2025年に10周年を迎えた世界最大級のダンス&パフォーマンス複合フェスティバル『SHIROFES.2025』。青森県弘前市の弘前公園で3日間にわたって開催され、地元はもちろん全国からダンスファンが集結! 動員数は過去最大となる7万2千人を記録しました。今年も〈BEAMS SPORTS〉は、バトルやショーケースで会場を沸かせたダンサーたちのスタイルにフォーカス。イベントの熱気とともに、こだわりのファッションスナップをお届けします。
三者三様。
スタイルで見せる3人の個性!
今回のSHIOROFES.をきっかけに復活を果たしたダンスグループ「ebony」。YOSHIEさん、LEEさん、MEDUSAさんの3人で構成され、今年でなんと結成16年! 年齢もバックボーンも異なる彼女たちの“好き”を詰め込んだ個性あふれるスタイリング。
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YOSHIE / STREET DANCE
Top_ REMAKE
Bottom_ YÙSUI STUDIO
Eyewear_ CAZAL
昨年出会ったブランド〈Yùsui Studios〉のリメイクデニムパンツに、YOSHIEさん自身がリメイクしたトップスを合わせ、イベントIDをベルトとしてカスタム! オールデニムに、パールとチェーンをミックスしたアクセサリーをプラス。「HIP-HOPカルチャーに影響を与えてきた〈CAZAL〉のメガネをアクセントに取り入れています」。
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LEE / FREESTYLE
Top_ R.M GANG
Hat_ LA MAISON DE LYLLIS
Eyewear_ 3COINS
Shoes_ NIKE
「〈La Maison de Lyllis〉のつば広ハットは、3色持っているほどのお気に入り。脇が大胆にカッティングされた〈R.M GANG〉のメッシュタンクは、踊るときにもぴったりでよく愛用しています」。ホワイトとベージュの柔らかい配色に、ボストンメガネを合わせて、深みのあるリップカラーで大人っぽく。
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MEDUSA / WAACK,SOUL,FREESTYLE
Top_ FRESCADE VINTAGE
Bottom_ PRANK PROJECT
Belt_ SATOKO OISHI
Accessory_ AGU
Shoes_ OOFOS
MEDUSAさんはモノトーンベースでスタイリング。「〈SATOKO OISHI〉のレザーエプロンをアクセントに、涼しげなアクセサリーや、さらっとした素材のシャツとパンツを合わせました」。足元は、リカバリーサンダルとして人気の〈OOFOS〉をチョイスしたリラックスコーデ。「ふかふかしてクッション性が高いので、ダンスにも適しているんです」。
ミリタリーエッセンスを取り入れた
クールなリンクコーデ
カーゴパンツにキャミソールというミリタリースタイルを、個性的かつ女性らしく着こなすYasminさん&MiMzさん。30度を超える初夏の青森に、水鉄砲を手に笑顔で登場!
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Yasmin / BREAKING
Hat_ Received Present
Eyewear_ AKILA LA
「今日のファッションテーマはソルジャー!」と明るく答えてくれたYasminさん。いただきもののニット帽は、シングルニット風に見せるため、イヤーフラップ部分をあえて上げてアレンジ。「ヘアスタイルはSHIROFES.仕様に、トップはブロンズで、髪をかきあげたときにコーンロウが見えるようなアートなデザインにしました」。
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MiMz / BREAKING
Top_ DAILY
Bottom_ No Brand
Hat_ BACK YARD CROCHET
Eyewear_ BONNIE AND CLYDE
Shoes_ KENFORD
「たまたまインスタグラムで見つけたハンドメイドのタム帽は、ジャマイカのバイブスたっぷりで、今の気分にぴったり。好きなカラーリングを引き立てたくて、他のアイテムは全体的にシンプルにまとめました」。目を引くネイルは、バンブーイヤリングをモチーフに、ゴールドで大人っぽく仕上げてコテコテにならないように。
着こなしに込めた、
アメリカンカルチャーへのリスペクト
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BOOGIE FRANTIC / POPPING
Top_ PRO CLUB
Bottom_ PRO CLUB
Cap_ NEW ERA
Shoes_ VANS
「どのようなルーツを持っているか、バックグラウンドを理解して身につけることが大切なんだ」。と語るBOOGIE FRANTICさん。「ラテン系アメリカ人の僕にとって、ストリートウェアはアイデンティティそのもの。シャツはボタンを一番上まで留め、きちんとアイロンをかける。それによって、ただの服が“ファッション”になるんだ」。
ボリュームスニーカーが主役。
黒でまとめたマイスタイル
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THE D SoraKi / HIP-HOP
Top_ BOKU HA TANOSHII
Eyewear_ BLANC..
Bag_ C.E
Shoes_ ADIDAS ORIGINALS BY AVAVAV
オーバープリントTシャツに、キャットフレームサングラスでエッジをプラス。〈C.E〉のナップサックでラフにグレーを効かせたフェイド感のあるトーンが今っぽい。「スクエアトゥの〈adidas〉と〈AVAVAV〉のコラボスニーカーに合わせたオールブラックスタイルがポイントです」。
鮮やかな髪色を引き立てる。
シンプルブラックスタイル
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RiN. / HOUSE
Top_ HANNE
Bottom_ JEANASIS
Belt_ USED
Bag_ Local General Store
Shoes_ ADIDAS
「暗めの服が多いので、ヘアだけは明るく!この色にしたくて、1年間地毛を伸ばしました」と話すRiNさん。その鮮やかな髪色がひき立つスタイリング。パープルの巾着バッグが差し色として映える。前後どちらを前にしても着られる〈HANNE〉のトップスもポイント。
まさに!全身フェスコーディネート!
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BOXER / HOUSE
Top_ HOLE AND HOLLAND
Bottom_ STEAF.
Cap_ L.L. BEAN
Eyewear_ CORNER
Shoes_ ADIDAS ORIGINALS
「スタイリストの出口大輔さんと影山惇さんが手がける〈STEAF.〉の、地面をモチーフにしたパンツに、シルバーを基調とした〈adidas〉を合わせています。さらに、上にいくほどグリーンのカラーが増えていくんです。キャップも、サングラスのレンズも。全身でフェスの雰囲気を表現して、この公園の中に自分を溶け込ませています(笑)」。
「SHIROFES.は “フェス”の名にふさわしく、さまざまな年代の人が集まり、ダンスのジャンルも混ざり合い、お互いの文化をシェアしている。弘前城に来ることで、より深く歴史を知れたし、日本へのリスペクトが深まった」とBOOGIE FRANTICさん。ダンスを通して人と文化が交差する、そんな特別な3日間となりました。
Photo:Haruto Inomata
Edit & Text : MANUSKRIPT