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About Us

ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

中村達也が“ジャブス”に入れ込むこれだけの理由

My Favorite | 私の、好きなモノ。

中村達也が“ジャブス”に入れ込むこれだけの理由

ビームスのクリエイティブディレクターである中村達也が、休日が訪れるたびにかなりの高確率ではいているという<ジャブス アルキヴィオ>。その魅力の深淵を、中村自身がさまざまな角度から語ります。


1_ドレスとカジュアルの塩梅が絶妙

<ジャブス アルキヴィオ>の魅力を語るうえで避けては通れないのが、出自でしょう。今のハイブリッドなイメージからは、ちょっと想像できないお客様も多いかもしれませんが、そもそも<ジャブス アルキヴィオ>はドレスパンツに端を発するブランド。それこそ、私がピッティに行き始めた頃からその存在自体は知っていました。でも、当時の印象は「きれいなスラックスをつくるブランド」というくらいで他社に比べて特筆すべきポイントがなかったので、バイイングには至らなかったんです。でも、創業当初から磨き続けてきたドレスパンツづくりの技術力は、しっかりと現在まで引き継がれています。だからこそ、ドローコード付きのパンツをつくっても、スラックスのような美しいシルエットや端正な顔立ちはしっかりとキープできている。リラックスした履き心地なのに、見た目はまるでスラックス。そんな硬さと柔らかさの絶妙な塩梅こそが<ジャブス アルキヴィオ>の魅力の真骨頂だと思います。実際にご購入されたお客様からも「はき心地は楽ちんなのに、形がきれいでいいね!」という声をたくさん頂戴しているんですよ。

曰く「休日も、どこに行っても恥ずかしくない装いを常に心掛けている」という中村には、<ジャブス アルキヴィオ>の絶妙なサジ加減はまさに理想的。特にショーツをほとんどはかない彼にとって、夏は特に重宝するとのこと。なんでも、休日になるとほぼほぼ同ブランドのパンツをはいているのだそう。

2_細やかなオーダーに対するていねいな対応

ビームスの“ものづくりに対する目”は、自分たちで言うのもなんですが、とても厳しいと思っています。「このポケット位置をあと数㎜ズラしてほしい」「着丈を数㎜短くしたい」など、そのこだわりは文字通りミリ単位に及びます。私たちが付き合っているイタリアのブランドは長い時間をかけて良い関係性を築き上げてきたので、今では皆ウチがそういう姿勢でバイイングしているということを理解してくれるようになりました。それでもなかなか要望にうまく応えてくれるところは少ないんですよね、実際は……。でも、<ジャブス アルキヴィオ>は、そんな厳しいオーダーにも、嫌な顔ひとつせず、しかもきちんと応えてくれます。私自身が愛用していることもあり、オーダー自体かなり無理を言ってしまっているところもあると思うんですけどね……(笑)。

3_日本人ディレクターの存在

今は、これまでに例を見ないほどにドローコードのパンツがお客様に受け入れられ、その流れを受けてさまざまなブランドからこの手のパンツが提案されています。でも、実は、私がビームスに入社した80年代にも、ドレス業界ではドローコード付きのパンツを仕掛けようとした動きがあったんです。結局、今のような大きなトレンドにはなりませんでしたけどね。その理由は、見た目が緩すぎたり、逆に硬すぎたり……。また、正直細やかな部分のつくりがどうしても甘い部分があったという点も、ドレスクロージングのマーケットには受け入れられなかったポイントなのだと思います。だから、<ジャブス アルキヴィオ>のパンツを初めてバイイングした時にも、「もしかしたら、当時と同じでお客様には受け入れられないかも……」という不安も、正直あったんです。でも、結果的には本当によく売れています。ドローコードが内側にも収納できる。ベルトループが付いているから、さまざまなスタイルに合わせることができる。履き心地を向上させつつ、洗練された見た目にするためにウエストのサイドのみエラスティック仕様になっている。そんな、普通のイタリア人では考えもしないような細やかなつくり込みが、<ジャブス アルキヴィオ>をこのジャンルのオピニオンリーダーへと押し上げつつ、過去とは異なり市場にドローコード付きのパンツを浸透させたもうひとつの要因だと、私は思います。それを支えているのは、紛れもなく、日本人ディレクターである中新井淳平さんの存在が大きい。彼の日本人ならではのディテールを見るセンスなくして、今の<ジャブス アルキヴィオ>はなかったと思いますね。

これからの“ジャブス”に求めたいコト

現在のドローコードパンツトレンドが続く限り、<ジャブス アルキヴィオ>の地位が揺らぐことはないと思います。実際、いろんなブランドをバイイングしましたが、ビームスでもこのジャンルでの売り上げはダントツで<ジャブス アルキヴィオ>がトップですから。良いところがたくさんあるこのブランドに対して、私がさらに要求することはひとつだけ。これは笑い話でもあるんですが、ディレクターの中新井さんたちにコレクションの生地を見せてもらうたびに「もっと柄物の生地のバリエーションを増やしてほしい」と伝えているんです。翌シーズンになってもそんなに増えていないから、結局毎回同じ会話が繰り返されるんですけどね(笑)。でも、日本のマーケットは本国のイタリアよりもっともっと柄物の動きが早い。実際、ストライプなどは本当によく売れているんですよ。ブランド側は無地を強く打ち出していますが、決して彼らが思っているほど柄物との相性も悪くない。だから、柄物の生地のバリエーションを増やすだけで、これまで以上により多くの日本人に受け入れられるブランドに成長していくと、私個人としては思うのですが……。<ジャブス アルキヴィオ>に対する今後の期待も込めて、ぜひ来季以降は柄物のバリエーションを増やしてほしいですね(笑)。


中村達也がオススメする“ジャブス”な着こなし
〜その1〜

こちらはデニム地のスラックスを使用したコーディネートです。Tシャツよりもキッチリとして見える半袖のニットに、リラックスした着心地のジャージージャケットを合わせました。パンツはもちろん、ジャケットのグレンプレイドも中に着たニットも、そして足元のスリップオンも全部ネイビー。だから、誰にでも似合う着こなしだと思います。5ポケットのデニムを“ジャブス”に置き換えて考えたこのスタイルは、デニムよりもだいぶ洗練された印象。あえてクリースをとってはきこなすと、さらにヌケ感のある雰囲気を演出できると思います。

中村達也がオススメする“ジャブス”な着こなし
〜その2〜

一方こちらは、ウール地のグレーを使ったコーディネートです。一枚仕立ての軽やかなジャケットは、ドローコード付きのリラックしたパンツとの相性も抜群。そこにサックスブルーの半袖ニットを合わせ、足元にはブラウンスエードのビットローファーを。夏らしいさわやかさと大人らしい洗練された雰囲気を取り入れた、きれいめのリラックススタイルです。足元をグルカサンダルやベルジャンシューズにすると、さらに軽やかな印象に仕上がります。

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