとデニムと言った、スポーティな装いに合わせるのも面白いと思います。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】ここ数年、シーズンを問わず人気のアウターシリーズとして君臨している＜BEAMS F＞は日本製のコート。シンプルなディテールとゆとりのあるサイズバランスは、普遍的な魅力を湛えているなと感じられます。スーツの上に36サイズを羽織って丁度良い具合で、ビジネスシーンはもちろんですが、より崩したカジュアルスタイルにもお召し頂けます。生地はイタリアのDI PRAYはウール×カシミヤの物。しっとりとしたタッチと程良いウェイトがあり、カルゼの綾の表情が良い雰囲気ですね。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】＜AUBERGE＞はELLISという名の少し個性的なデザインのコート。基となったのは40〜50年代に存在した英国ロイヤルネイビーのプルオーバースモックダッフルで、細かなディテールやバランスを現代の利便性やニーズ、気分に合わせてデザインされています。一見すると見慣れない癖のあるコートと言う印象を受けるかもしれませんが、こうした背景を知ると、成る程なと、安心感や信頼性が増しますね。生地はダッフルコートやピーコートにも使用されている人気生地の本パイル。＜INVERTERE＞でお馴染みのJoshua Ellisの生地をオマージュしつつ、よりラグジュアリーさを追求した生地ですね。見た目は重厚ですが、触れると滑らか、着ると暖かく軽やか、兎に角は着て見て羽織って頂きたい、そんな1着です。今回はサイズ38〜44まであるうちの、サイズ42なのでM〜Lに相当するサイズですが、ジャケットの上にコートとして羽織る分には、若干ゆとりのある感じで良いですね。袖なども意外と細いです。ミドルゲージニットの上にブルゾン感覚で羽織るなら40で充分と言ったところでしょうか。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】＜AUBERGE＞はカジュアルな雰囲気とラグジュアリーが並立したダッフルコート「TREVOR」。生地はダッフルコートらしいヘリンボーンの本パイルで、某英国生地メーカーの生地を手本としつつ、それを凌駕する上質感を目指して織り上げられた物になります。羽織ると軽く柔らかな着心地。ジャケットスタイルから、より砕けたニットコーディネートまで、幅広いシーンで合わせられると思います。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】＜Custom Tailor BEAMS＞で仕立てたタータンチェックパンツを＜SLOANE＞のショールカラーカーディガンと合わせました。インナーには＜JOHN SMEDLEY＞のモックネックを入れて、ニットオンニットのコーディネート。冬らしい暖かみを演出できるのでお勧めです。＜SLOANE＞のこのお品は日本製のコンパクトなフィッティングなので、私の体格で3(M)サイズをチョイスすると、程良いゆとりのが良い感じですね。着丈がスッキリとしている点も魅力的で、厚みのあるニットですが重々しい感じではなく、軽やかなニットジャケット風の雰囲気をお楽しみ頂けると思います。外出時にはこの上にオーバーコートを羽織れば、寒い真冬も安心ですね。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】いよいよ年の瀬という時候になり、連日の最低気温更新、都心でも少しだけ雪がチラつくなど、寒さが深まって参りました。この季節にお召し頂くのに最もお勧めのお品の1つが、個人的にも愛用している＜INVERTERE＞のダッフルコートですね。購入した2018年頃はサイズ選びで悩みましたが、今の自分の気分ですと、ややゆったりのサイズ38で間違い無いと感じます。Moorbrook社の伝説のヘリンボーン生地を、Joshua Ellis社が現代に復刻して仕立てられているコートは、見た目には重厚感溢れますが、着てみると意外と軽い点も驚きですね。それでいて抜群の暖かさを誇ります。クラシックな名品の良いところは、着る人の世代を選ばない点もあります。老若男女を問わずお召し頂けますし、廃れる事のないデザインとバランス、そして生地なので、ダッフルコートが何となく苦手という食わず嫌いの方にもぜひお試し頂きたいですね。色のバリエーションが多い点も、レトロなムードが楽しめて良いなと個人的には感じます。昨今は何かとモノトーンに成りがちな装い。特に冬のアウターはその傾向が顕著ですね。昔のヨーロッパアウターは派手で奇抜とも思えるカラーのお品も結構多く、色でファッションを楽しむ感覚が強かったと感じられます。ぜひ、お気に入りのカラーを装って頂ければと思います。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】＜MACKINTOSH＞と言えば、真っ先に思い浮かべるモデル名はやはり「DUNKELD」でしょうか。私もそうでしてステンカラーコートの名品中の名品ですね。本日羽織っているのはモデル「BALFIELD」でして、よりボリュームのあるサイズバランスがベースとなる、ラグランスリーブ仕様のバルカラーコートです。少しシャープで都会的な「DUNKELD」と比較すると、よりクラシックで柔らかな雰囲気を演出出来る点が魅力的だと思います。着丈も長いので膝丈位のコートをお探しの方には特にお勧めですね。スーツやジャケットとのコーディネートは勿論問題ありません。シーンによってはシェットランドなどのローゲージニットにデニムと言った、カジュアルな装いと合わせて、休日にお召し頂くのも良さそうですね。生地も幾つかバリエーションがあり、それぞれ異なる雰囲気をお楽しみ頂けます。こちらのガンクラブチェックは、ブラウンの柔らかな色使いが上品で、ホワイトニットやグレーパンツとも相性が良いと思います。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】隠れた大ヒット作と言いますか、ここ数年常に冬場になるとほぼ在庫が無くってしまうレザージャケットですね、＜QUATTROCCHI＞はB-3ムートンジャケット。近年モデファイが入り、更に全体のバランスや雰囲気が洗練された印象を受けます。ミリタリー由来の実用品がルーツとなりますが、ゴツい感じや過剰なボリューム感を削ぎ落とし、都会で着用する目的に相応しい、コンパクトかつスタイリッシュなムートンジャケットに仕上がっています。近年は女性にも人気の高いムートンジャケットですが、男性が着用する際は、ある程度ジャストなサイズでお召し頂くのがお勧めです。羽織ればダウンジャケットと遜色ない防寒性でとても暖かいので、インナーはハイゲージニット程度で充分かなと思います。見た目以上に柔らかくとても軽い着心地で、服好きにとって1着は欲しいアイテムですね。＜QUATTROCCHI＞はイタリア製のレザーウェアで実質的に＜International Gallery BEAMS＞のオリジナルに位置付けられるブランドです。その為リアルなムートンジャケットとしては驚異的なプライスも魅力的。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】いよいよ寒くなってきましたね。都内も漸く平年並みの気温らしいのですが、暑い日が多かったせいか余計に肌寒く感じられます。店頭でお話していると、暑くてダウンを着る機会が減ったと伺う事が増えましたが、個人的には1番寒い季節にはやはりダウンジャケットが手放せません。単純な防寒性も然ることながら、程良くタイトに着こなしてインナーに色々着込む必要が無いので、シンプルで軽快な装いが出来る事も大きな魅力ですね。＜MONCLER＞で永遠の名品と言っても差し支えないモデルMAYA。洋服屋として駆け出しの頃は、元となったモデルHIMALAYAを、冬には沢山ご案内しました。15年以上経っても変わらないベストセラーモデルとして君臨している事は、まさに驚異的な事だと改めて感じます。このブランドが大切にしてきたダウンアウターメーカーとしての誠実な物作りの姿勢と、完成度の高い普遍的なダウンジャケットデザインの為せる業でしょうか。羽織ってみれば、やはり良いなといつも納得出来る1着です。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】＜Barbour＞のモアバリエーションをただいま開催中です。いわゆる定番的なモデルとは一線を画したお品をお探しの方にお勧めなのが、こちらの『Heritage＋ Collection』のシリーズですね。一線を画し、と言っても突拍子のない物ではなく、全てミリタリールーツのデザインですから、ドレスからカジュアルまで、幅広い装いにコーディネートしやすいと思います。ショート丈のフライトジャケットモデルもお勧めですが、今回着用したのは、大人気モデルBEDALEをベースとしつつ、モッズコート風のアレンジが効いたお品です。サイズ感はとてもゆったりとしていて、オーバーサイズ気味のこなしが良いですね。ちょっと＜Barbou＞に興味のある方が見たら、それは何てモデル？と思わず聞きたくなる事間違いなし。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】11月も早いもので、もうすぐ中頃ですね。＜MONCLER＞のニットダウンを着用するのにちょうと良い季節になったなと感じられます。しっかりとしたニットと薄く軽やかなダウンのコンビは、アウターとしてはもちろん、インナーとしても大活躍しますね。フロントがジッパー仕様なので、時間帯や屋内外で気温差があるこの季節に、とても使い勝手が良い点も大きな魅力だと思います。真冬はこの上にマウンテンパーカーの様なシェルが心強い物と組み合わせるのもお勧めです。ぜひ、ご覧下さい。

＜HUNTING WORLD＞と言うと、バチュークロスを用いた、クッション性能の高いバッグがすぐにイメージされますが、最近はこの様なハードシェルトロリーバッグのご案内もございます。軽量なポリカーボネート素材を使用しているので、とても軽く靭やかな使い勝手の良さが魅力的ですね。ボディ全体を飾るハニカム構造のエンボス加工は、衝撃分散やキズを目立ちにくくする効果もある、機能的な装飾でもあり、同時に高級感も醸していますね。3辺の合計が115cmで、機内持込み可能な最大級のサイズとなっていますから、長期の旅行や出張のお供としても、あると心強い存在となりそうですね。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】先日ブログでご紹介した日本屈指のアウターブランド＜CONCETTO＞より、こちらはベルテッドのディティールが着こなしのアクセントとなるモーターサイクルコートです。生地はブログのインバーテッドプリーツコートの際に記載した、某英国ブランドへのオマージュとも言える、ウール×コットンのギャバジンです。私でジャケットの上から羽織って、少しゆとりのあるサイズバランス。着丈等はインバーテッドプリーツコートよりも5cm程度長くなりますが、長過ぎることも無く良いバランスだなと感じます。腰のベルトや、袖口のタブを用いて、絞りを効かす事が着こなしのポイントですね。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】近年その人気が再燃している＜BOGLIOLI＞から、EMPTYというジャージージャケットのご紹介です。最も小さなXSサイズを着用してみると、肩周りが少し突っ張る印象はありますが、ウール×ナイロンのジャージー生地なので、着心地として全く問題ありませんね。お好みとしてコンパクトな見え方がお好きならXS、ちょい緩くらいがお好きならSという印象を受けます。袖口はタタキ仕上げになっていてリラックスした雰囲気を演出していて、生地の雰囲気と良いバランスですね。それでいて、羽織るとちゃんとしたジャケットの面構えなのは流石の一言。そろそろハイネックのコットンカットソー等と合わせて着たい季節になりましたね。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】＜TAGLIATORE＞はアンコン仕立ての軽い着心地が魅力的なCOSTA AZZURRA。ウール生地ですがジャージーなので、伸び感のある着心地で動きやすく楽な点が良いですね。ポリウレタン混と異なり、伸びたままになり難い特性や、コットンジャージーとは異なるラグジュアリーさが、ジャケットの魅力を更に1段引き上げている印象を受けます。メランジのライトベージュという色も、いかにもラグジュアリーで良いですね。＜TAGLIATORE＞ならではのスタイリッシュな雰囲気が、単純なコンフォータブルさに留まらない良さを、このジャケットで実現していると思います。お勧めはタートルネックやモックネックニットとのコーディネート。ミディアムグレーやブラウン、ホワイトとの色の組合せが良いと思います。ぜひ、ご覧下さい。

【H:168/JK:44/PT:44/普通体型】王族から庶民まで、老若男女を問わず愛される、途轍も無い人気アウターブランド＜Barbour＞。オイルドのSPEYが入荷したので早速羽織ってみました。普段、サイズ44を着る私だと、Sだとややタイトなので、Mサイズで程良いゆとりをか楽しめる感じです。ゆとりのあるボディに、フィッシングジャケット由来のスッキリとした着丈。一見通好みの癖のあるバランスですが、ジャケットの上から羽織って裾を出して羽織るのも良いと思います。サラッと羽織って、ちょっと洒落た感じを楽しめるのは、このバランスが今の気分とも良く合っているからでしょうか。ただしクラシカルなウェアなので、簡単には飽きもこないかなと思います。ラグランスリーブで肩周りも楽なので、ジャケットだけでなく、厚手のニットと組み合わせても良さそうですね。ぜひ、ご覧下さい。