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About Us

ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

Vol.01 Mr.Shinji Nakajima

My 5 Stylings | 名物スタッフによる"普通の5日間"

Vol.01 Mr.Shinji Nakajima

My 5 Stylings

どんな着こなしのテクニックも、最初はショップや雑誌ではなく、きっと自分らしくあるために、誰かが日々の生活のなかで考え出したもの。それらはその人のライフスタイルに合っているからこそ洒脱に映り、思わず真似したくなる。そしてリアルで日常的であり、即実践できる。そんな生きた服装術の宝庫ともいえる、ビームス屈指の洒落者スタッフによる“普通の5日間”のスタイリングを紐解きます。

第1回目の今回は、ビームス メンズドレス部門の店舗ヴィジュアルを統括するVMD(ヴィジュアルマーチャンダイザー)。落ち着いた外見とは裏腹に、休日はサーフィンに興じるアクティブさも備える中島信司が、5日間の装いを語ります。

Day 1:Meeting
マイルドで落ち着いた大人のウエスタン

「メンズドレスのVMD統括担当は私を含め現在二人で、全国30店舗あまりのウィンドーディスプレーやイベントなどを手掛けています。社内で同僚とミーティングする際は、大体がこうしたラフなカジュアルです。いまは1970年代のテイストが自分のなかで気分であり、そこにトラディショナルな要素をミックスしました。20年ほど愛用するフリンジ付きのジャケットを用い、ウエスタンシャツとデニムを合わせたウエスタン調ですが、双方とも白で統一し、マイルドで落ち着いた雰囲気に。そこにローファーとレジメンタル柄のソックスでプレッピーっぽさを感じさせています。黒縁のボストンフレームも、アクの強いウエスタンをマイルドに見せるのに有効ですね」
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  • Jacket Y.Akamine
  • Shirt BOLZONELLA
  • Pants Levi's
  • Belt BEAMS
  • Shoes J.M. WESTON

Day 2:Window Display
マイヴィンテージスーツをいまどきに着こなす

「スーツは対外的に必要な場合もありますが、ドレス部門のVMDなので週に1〜2回はタイドアップもするようにしています。ウインドーディスプレーの飾り付けは各店のスタッフに任せていますが、シーズンごとのテーマに沿ったコーディネイトや演出を考え、最終的にチェックするのは私の仕事。画像を送ってもらい、毎シーズン全店の飾り付けをチェックしています。このときのスーツは約30年前にオーダーした英国の<ファーラン&ハーヴィー>で、映画『007』のショーン・コネリーに憧れてパンツをL字ポケットにしています。これがいま見るとフレンチを感じさせるので、ラウンドカラーのシャツやタータンのタイで合わせもフレンチを意識しました。このようにスーツは時代ごとのコーディネイトを楽しんでいますね」
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  • Suit FALLAN & HARVEY
  • Shirt International Gallery BEAMS
  • Tie Drake’s
  • Belt MAISON BOINET
  • Shoes ALDEN

Day 3:Commuting
豊富な経験と知識に裏打ちされたミックススタイル

「私は通勤する際、革靴もネクタイも家から身に着けていきます。なぜなら、例えば革靴で雨の日に歩くとどうなるかといったことは、実際に経験しないとリアルにはわからない。その経験こそがお客様へのアドバイスに役立つからです。この日のネイビーブレザーはラペルのシェイプが少し変わっていて、70年代の雰囲気。パンツは<イガラシ トラウザーズ>に無理いってオーダーしたもの。かつてイヴ・サン=ローランが穿いていたようなイメージで、ツータックのテーパードなのに裾はフレアに見えるストレートという変則的なシルエットです」
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  • Coat LE PAR DESSUS
  • Jacket International Gallery BEAMS tailoring by Takahiro Matushita
  • Shirt International Gallery BEAMS
  • Pants IGARASHI TROUSERS
  • Tie ATKINSONS
  • Shoes George Cleverley
  • Bag CELLERINI
  • Umbrella Maglia Francesco

Day 4:Lunch
カントリーに振れないツイードスーツの遊び方

「ランチは会社の近くで外食が多く、この日は味噌煮込みうどんが美味い行きつけのお店へ。同僚と行くときはランチミーティングをしたり、服のことを話したりして食事を楽しんでいます。3年ほど前に仕立てた<ダルクォーレ>の幾何学柄ツイードスーツは、包みボタンの仕様で、フラップポケットはウインザー公のスーツに見られるカーブしたハーフムーンポケットにしています。ツイード生地はウディ・アレンをイメージしました。そこにマルチカラーボーダーのシェットランドニットベストを合わせ、さらにボルドーのタイで色数を増やすなど、コーディネイトで遊んでみました。大好きな映画監督ウェス・アンダーソンの作品に見られる、ファンタジックな雰囲気もあるかなと思うんですけど、どうでしょう?」
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  • Suit DALCUORE
  • Knit fennica
  • Shirt ERRICO FORMICOLA
  • Tie Manifatture Cravatte
  • Shoes POULSEN SKONE & Co

Day 5:Surfing on Holiday
今も新鮮なフレンチサーファーの洒落感

「趣味のサーフィンは高校時代から続けています。90年代中頃に、フランスのサーフィンのメッカであるビアリッツまで板を持って行ったことがあるのですが、そのときに見たフランスのサーファーは基本、カリフォルニアかぶれなスタイル。でも、帽子だけはベレー帽でクルマはシトロエンだったりして、すごくカッコよかった。フランスがアメリカを解釈するという意味では、フレンチアイビーと同じだなと感じたんです。そのときの影響が、ベレー帽やフラッグ柄のガンジーセーターには表れていますね。<バブアー>や<エル・エル・ビーン>のトートは20年以上使っています。デニムは<リーバイス>の646のヴィンテージで10年ほど前に買ったのですが、ようやくフレアシルエットが穿けるような時代感になったかな」
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  • Blouson Barbour
  • Knit fennica
  • Pants Levi's
  • Shoes J.L.Coombs
  • Hat ANATOMICA
  • Bag L.L.Bean

Profile

  • 中島信司

    ビームス メンズドレス部門 ヴィジュアルマーチャンダイザー

    中島信司 Shinji Nakajima

    ビームス メンズドレス部門 ヴィジュアルマーチャンダイザー

    中島信司 Shinji Nakajima

    1966年東京生まれ。ビームス 渋谷店にアルバイトとして入店し、社員となってビームスFに異動。約10年間店長を務め、2004年よりメンズドレスクロージング部門では社内初となるヴィジュアルマーチャンダイザーに就任し、現在メンズドレス全店のウィンドーディスプレーやマネキンのコーディネイトなどを統括する。抜け感のある独特の着こなしは、社内でも一目置かれている。趣味はサーフィンと映画、そして愛犬との公園巡り。サーフィンはクラシックなシングルフィン。映画は多いときでは日に2〜3本観ることもあり、そこからスタイリングのインスピレーションを得ることもあるという。

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