Nishiguchi’s Closet
装いに新たなムードを吹き込む次なる一手 西口修平のアップデートに 欠かせない12の存在
"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。
今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。
本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。
Nishiguchi’s Closet
ビームス Fのディレクター、西口修平が個人的にも新調したいイチ押しアイテムを披露する「西口クローゼット」。
今回はモダンにアップデートした真冬の定番アイテムにフォーカスします。
「ここ数年、スーツは英国調やクラシック、サルトリアテイストなど、オーセンティックな流れが続いています。今季もその潮流は継続していますが、<ビームス F>の新しいスーツはあえてイタリア、なかでも英国的要素も感じられるフィレンツェスタイルにこだわりました。そこで生産をお願いしたのが、イタリアのサルトリアを熟知する<リングヂャケット>です。随所に高度なハンドワークを駆使し、フロントダーツがなく、優美なカーブを描くフロントカットや、傾斜の強いゴージラインなど優雅な印象に。生地は英国製を吟味した、次の定番となる自信作です」
「ゆったりとしたシルエットでリラックスした雰囲気を演出するコートは、今秋冬のマストアイテムのひとつ。メゾンブランドのコートを数多く請け負う<シーラップ>に別注した定番のステンカラーコートもそんな一着ですが、ポイントは90年代のメゾンブランドのアーカイブをベースに、セットインスリーブで旬のドロップショルダーを表現している点です。一見ラグランに見えますが、フロントルックにはセットインならではのスッキリ感があり、大人らしく着こなしやすくなっています。また、あえてカラーをモダンなブラック一色に絞ったのも今季的です」
「この秋冬、アクセントとしてお勧めするのが個人的にも大好きなエスニックパターン。ニットからブルゾンまで幅広いアイテムが揃いますが、英国の<ジョンストンズ>に別注したカシミアストールもそのひとつです。元々は大判サイズだったものをかさばらず、男性でも巻きやすいサイズ感に変更しています。エスニック調のパターンは全体ではなく、フレーム状にあしらわれており、ベースはシックな無地なので合わせやすいはずです。定番スタイルに巻くだけで今季っぽさとラグジュアリーな雰囲気を演出できるアイテムゆえ、ぜひ装いに採り入れてください」
「この秋冬、久々に気分なのがフレンチテイスト。ドレスからカジュアルまでその傾向が見られますが、とくにフレンチミリタリーは個人的にも注目しており、今季は装いに採り入れようと思っています。そこで活躍するのが日本の<ア ボンタ―ジ>に別注したパンツです。フレンチミリタリーの定番チノをベースに、冬用のウールフランネルに載せ替えたモデルで、通常のチノよりも上品に見えます。それでいて2インプリーツや太いベルトループ、深い股上などオリジナルの骨太なデザインは踏襲。普通のチノと同じ感覚でスニーカーなどに合わせてはきたいですね」
「男の定番コートといえばトレンチ。なかでも英国<グレンフェル>の“ケンジントン2”はここ数シーズン継続して展開してきた人気のトレンチですが、今季は同ブランドのニューモデル“ウィンザー”をラインナップに加えました。前者は袖付けがスプリットラグラン(フロントのみセットインになった仕様)なのですが、ずっとラグランスリーブのトレンチが欲しいと思っており、ピッティのブースで後者と出会って一目惚れしたのです。純粋にカッコいいと一目で思えたトレンチですね。個人的にはオリーブカラーをトレンドのブラウンスーツに合わせたいです」
Nishiguchi’s Closet
装いに新たなムードを吹き込む次なる一手 西口修平のアップデートに 欠かせない12の存在
Nishiguchi’s Closet
西口修平をカタチ作る15のモノ
Nishiguchi’s Closet
西口修平をカタチづくる15のモノ