スケートボードを始めたのは7歳。小学生の頃から海外の大会にも積極的に参加し、好成績を収めてきた織田夢海さんは、いまもっとも伸び盛りの15歳。世界ランクもトップ10に入る勢いだが、強い信念をもってというよりは、悠々と自然体に滑るタイプ(に見える)。でもここぞの集中力は研ぎ澄まされていて、次のオリンピックではメダルも期待されている。そんな彼女の1日をカメラで追いながら、いろいろ聞いてみた、ファッションドキュメンタリー。
スケボーはスポーツ、でも楽しく滑る。
FEATURE : YUMEKA ODA | 織田夢海(スケートボーダー)
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―スケボーを始めたきっかけは?
友達に誘われて、家の近くのスクールを遊びで受けてました。
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―スイッチが入った瞬間は?
ある時、ランプの大会で3位になったんです。いい順位とれたから、もっといろんな大会に出たいなって思い始めて練習するようになりました!
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―世界的な大会に出るようになったのは?
小6のときにアメリカでガールズだけの大きな大会をインスタで見つけて応募しました。初めての海外。場所はどこだっけ?あ!サンディエゴ!出場人数も多くて、予選とかもちゃんとあったけど、優勝しました!
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―日本のスケボーレベルはどう?
高いと思う。メイク率もみんな高くてついていけない!
カーディガン: NOR EASTERLY ¥19,580(inc.tax)
パンツ: ALOYE × Ray BEAMS ¥15,400(inc.tax)
ソックス: BEAMS BOY ¥3,740(inc.tax)
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―いつもどこでスケートしてる?
車で30分くらいのところで。一番好きなのは、神奈川県のTHE PARK SAMUKAWAってところ。大きいレールもあって、新しい技にチャレンジするときにちょうどいい高さがあって。
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―いつも何を考えて滑ってるの?
楽しく滑ること。あとちょっとスピードは意識するかな?
シャツ: BEAMS PLUS ¥19,800(inc.tax)
Tシャツ: BEAMS JAPAN ¥6,380(inc.tax)
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―じゃ、スケボー以外の日は何してる?
学校行って、近所の接骨院に行って身体のケアはしてます。体幹とか柔軟とかもしたり、お尻の筋肉ほぐしたり。ジャンプとか。でも、友達とも遊んでるよ。
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―学校ではどんな性格?
うるさいってよく言われる。
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―得意科目は?
理科です。体育はまぁまぁかな。いま授業がバドミントンでめっちゃ楽しい!ハマった!
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―もしスケボーやってなかったら、部活はどうしてた?
陸上とかかな?でも走るのあんまり好きじゃない。バトミントン部がないんです。
ショーツ: Pilgrim Surf+Supply ¥16,280(inc.tax)
キャップ: Ray BEAMS ¥4,180(inc.tax)
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―憧れの選手はいる?
西村碧莉ちゃん。普通に大きいレールに入っていく時に、自信持って滑っているところがかっこいい。
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―得意な技はなに?
キックフリップかな。今はトレフリップを練習してます。調子いい時はできたけど、いきなりできなくなって一回やめてて、最近また練習し始めました。
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―スケボーはスポーツ?
スポーツしている感覚。トレーニングもしてるし。
ロングスリーブTシャツ: NEEDLES × BEAMS BOY ¥17,600(inc.tax)
パンツ: NEEDLES × BEAMS BOY ¥22,000(inc.tax)
ニットキャップ: BEAMS BOY ¥4,180(inc.tax)
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―お気に入りのシューズは?
今日履いていたDC SHOESの「KALIS VULC」。足の形にあってるし、履き心地もめっちゃいい。
抜きやすいっていうか、オーリーする時の引っ掛かりがすごくいい。 -
―今後でてみたい大会は?
アメリカのフロリダで毎年やっているタンパプロって大会。
今年は楽しみにしていたけど、コロナで中止になって。来年はあるといいな。
勝ち負けとかあんま気にしないハッピーな大会だからすごく盛り上がる。 -
―滑る前はどうやって過ごしてる?
すごく緊張している時は音楽聴いてるか、心の中で歌ったりして、何も考えないように。
体がガチガチのときはハイパーボルトで筋肉ほぐしてると、いつの間にか「あ、順番きちゃう!」みたいになる。 -
―来年はどんな高校生になりたい?
学校終わりに友達と合流して、いろんなところに遊びに行きたい。もうイオンはつまらん!!!
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織田夢海
YUMEKA ODA
跳び・回し・擦りといったストリート種目のスケートボードにおける必要要素を全て兼ね備え、次々と高難度なトリックを繰り出す次世代筆頭株。小学校高学年から頭角を現し、現在の世界ランクは11位。未来のトップの座を狙う、いま、一番注目を集めるスケボー女子。
Photo:Takuroh Toyama
Styling:Ayano Nakai
Hair & Make-up:Narumi Tsukuba
Production:MANUSKRIPT
Special Thanks : NOHGA HOTEL AKIHABARA