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ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

ダッフルコート

ELEMENTS OF STYLE | 中村達也ブログ

ダッフルコート

3年前から欲しいと思っていたダッフルコート。

色々あってやっと購入しました。

そのダッフルコートは、GLOVERALLのMONTYというモデル。


実はこのモンティ、3年前にBEAMSのFENICAで展開していました。

XSかSかサイズ選びに迷っていたら完売してしまい、翌年はモンティと同じ英国軍のモデルをBUZZ RICKSON’Sで展開したのですが、これも34か36かサイズ選びで迷っていたら完売。

今年はFENICAではGLOVERALLもBUZZ RICKSON’Sも展開はなく、カジュアルの店舗でBUZZ RICKSON’Sを展開しているのですが、ビッグサイズおしなので42と44の展開なんです。

私も少し大きめに着たいと思っていましたが、さすがに3サイズアップは大きすぎて無理でした(苦笑)。

若い人達のビッグサイズはオシャレな感じもしますが、いいオトナや自分のようなオッサンが着るとちょっとイタい感じです。

身長が180㎝以上ある方は、このダッフルおススメです。

ならばBEAMS Fで展開すればということなんですが、INVERTEREのヘリンボーンのダッフルが毎年大人気なので、テイストは違うもののダッフルコートを2モデル展開するのは難しい感じなんです。

そんな事情もあり、あまり社外で洋服は買わない私ですが、今回はコロナ禍で街で探し回ることもできず、ネットで探して購入しました。

 

このMONTY、モデル名の由来は第二次世界大戦の英国軍の将軍 「BERNARD MONTGOMERY」が着ていたことで、その愛称の「MONTY」にちなんでつけられたそうです。

名前の由来通り、第二次世界大戦で英国軍に採用されていたダッフルコートを復刻したモデルです。

ラギッドな服が苦手な私ですが、ダッフルに関してはミリタリー由来のこのモデルがずっと欲しかったんです。

なので、無骨な麻紐とトグルのディティールも刺さります。

トグルは手袋をしていても開閉しやすいというウンチクがありますが、素手でも意外とめにくい・・・

ウンチクより見た目が気に入っているので、使いにくさはあまり気になりません。

海風にあおられないように裾を脚にとめるためのレッグストラップ。

当時の名残りを残すディティール。

こういうクラシックなディティールは好きですが、いま実際に使う人はいないでしょう。

もしかすると自転車に乗る時は便利かも・・・(笑)。

新品の時からすでに少し毛玉があります。

雪や雨が浸透しにくく、船の上で波風に耐えられるように作られているというウンチクがありますが、確かに毛玉のおかげで雨の日に着ても生地の表面に水滴がつくだけで生地が濡れる感じがありません。

毛玉はカセンティーノのナッピングウール好きな自分にとっては、まったく気にならず、むしろ好きな感じです。

ということで、3年がかりで購入したこのダッフルコート、こんな感じで着ています。

キャメルのケーブルのタートルにオフホワイトのチノパン、足元は写っていませんがウオークオーバーのダーティーバックスでした。

いつもと変わらないシンプルなコーディネートです。

PITTIの会場でもここ数年ダッフルコートを着た人を多く見かけるようになりました。

画像はいつもお世話になっているOTOKOMAEさんからお借りしました。

ご覧のように、シンプルにコーディネートした人が多いです。

中にはイタリアっぽいコッテリしたコーディネートの人や、日本では見ないような柄モノやウィメンズっぽいショートダッフルを着た人も意外と多いですが、ダッフルコートはフードやトグルといったディティールが目立つので、シンプルにコーディネートした方が洒落た感じに見えると思います。

色々なスナップをチェックしますが、ダッフルコートに関しては日本人の着こなしが上手いように感じます。

60年代のアイビーから始まって、アメリカ、イギリス、フランスと、色々な国のダッフルコートのブームを通ってきたことが大きいかなと思っています。

ちなみに、私はイタリアはダッフルコートのイメージがほとんどありません。

少なくとも私がイタリアに行き始めた90年代から今までで、ダッフルコートがイタリアで流行ったというのは10年くらい前に流行ったBARKのニットのダッフルが唯一のブームで、それまではイタリア人がダッフルコートを着ているのをPITTIの会場でも街中でもほとんど見たことがなかったんです。

なので、ここ数年で本当にダッフルコートを着た人が増えたなというのが実感です。

そして、ベージュのダッフルが気に入ったので、同じモデルのネイビーも購入しました。

気に入ると色違いで揃えたくなる性分なんです。

実はダッフルコートを着るのは27年ぶりくらい。

当時はインターナショナルギャラリーネームのインバーティアのダッフルを着ていました。

色はベージュで生地はムーアブルックのヘリンボーン。

80年代に流行したフレンチアイビーが、90年代に入るとフレンチトラッドと名を変え再燃していたので、メンズもウィメンズもダッフルコートが大流行していました。

カラーバリエーションも多く展開していましたが、値段がすでに10万円以上していたので何枚も買えるようなものではありませんでした。

色々迷ってベージュを買ったのを今でも覚えています。

自分にとってダッフルコートのイメージはアイビーとフレンチアイビー。

なので、コーディネートのイメージもトラッドぽい感じです。

ネイビーはブレザーに合わせるイメージですが、間違えるとコスプレっぽく見えるので注意が必要ですね。

タータンチェックのパンツ、チルデンニットあたりも注意が必要です。

自分にとっては ”今っぽくもなく昔っぽくもない” というのがダッフルコートのコーディネートのテーマなんです。

ということで、冬もあと一か月ちょっとで終わりで何回着られるかわかりませんが、やっと買えたダッフルコートを楽しもうと思っています。

緊急事態宣言で不要不急の外出は控えていますが、その分外出するときは短い時間でも洋服を着ることを楽しみたいものですね。

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